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#育児 記事まとめ

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妊娠から出産、子育て、教育についてなど、noteに投稿された育児系の記事をまとめていきます。
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2018年7月の記事一覧

子どもを生んで、わたしはまったく料理をしなくなった

タイトルのとおり、子どもが生まれてから11ヶ月、わたしはほとんど料理をしていない。台所に立つのは夫の仕事。薩摩の男尊女卑を地でいく鹿児島の父が聞いたら卒倒しそうだけど、ほんとうなんです。 なんでこうなったかというと。夫の2ヶ月間にわたる育休期間、わたしがむすめを寝かしつけ、その隙に夫がごはんをつくる役割分担で生活していたから。むすめが寝たら、寝室からのそのそ出てきて「いただきます」——この流れが自然と定着して、なんとなくいまも続いているのだ。最近は「ペアリング担当」として、

妹が産まれる少し前。1歳半だった私がストーブに新聞紙を突っ込んだ。

姉の妹だった私は、妹の姉でもあった。3姉妹の真ん中だから。 前回のnoteに、息子を通して思い出した、幼い頃の姉との間での切ない記憶を書いたら、読んでくれる人、共感してくれる人がたくさんいた。それぞれの兄弟姉妹エピソードを語ってくれたりもした。 その中で、まさまささんは、お兄ちゃんという立場で私のnoteを読み、そして、思い出したくない過去なのに鮮明に覚えているという、弟さんとのことをnoteに書かれた。 なぜ、このnoteを書くのか…。 それは自分に対する呪いを解くた

平成最後の年に成人する娘が、親にしてもらえてよかったと思っていること

私は、平成11年、西暦1999年に山梨県で生まれました。 自営業を営む両親に妹とともに育てられ、平成最後の今年度、成人します。 ここまで20年間育てられてられる側だった私は、まだ子育てをしたことがありません。 しかし周りを見渡せば、子供の将来を考えて一生懸命子育てをしている家庭が、たくさんあると思います。 私の両親も、小さい頃から運動に勉強にと、私の将来を考えていろいろなことをしてくれました。 きっと、私が覚えていない両親の努力もたくさんあるでしょう。 しかし逆に

産後クライシスで失うものと、新しい街

産前産後で夫への愛情が大きく減った、という女性の意見を多く聞く。 いわゆる産後クライシスだ。 妊娠する前は 「もし子供ができなかったら、生涯夫と二人の生活でもいいよね」と思っていたのに、 いざ子供が生まれてみると、今度は 「なんなら子供と二人での生活でもいっか」と主語が玉突きされた、という女性もいることだろう。 なぜそんなにも、母となることで夫への感情が変化してしまうのだろうか。 例に及んで完全な私論だが、 父となった男性、母となった女性、両者に心理面での問題がある、

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ひとりの時、ふたりの時、よにんの時

おっぱいさん

0歳の娘に授乳をしていると、自分が「おっぱいさん」だと思うことが何度もある。 生後100日ほど、乳頭混乱を起こしおっぱいをひたすら拒否していた我が子(詳しくはこちら:「おっぱい100日戦争」ぼっ発! 出産直後、母には新たな戦いが待っていた)も、今ではすっかりおっぱい星人と化して、常におっぱいを求めてくる。 (ちなみにトップの写真はまだおっぱいが飲めなかったうぶな頃。) 日中は保育園で離乳食のみ、ミルクも飲んでいないのだから、栄養的には飲まなくても問題なさそうだけれど、私

フライング社員旅行

やってしまった。 夫の会社の社員旅行に娘と私のふたりで参加するため(※ちなみに夫は出張中で参加できない)、朝から娘の離乳食諸々準備をして、娘を抱っこ紐に入れて、1泊分の荷物を担いで、満員電車に乗り込み、集合時間ぎりぎりの朝9時にオフィスに向かうと……。 あれ? 閑散としてる。 もしかして、今日じゃない? そう、今日じゃなかった。 社員旅行、明日からだった……! 私は仕事を、娘は保育園を休んだというのに。冷静に考えて、参加者は家族を含めほとんど仕事しているわけで、平

