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(DID)解離性障害について

私が個人的に対面した複数の解離性障害の方々がいます。憑依型と非憑依型、それぞれいます。

解離性障害についてはいろいろなアプローチがあるだろうと思います。
私のやり方では、無理に統合はしません。

個々の人格は、非憑依型であれば、それぞれの存在を認識していて、傍観していると言う感じです。

それぞれに役割があって、ある状態になると人格がスイッチします。
話し方や雰囲気が変わる、顔つきが変わるので別々で他人のように思えました。

私のやり方は、それぞれの人格と話し合い、何を求めているのか、何を傷として持っているのかなどを確認します。

傷ついていることがほとんどですから、それぞれの人格をケアし、明るい人格になってもらっています。

多くの場合は、ケアの最中に別の人格にスイッチされてしまうので、ケアがなり立たないのだと思います。私の手法では、人格のスイッチを阻止してしまうので、スイッチが成立せず、『なにをした?』って詰め寄られることも。

ケアができると、人格を切り替える必要性が薄くなっていきます。

そもそも人格ができた理由は、何らかの抑圧が起こっていて、そこから離脱するための方法です。自分を守ると言えばそれまでですが、別の人格を使って本体を守るろうとしてるのでしょう。

解離性障害は人によって全く違うと考えられるので、必ずしも同じパターンが通用するわけではありません。

別の人では憑依型で入れ替わった後の時間は覚えていなかったり、それぞれの人格同士でのやりとりがないような感じです。

入れ替わることによって自分を守っていることにはあまり変わりはなく、 守るために現れた人格と話をしているとそう言っています。

憑依型でも、各人格と仲良くなって話を進めていくと、そこにある怒りや攻撃性がおさまっていきます。

これは私の特殊なセラピーが効く部分です。

別の人格にスイッチするのを止めて、捕まえて話し込む、敵では無いことを理解してもらい、その人格が望んでいる方向性を後押しする。そういったケアで、各人格が協力者に代わってくれます。主人格についての意見をもらったりすることもあります。

危険のない世界を認識できると、複数人格も落ち着いてきて、必要があれば統合することもあります。ただし、これは本人たちが望む場合です。望まない人格がいる場合は、その子は統合しません。

解離性障害は比較的良くあって、病院に行っていないだけの印象を受けます。自分の中に別の人かいる、気がつくとどうやってそこに来たのかわからないとか、そういったことがある人はチラホラいます。

解離性障害に囚われるのではなく、なぜ、複数人格ができてしまったのかに目を向けて、そこをケアすることをお勧めします。


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