星野梟月(Hoshino Owl)

名前の読み方は滅茶苦茶です。好きなものは科学とお笑い、あと変わった名前とか。

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  • エッセイらしきものばかり

    何がエッセイなのかよく分かっていない人が書いたエッセイらしきものです。

  • 題名読書感想文

    本の中を読まず、題名だけ読んで適当なことを書いています。

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    お笑いに関する記事をあれこれまとめています。

  • 笑いに関する名言集

    笑いに関係する言葉が入っている名言、笑いに関係する仕事をした人の名言、笑う余地がある名言を集めた名言集のつもりです。

  • 面百科学(おもももかがく)

    科学の話はしているけれども、これは面白いのだろうか。そんな内容の文章が集まっています。

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固定された記事

もう少しちゃんとした自己紹介

 私のnoteは「やってみたら」と誘われて登録してから1年放置し、「1周年記念」のバッジをもらって初めて「こりゃヤバい」と思って本格的に更新するようになったという事情…

カツアゲが現実を揺るがす

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死後の楽園の死後

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題名読書感想文:27 愛情の果て、興味の極致

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カニとの戦いに備える人

 エビやカニが嫌いな友人がいるんです。ここでは蟹江さんとしておきます。蟹江さんがエビやカニを嫌う理由はアレルギーだからではなく、見た目が気持ち悪いからなんだそう…

猫を眺めるのも気をつけたい

 仕事先から自宅へ戻る途中で、怪しい男性を見たんです。とあるお宅の庭を、壁越しに見てニヤニヤしているんです。  当時スッカリ日が暮れて辺りは暗く、男性は街灯の光…

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 人生には「よりによって」ということがございます。一番失敗してはいけないタイミングで失敗したりする。たまたまそういうことばかりよく覚えているのか、それとも「より…

食べ物の未来はちゃんと軟らかくなるのか

 何かの番組で「最近の若者は硬いものを食べていないから顎がとがっている」というようなことを言っていました。私は驚いたんです。「まだ食べ物が軟らかくなっているのか…

題名読書感想文:26 素材集は自治体にもお寺にも向けて

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言葉遣いから見るTHE SECOND 2024 グランプリファイナルの感想

 いいネタはいい文章でできていることが多い。そんな偏見を根拠に、大型賞レースを中心にネタの一部を書き起こし、調べたり考えたりして、勉強するフリをしています。  …

すげえぜ鴎外パス

 過去の偉人を冠した記念館が全国に存在しているんです。とりあえず、「記念館」で検索したところ、人名を冠した記念館で最も上に出てきたのは岡本太郎記念館でした。  …

アシダカ砲、発射

 実家には昔からアシダカグモと呼ばれる大きなクモが生息しています。不意に近くで動かれるとさすがにビビりますが、壁にへばりついているのを見るくらいでは何も思いませ…

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 「無限の猿定理」というものがあるわけです。まず、おサルさんにキーボードをカタカタ打ってもらう。おサルさんは適当に打つでしょうから、大体は文字が滅茶苦茶に並んだ…

THE SECOND ノックアウトステージ出場芸人のM-1戦績を調べました

 お笑いの大規模賞レースへ新たに参入したTHE SECONDは、参加条件が結成16年以上のプロであり、大型賞レースでの優勝経験がない組と、M-1で結果を残しきれなかった人への…

もう少しちゃんとした自己紹介

もう少しちゃんとした自己紹介

 私のnoteは「やってみたら」と誘われて登録してから1年放置し、「1周年記念」のバッジをもらって初めて「こりゃヤバい」と思って本格的に更新するようになったという事情があります。そのため、自己紹介記事は謝罪と言い訳と将来の不安にあふれていました。それが以下の記事です。

 それは自己紹介としてどうなんだと、ずっと思っていましたので、「2周年記念」と「365日毎日連続投稿(記事)」のバッジ獲得を機に

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カツアゲが現実を揺るがす

カツアゲが現実を揺るがす

 今でも問題になってると思うんですけど、カツアゲというのがあると思うんです。中高生くらいになると、ちょっと年上の怖い人から「カネくれや」と言われ、お金を巻き上げられる例の犯罪です。