クーラー問題と「生き物を飼うと優しい子になる説」と

「クーラーを使ったら暑熱に弱い子になる」 「暑さに耐えてこそ、暑さに強い子になる」 酷暑の毎日、小学校にクーラーを、というニュースで必ず目にするこうした意見。いやいや、あなたが子どものころより日本は確実に暑いし、「おれが我慢したんだからお前らも」はきわめてナンセンスな発想では。 ・・・・とまあ、ここらへんはずいぶん議論されていることなので置いておいて。 わたしが気になるのは、「そもそも、暑さを我慢すればほんとうに暑さに強い子になるの?」ということだ。 子育て系の情報は、

プラマイゼロと、ゼロは違う。フリーランスの育休事情

締め切り立て込んでます。到着便がdelayしている飛行機が、さらに機内トラブルで出発できてないくらい、間に合ってない、ごめんなさい。 にも関わらず、息子氏に「今日はママ、おうちにいるから、学童行かなくてもいいよ」と言ってしまったのが運のつき。赤子の時ほど手はかからなくなったけれど、7歳児には7歳児なりに構ってほしい願望あるようで、まあまあ大変でした。今度から急ぎの原稿がある時は、やっぱり学童に預けよう。 子どもが生まれた時、仕事をどうやりくりしたかということを、よく聞かれ

赤ちゃんが教えてくれた孤独はいつまでも続くものではないということ

本当の孤独を知ったのは、長女が生まれて4ヶ月目のこと。 長女は初めての子どもで、全てが初めての経験だった。 妻は出産後4ヶ月半で仕事復帰を果たし、復帰前日の夜、僕は子育てのことを何も知らずに妻にこう伝えた。 「赤ちゃんのことは僕1人で見れる」 当たり前のことだけど、子どもはよく泣く。 空腹、オムツの気持ち悪さ、そして眠気。 大抵の場合これで解決する。       ...はずだった。 確かに赤ちゃんはこの3つが三大欲求だということは間違いない。 でも子育てをする

子どもをあずけて夫婦デートは「かわいそう」?

3連休初日はわたしの誕生日だった。 2週間ほど前、誕生日はどう過ごしたい? と夫に聞かれ、ひさびさにおデートしましょ! とリクエスト。おいしいお酒をたっぷり飲みたいし、ゆっくり話したいし。 ・・・・ということで、10ヶ月の娘はシッターさんにお願いすることに。 当日、娘を預けたのは3時間半。その間いただいたワインも食事もものすごくおいしかったし、なにを話したかすでに忘れたけど、それくらいどうでもいい話で盛り上がった。帰ったら娘はごはんを完食してすやすや寝ていたので、ふたりで

社会で子どもを育てるお母さん(里親)

私は愛知の名古屋からは離れたほどよい田舎に生まれ、両親と祖父母、妹ふたりの7人家族で、同じ敷地内に従兄弟家族が、隣の家には再従姉妹家族が暮らし、幼い頃から家を行き来する、わりと賑やかな家庭で育った。 (ちなみに写真は里帰り出産後、退院日の実家にて。生まれたての我が子の周りには連日人集りが……) よく近所のお姉さんたちが遊びに来て面倒を見てくれたし、従兄弟が野球を、妹がバスケをやっていたので、スポーツ少年少女たちが家でご飯を食べていることもよくあった。いわゆる「血縁」「

「やくそく」をまもれない。

4歳になる息子との間でもめる、うーん、もめるってのは正確じゃないな。なんだろう、わたしがイライラしたり、ケンカみたいになるとき。 最近、いちばん多いのが「やくそくをまもらない」だ。 「15分になったらウルトラマンおしまいってやくそくしたじゃん!」 「ねぇあと3回やったらおふろはいるって言ってなかった?」 こんなようなことをわたしは息子によく言っていると思う。 それでさいごはこう言う「やくそくしたじゃん!」と。 ** 約束をまもってもらえないというのはやっぱり悲しい。

自己紹介

初めまして、ライフコーチのボーク重子です。 2017年7月、全米の女子高生が知性や才能、リーダーシップを競う大学奨学金コンクール「全米最優秀女子高生」で娘が優勝し、その子育て法を書いた「世界最高の子育て」がベストセラーとなりました。 それがきっかけで2018年4月には「人生が変わる1分間の深イイ話」に取り上げていただいて以来、「ライフコーチってなに?」という質問を受けることがたくさんあります。 50歳の再出発一言で言うと「自分らしい幸せな人生を作るお手伝い」をする仕事な