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太のストーリー

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生きる姿を、音楽と。太のストーリーを紹介します。
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記事一覧

鮫洲駅の停車時間のような日々で

鮫洲駅と聞いて多くの人が連想するのは、教習所か、または京急線の停車時間なのではないないだ…

君が生まれて、虎ノ門に向かう銀座線で泣き笑いしたくなったことを思い出した

自分の人生の底と言えば、いまからちょうど7年前だ。 思い返すと、自分で引き起こした出来事が…

明大前で降りて、大学生と並んで食べた家系ラーメン

社会人5、6年目の頃、京王線と京王井の頭線で、渋谷の会社まで通勤していた。 さすがに学生気…

汐留の高層ビルから見た東京の夜明け

大学時代、汐留のとある会社でバイトをしていた。 24時間対応のシフト制のバイトで、夜勤に入…

京王永山駅のラーメン屋で後輩が言ってくれたこと

社会人になってから、一度だけボランティアサークルに入っていたことがある。ただ仕事でパワハ…

崎陽軒の読み方を知ったのは、新木場から帰った18の夜

TwitterあらためXの治安が悪い。 僕がはじめてTwitterに手を出したのは高校を卒業した2010年で…

2024年3月23日のZINE FEST出展決定!

みなさん、こんにちは。環です。 この度、2024年3月23日に吉祥寺PARCOで開催されるZINE FESTに参加することが決まりました! noteで公開しているさまざまな物語を印刷し、ZINEにまとめて出展します! もしかしたらnoteで公開していない新作もあるかも!? 今回は環、私の物語でよく登場する美香、そしてイラストレーターの友人と一緒に参戦します。 私も太も、読んでくださるみなさんに会いたいといつも思っているので、ご都合が合えばぜひお越しください! ZINE

新宿歌舞伎町の喫茶店で行われた社会人予行演習

大学生の頃、音楽雑誌を作るという名目で集まって、ひたすらダラダラするサークルに入っていた…

豊島園近くの生活には映画館と美味い焼き鳥屋があった

住んでいる家の近くに映画館があることは、確実に暮らしを豊かにする。 そのことに気づいたの…

荻窪の本屋や食堂と同じように、僕の日常も着実に前に進んでいる

ちょうど3年前、当時住んでいた家から一時間近くかけて、奥さんと一緒に自転車で荻窪まで行っ…

同級生と芝公園駅に向かいながら、僕は東京タワーを変顔で見上げた

高校に入学して間もない春、同じサッカー部の同期が練習中に大怪我して入院することになった。…

口コミが少ない練馬駅前のラーメン屋

「某口コミサイトで評価3.5以上のお店は美味しい」 という話がよく聞かれるようになってからと…

2023年の音楽とストーリー

こんばんは。 早いもので、2023年も終わりですね。 今年最後の更新になります。 みなさん、今…

敷居が高かった学芸大学が一気に身近になった喫茶店

都内の東横線沿線の駅は、遊びに行くことはあっても、住むには敷居が高い。 東京で生まれ育ちながらも、いや生まれ育ったからこそ、そんな風に感じ続けている。 代官山、中目黒、祐天寺、学芸大学、都立大学、自由が丘、田園調布。 自分の経済力的にそれらの街に住むのはハードルが高いというのが前提にありつつ、それを差し引いて考えても、自分ごときが住むのは烏滸がましいという気分になってしまうのだ。 僕が生まれ育った場所は、年に一回のお祭りを楽しみに生きていて、肩に大きな神輿こぶのあるおじ