チャーブー・リラウン

音楽レビューを中心にやっていこうと思う次第です。 文章力も音楽的知識もほぼ皆無なので期…

チャーブー・リラウン

音楽レビューを中心にやっていこうと思う次第です。 文章力も音楽的知識もほぼ皆無なので期待はしないで… レビューするにあたり歌詞などの解説等はあくまで個人の勝手な主観になります。

最近の記事

電気グルーヴ「VITAMIN」レビュー

1993年発売の4枚目のアルバム。前年発売の「KARATEKA」まではヒップホップ要素の強いコミックバンド路線だったが、卓球がロンドンで経験したアシッド・テクノに影響され、本格的にテクノを取り入れていくようになり、後のソロ活動の原点の一つともいえるアルバムとなる。前半はいつもの歌もの、後半はカバー含む本格テクノのインスト曲、最後にボーナストラック扱いで収録された「N.O.」という構成。また電気グルーヴの曲の特徴であり、名機ともいえるシンセサイザー「TB-303」を全面に取り入

    • 世界の終わり(SEKAI NO OWARI)「EARTH」レビュー

      2010年にインディーズからの発売。世界の終わり名義としては唯一のアルバムで、バンド初のアルバム第1作目になる。今現在のセカオワ独自の世界観(イメージ)がまだ未完成のジグソーパズル状態だったイメージ。だが全体の曲の雰囲気のピースはすでに埋まっており、未完成のパズルでも十分満足できるアルバムである。 基本サウンドをメインで聴く自分だが、セカオワはどちらかというと歌詞をメインに聴いてしまう分類のアーティストだ。 メンバー 深瀬慧・・・ボーカル、ギター 中島真一・・・ギター 藤崎

      • ORANGE RANGE「ИATURAL」レビュー

        2005年発売の3枚目のアルバム。このアルバム発売前にメンバーであったKATCHANが脱退した為、5人体制となってから初のアルバムとなる(シングル「*~アスタリスク~」から「お願い!セニョリータ」までKATCHANが参加していた曲も収録されている為、実質最後に参加するアルバムでもある)。「musiQ」まではロックバンド的な側面が大きかったのに対し、本作はそこに電子音がこれまで以上に散りばめられているのが特徴。同じ19曲入りの双方と比べると音の違いが出ている。リーダーのNAOT

        • 坂本龍一「千のナイフ」レビュー

          1978年発売。日本のみならず世界的にも有名人である坂本龍一のオリジナルアルバム1作目。それまでスタジオミュージシャンとして活動していた坂本は当時YMOと並行する形で本作を制作し、YMOの1枚目のアルバムより1か月前にリリースされた。初のアルバムにしてこれ以降のアルバムと比べても全く劣らないむしろ本作が最高傑作と言ってもいいほど聴きごたえがあり、多くの人が衝撃を受けたであろう名アルバム。本作に使用されたシンセサイザーの数は歌詞カードの覧を見ると11機、当時なら値段はかなり高価

        電気グルーヴ「VITAMIN」レビュー

          平沢進「時空の水」レビュー

          1989年発売。平沢進のソロアルバム1作目。前年にP-MODELのバンド活動を凍結(活動休止)し、レコード会社もポリドールに移りソロアルバムを制作。まだ平沢自身も音楽性を模索していた時期でもあったのか、P-MODELではまずやらないような作風の曲が多くある一方、P-MODEL時代に披露した曲のセルフカバーや、本来発売されるはずだった幻のアルバム「モンスター」に収録予定だった曲も収録されている。 本作から3枚目の「ヴァーチュアル・ラビット」まで参加ミュージシャンを多く招いている

          平沢進「時空の水」レビュー

          堀江由衣「水たまりに映るセカイ」レビュー

          2000年発売。今日まで超有名アイドル声優である堀江由衣初のオリジナルアルバム作品。歌手活動自体は以前から行ってはいたものの、アルバムデビューとなるのは今作からなので全体的に今と比べると結構初々しい印象が逆に愛らしさがある。 タイトルは童話「鏡の国のアリス」からとられたもの。 収録曲 1.桜 2.Insistence 3.おはよう 4.ラブリー 5.着心地の悪い恋なんて 6.約束~eternal promise~ 7.洗濯機の中から 8.愛のカタチ 9.スコールクロール 1

          堀江由衣「水たまりに映るセカイ」レビュー

          電気グルーヴ「人間と動物」レビュー

          2013年発売の12枚目のオリジナルアルバム。これまでの電気のアルバムと比べると収録曲すべて歌もので構成されているのが特徴で珍しくインストが一切ないアルバムでもある。ジャケットの鮭を咥えたパンダは電気のPVでお馴染みCGデザイナーの田中秀幸と元メンバーの砂原良徳がデザインしている。 2008年以降再始動した電気のアルバムの中では個人的に一番好きなアルバム。 メンバー 石野卓球・・・ボーカル、パーカッション、ベース、ギター、シンセサイザー ピエール瀧・・・ボーカル、パーカッシ