 私も高校生の頃、1回だけ遭遇しました。友人3人と一緒に頭の悪い話を自転車をこぎながら下校をしていたんです。通学路は大きめのチェーン店と住宅地が混ざり合う、車通りの多い道でございまして、地方都市の郊外にありがちな景色

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死後の楽園の死後

死後の楽園の死後

 子供の頃、ゲームにハマっていました。特にRPGが好きで、ドラクエやFFといった有名どころから、知る人ぞ知る名作、クソゲーと隣り合わせゆえにカルト的人気を誇る怪作に至るまで、いろいろ楽しんでいました。

 ゲームをしまくる私を見て、母もRPGに若干の興味を抱いたようです。画面を見ては「今は何をやっているの」と聞いてきたり、母自身も攻略本を買って忙しい中、実際にやってみたりしていました。

 そんな

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題名読書感想文:27 愛情の果て、興味の極致

題名読書感想文:27 愛情の果て、興味の極致

 本の題名だけで読書感想文を書こうという試みが題名読書感想文でございます。試みた先に何があるというわけではありませんが、とにかく試み続けているんです。

 今回のテーマは「愛情表現」です。本には著者の好きなもの、興味があるもの、時間と手間を費やしてきたものを書きまくったタイプが結構ございます。著者が本当に書きたいものを書いているに等しく、面白いものになりやすいからなのでしょう。

 その手の本は往

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カニとの戦いに備える人

カニとの戦いに備える人

 エビやカニが嫌いな友人がいるんです。ここでは蟹江さんとしておきます。蟹江さんがエビやカニを嫌う理由はアレルギーだからではなく、見た目が気持ち悪いからなんだそうです。蟹江さんが言うには「虫が食べられないのにカニを食べられる人がなぜこんなにも大勢いるのか理解できない」とのことです。

 ネットで軽く検索したら、蟹江さんのような方は他にもいらっしゃるようです。そう言われてみればカニやエビは不気味な外見

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猫を眺めるのも気をつけたい

猫を眺めるのも気をつけたい

 仕事先から自宅へ戻る途中で、怪しい男性を見たんです。とあるお宅の庭を、壁越しに見てニヤニヤしているんです。

 当時スッカリ日が暮れて辺りは暗く、男性は街灯の光を背に受けているためか顔が影で見えづらい。それがまた笑顔を不気味にしているんです。ましてや人の庭をガン見しているわけでございまして、不審なこと限りなしです。

 最初は来た道を引き返そうとしましたが、すぐにひとつの予想が思い浮かびまして、

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規制線の現実を見た

規制線の現実を見た

 その昔、とある取引先へ打ち合わせに行ったんです。ビルが立ち並ぶ都会でございましたが、近くでは新たにビルを建設している、今なお進化している都市でございました。

 外でサイレンの音がするとは思ってたんです。でも、そんなことはままあることですし、そもそも仕事中でございましたから、そんなに気にしてはいなかったんです。

 打ち合わせは朝に始まり、昼になっても終わる兆しが見られませんでした。もともと長時

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よりによって前輪後輪ハンバーガー

よりによって前輪後輪ハンバーガー

 人生には「よりによって」ということがございます。一番失敗してはいけないタイミングで失敗したりする。たまたまそういうことばかりよく覚えているのか、それとも「よりによって」という失敗は他の失敗より多いのかしりませんが、とにかく「よりによって」ということが世の中は起きるんです。

 例えば、私の知人も「よりによって」をやらかしたひとりです。ここでは吉木君としておきますけれども、彼とは小学校から高校まで

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食べ物の未来はちゃんと軟らかくなるのか

食べ物の未来はちゃんと軟らかくなるのか

 何かの番組で「最近の若者は硬いものを食べていないから顎がとがっている」というようなことを言っていました。私は驚いたんです。「まだ食べ物が軟らかくなっているのか」と。

 と申しますのも、私も子供の頃に同じことを両親から言われていたんです。硬いものを噛まないから、顎がとがっていると。このままでは親知らずの生えるスペースがなくなって、そのうち抜かなければならなくなると。

