とくさん|MYCOPING
記事一覧
マイコーピング株式会社を創業しました
「とくさん」こと徳政憲和は、マイコーピング株式会社を「創業」しました(法人設立は2019年8月)。7月にアドビ株式会社を退職しており、本日よりマイコーピング株式会社の代表として本格的な活動を開始します。
私が19歳からずっと苦しんでいた不安の問題を解決してくれた認知行動療法。その中核となる概念の一つがコーピングです。不安にただ翻弄されるだけでなく、対処する方法(=コーピング)を身につけたことが、
歳を取ることで人生の可能性は失われるのか?
「歳を取るにつれて可能性は失われていく。ただ、それを『受け入れていくこと』にこそ人生の妙味がある」。こんな内容のポストを見かけた。いま47歳の自分としては、この考え方に深くうなずくところがある。
一方で、歳を重ねることで失われる可能性って、「立身出世」の文脈での話である気もする。世の中を驚かすような達成、会社での出世など、世間の誰もが認める成果を出す可能性は確かに歳を取っていくことで減じていくよ
相手の言っていること実はよく聞いてない問題
明らかなパワハラなどを除いても、仕事において顧客や上司などから、「厳しい」と感じる指摘を受けることは良くある。その「厳しさ」の難しさは、それを受けた時点では、その価値をよく理解できないことだなと思った。
良く分かってないからこそ指摘を受けるわけだし、自分も分かってないからこそ、何か厳しく言われると焦ったり思い悩んでしまう。いったい何が問題なんだろう、と。 で、いろいろ経験積んで、指摘された課題を
一歩ずつ足を前に出し続ける
一般的、抽象的なものでなく、小さく具体的なものに目を向ける、というのは「考え込み」のループを解除するコツですが、人生のさまざまな場面でも真実だなとこの歳になると改めて思う。「一般論の王国に逃げ込むな」は私の人生訓みたいになってます。
フルマラソンの35キロを過ぎてからの辛い時にゴールのことを考えるとダメなんですよね。ゴールまでの道のりの長さに挫けてしまう。だから、一歩ずつ足を交互に前に出すことだ
気分で気分を改善しようとすることの落とし穴について
私が調子が悪くなってくるとすぐやってしまうのが「気分で気分を改善しようとすること」。はやく手を付けなくてはならない仕事がある時に、モヤモヤとした悩みが頭を支配して気分が乗らないと、このモヤモヤを「解消してから」仕事に取り組もうとしがち。で、結果的にこのモヤモヤに頭を支配されて数時間を無為に過ごしてしまったりする…
この、気分で気分を改善しようとしがちなクセと、育児の疲労感が重なると、ほんと仕事全
育児生活、仕事に集中できない問題
育児生活をしていると、「数時間集中して成果物を作る」といったことが上手くできなくなってる感覚があります。もともと長時間の集中が苦手なタイプですが、育児生活でそれがさらに強くなり、資料を作りはじめても、すぐ他のことが気になったりして、なかなか集中して作業出来ないことが多いです。
アメリカ留学で窮地に陥った私を助けてくれたものとは?
今回紹介するのは「ソーシャルサポート」。簡単にいうと「困った時には人から助けてもらおう」という考え方です。予測のつかない困難が次から次と襲ってくるビジネスでも、この考えをよく理解して実践することが自分を助けてくれます。
ただ「人から助けてもらう」ことは思った以上に難しいです。困っているときほど人に頼れなかったりしますよね。まさに、私もそうでした。
例えば、昔の私は悩んでいる時にその辛さを一人で
40代からのキャリアを楽しむコツについて
経験の価値を再定義する重要性
日本は世界一の高齢化社会なのに、40代以降は「キャリアの墓場」的なネガティヴな論調をいまだに見るし、それが世間のイメージになってるのは良くないなと感じる。
年金をもらえるのは65歳からなので、冷静に考えると、40代というのはまだ折返し地点を過ぎただけ。まだ最低20年はキャリアが続くわけで、新卒からの時間と同じくらいの長さが残っているというのは、なかなか迫力のある事
なぜ「育児」について考えない方がよいのか?
概念から考えてしまうことの怖さ
以前キャリアについてこんな記事を書きました
この記事で一番言いたかったことはこの部分になります。
私は20代を通じて自分の「キャリア」についていつも考え、理想のそれと異なる自分の現状を呪い、自分はダメだと自己否定し続けていました。でも、認知行動療法を経て気づいたのは、私は「キャリア」を生きているわけではないということ。キャリアとは抽象化された概念に過ぎず、私が
【マイコピ週報】着実に歩みを進めております
あっという間に4月も終わりでGWですね。私は事業、育児、そして勉強の3足の草鞋をなんとかこなしているうちにもう独立して2年半かと思っている日々です。
「プロフェッショナルファーム型」としてのカウンセリング
アメリカ留学で窮地に陥った私を助けてくれたものとは?
今回紹介するのは「ソーシャルサポート」。簡単にいうと「困った時には人から助けてもらおう」という考え方です。予測のつかない困難が次から次と襲ってくるビジネスでも、この考えをよく理解して実践することが自分を助けてくれます。
ただ「人から助けてもらう」ことは思った以上に難しいです。困っているときほど人に頼れなかったりしますよね。まさに、私もそうでした。
例えば、昔の私は悩んでいる時にその辛さを一人で
ストレス解消法をたくさん持ってストレスに強くなろう
前回は悩みの問題解決の手法である「認知再構成法」について説明しました。自分が悩んでしまう時に、様々な視点から自分に「ツッコミ」を入れられるようになること、が大切なポイントでした。
一方で、自分の悩んでしまう状況や感じたことをメモして、それを「ひとり」で多様な視点から眺め直す、というのは少しハードルが高いのも事実です。私の場合も、最初はなかなかうまくできずに、慣れるまで数ヶ月の時間が必要でした。
上司から怒られたときに立ち直るコツ
前回の記事では「こころを使いこなす」6つのステップを紹介し、ステップ3の「目標を定める」を私の実際のメモを使いながら説明しました。今回はいよいよステップ4の「悩みの解決技法」に入っていきます。
自分に「ツッコミ」を入れるための方法論
認知行動療法では、人が悩み苦しんでいる状況を解決に導いていくための「方法論」がいくつも用意されています。今回はそのうち「認知再構成法」という手法を紹介したいと思い
6つのステップで心を使いこなそう!
前回の記事では、私の経験を交えながらiPhoneやEvernoteを上手く活用して日常的に「メモする」コツを紹介しました。
今回は、「こころを使いこなす」ための6つのステップに触れます。今まで紹介してきた考え方も踏まえて、どんな順序で学んでいくことでうまく悩みに対処できるようになるかを整理したいと思います。
「こころを使いこなす」6つのステップまず「こころを使いこなす技術」は以下のように6つの
コーピングとはなにか? メモすることがストレス対処につながる理由-こころを使いこなす技術⑤
前回の記事では「自動思考」と「認知の歪み」という概念を紹介しました。悩んだ時に「自動的」に湧いてくる悩みの「パターン」を認識することが、心の課題解決のきっかけとなります。
では、その解決に向けて具体的には何をやっていけばいいのか?そこで重要となるのが「コーピング(Coping)」という考え方です。コーピングとは簡単に言うと「ストレスへの対処法」のことです。
昔の私のように常に不安に苛まれている