          電気グルーヴ「人間と動物」レビュー

          P-MODEL「IN A MODEL ROOM」レビュー

          1979年発売。前身のバンドであるMANDRAKEが解散とほぼ同時にP-MODELを結成。メンバーであった平沢進、田中靖美、田井中貞利がそのまま続投し、MANDRAKEのファンであった秋山勝彦が加入した所謂P-MODEL初期メンバーによる記念すべきアルバム第1作目である。更に本作の音楽プロデューサーとして佐久間正英を招いている。 P-MODELは時期によって音楽性が変わる傾向にあるが、初期は田中靖美のキーボード捌きが映えたピコピコしたシンセサウンドを全面的に響かせたテクノポッ

          P-MODEL「IN A MODEL ROOM」レビュー

          ORANGE RANGE「musiQ」レビュー

          2004年12月発売。2枚目のアルバムにして彼らにとって最大の売り上げを記録したアルバム。本作に収録されているシングル曲はすべて当時のオリコン1位を獲得したまさに全盛期真っただ中だった。 前作以上にバラエティに富んだ作品で全19曲というボリュームの多さが特徴。他アーティストのオリジナルアルバムでもここまで曲数の多いアルバムはあまりお目にかからない。 この翌年に発売したシングル「お願い!セニョリータ」を最後にドラムのKATCHANが脱退する為、実質6人で作り上げた最後のアルバム

          ORANGE RANGE「musiQ」レビュー

          現在所有しているアーティストCD・音源(その他)

          サントラやオムニバスなど。 邦楽編で挙げたアーティストが手掛けたサントラは省く。 サウンドトラック(アニメ)エヴァンゲリオン ・EVANGELION FINALLY ・EVANGELION THE BIRTHDAY OF Rei AYANAMI ・EVANGELION: 1.0" YOU CAN (NOT) REDO. ・EVANGELION: 2.0" YOU CAN (NOT) REDO. ・EVANGELION: 3.0" YOU CAN (NOT) REDO. ・E

          現在所有しているアーティストCD・音源(その他)

          現在所有しているアーティストCD・音源(洋楽編)

          20代からCDと音源を集めてもう10年以上… 割と数年前になって洋楽アーティストも聴いてます。ただ邦楽編で挙げたアーティスト以上に比較的マイナーかつ今も活動しているのか怪しいアーティスト陣ばかりだ。というか少ない!もっと聴こう!! Art of Noise ・(Who's Afraid Of?) The Art of Noise! ・The Seduction of Claude Debussy ・Daft(ベスト) ・The Best Of The Art Of Nois

          現在所有しているアーティストCD・音源(洋楽編)

          現在所有しているアーティストCD・音源(邦楽編)

          20代からCDと音源を集めてもう10年以上… 今やサブスクが牛耳ってるこの世の中、もうCDを買って聴いて集めてる人も私くらいのものでしょう。たまに職場とかの人等にCDを買ってるなんて言えば「えぇ!?」と驚かれる事も多くなった…そんなビックリする? とはいえ、家にCDを置ける場所がなかなかに厳しくなったので仕方なしに手放したCDも数多い(だから「音源」という言葉も用いている)。 ただ集めて聴いてるだけじゃなんかつまらん、と思い、最近になって語彙力散漫なレビューを始めた。 ちなみ

          現在所有しているアーティストCD・音源(邦楽編)

          電気グルーヴ「FLASH PAPA」 レビュー

          1991年発売の1枚目のオリジナルアルバム。発売当時のメンバーは石野卓球、ピエール瀧、CMJKによる3人でCMJKが唯一メンバーとして参加していおり、このアルバム発売後に脱退する。レコーディングはイギリスのマンチェスターで行われた。プロデュースはトニー・マーティン、ティム・オリバー、ダーリン・ティドセイ、サイモン・クロンプトン、アンディ・バーキンショー、マーク・ホール。 このアルバムの特徴は何といってもおふざけ路線のヒップホップを取り入れたテクノ、ハウスとなっており、この路線

          電気グルーヴ「FLASH PAPA」 レビュー

          ORANGE RANGE「1st CONTACT」 レビュー

          沖縄が生んだ6人のモンスターバンドによる彼ら初の1枚目のオリジナルフルアルバム。 このバンドの特色ともいえる低音(RYO)・中音(HIROKI)・高音(YAMATO)の3ボーカルによる掛け合いがこれでもかというほど盛り込まれているほか、ゴリゴリなロックな曲、ノリノリのポップナンバー、テクノ調のエレクトロテイストの曲、ストリングスを用いた壮大なバラードなど幅広い音楽性を持ち、現在のアルバムにも引き継がれている。 近年の彼らの作品と比べると当然ながらバンドサウンド目立つ一方。3枚

          ORANGE RANGE「1st CONTACT」 レビュー