 親知らずを抜くのはものす

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題名読書感想文:26 素材集は自治体にもお寺にも向けて

題名読書感想文:26 素材集は自治体にもお寺にも向けて

 題名だけ読んで本の感想を書く。それを感想文と言い張るのが題名読書感想文です。読んだならちょっとも全部も同じだろの精神です。もちろん、同じではありません。

 今回のテーマは「素材集」です。

 そうなんです。本の中には素材集というジャンルがあるんです。ちゃんと辞書にも載っています。

 繰り返しますけれども、素材集はひとつのジャンルなんです。つまり、たくさんある。競合だらけなんです。そうなると、

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言葉遣いから見るTHE SECOND 2024 グランプリファイナルの感想

言葉遣いから見るTHE SECOND 2024 グランプリファイナルの感想

 いいネタはいい文章でできていることが多い。そんな偏見を根拠に、大型賞レースを中心にネタの一部を書き起こし、調べたり考えたりして、勉強するフリをしています。

 今回は2024年5月18日に開催されたTHE SECOND 2024 グランプリファイナルでございます。ご紹介する順番はベスト8、ベスト4、準優勝、優勝となっておりまして、ベスト8とベスト4はそれぞれネタ順に並べてあります。

 漫才の一

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すげえぜ鴎外パス

すげえぜ鴎外パス

 過去の偉人を冠した記念館が全国に存在しているんです。とりあえず、「記念館」で検索したところ、人名を冠した記念館で最も上に出てきたのは岡本太郎記念館でした。

 このように、記念館の頭にくっつく人名は芸術関係で名を馳せた方が多いようです。具体的には美術とか、あとは文学ですね。

 人名を冠した記念館には、当然ながらその人物にゆかりのある資料が揃っています。簡単なプロフィールから功績の解説はもちろん

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アシダカ砲、発射

アシダカ砲、発射

 実家には昔からアシダカグモと呼ばれる大きなクモが生息しています。不意に近くで動かれるとさすがにビビりますが、壁にへばりついているのを見るくらいでは何も思いません。それくらい身近な生き物です。

 家族の間で「クモは益虫」との考え方が根付いていましたから、追い払うようなことはしませんでしたし、殺傷するなんてもってのほかでした。たとえ近くにいても向こうから逃げていきますので、見かけても放置していまし

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送迎バスに翻弄される

送迎バスに翻弄される

 街中を走る自動車に、意外と送迎バスが多いんです。学生を送り迎えする学校のバス、近くの自動車教習所が運営しているマイクロバス、商業施設と駅を繋ぐシャトルバスなどが普通に走っている。

 ある時、私がジョギングをしていますと、一台のバスが追い抜いていきました。ボディにはスクールゾーンの標識が描かれていたため、学校の送迎バスだと分かりました。中には子供が何人も乗っており、恐らく生徒を送り迎えしている最

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無限の猿と乗り過ごし苦労

無限の猿と乗り過ごし苦労

 「無限の猿定理」というものがあるわけです。まず、おサルさんにキーボードをカタカタ打ってもらう。おサルさんは適当に打つでしょうから、大体は文字が滅茶苦茶に並んだ、とても文章とは言えないものができあがる。でも、滅茶苦茶に打ったとしても、ものすごく低い可能性ではあるが、ちゃんとした文章が出来上がる可能性はある。それこそたまたまシェイクスピアの作品を打つ場合だってありえる。だから、非常に膨大な時間をかけ

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THE SECOND ノックアウトステージ出場芸人のM-1戦績を調べました

THE SECOND ノックアウトステージ出場芸人のM-1戦績を調べました

 お笑いの大規模賞レースへ新たに参入したTHE SECONDは、参加条件が結成16年以上のプロであり、大型賞レースでの優勝経験がない組と、M-1で結果を残しきれなかった人への救済措置とも言える大会となっています。大会名からもそれがうかがえます。実際、昨年は準優勝のマシンガンズが再ブレイクを果たし、大会としての目的を果たした形となりました。ノックアウトステージ、すなわち事実上の本戦に出場したことで「

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