フラワーエッセンス絵日記

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フラワーエッセンス絵日記

気軽にご連絡いただけると嬉しいです🌸⇨papillon.0938@gmail.com 雅に生きる。美しきやまとなでしこは世界の光。

マガジン

  • 心に留めておきたい言葉たち

    心に残っている言葉について綴っています。 これらの言葉が少しでもまた誰かの心にふ微かでも光を灯すことができれば嬉しいです。

  • 源氏物語にまつわる徒然

    光る君へ、をきっかけに自分の中で情熱が再燃した源氏物語から感じたことをフラワーエッセンスのことなども交えて書いています。

  • Le Dit du Genji

    J’écris sur Le Dit du Genji et les essences de fleurs que je voudrais choisir pour certaines princesses de ce qui est l'un des romans les plus beaux au monde.

  • The Tale of Genji

    I’m writing about The Tale of Genji and flower essences which I would like to chose for some princesses from this one of the most beautiful novels in the world.

  • 光る君へを見て

    ドラマ『光る君へ』から考えた人生や美にいて徒然に書いています。

最近の記事

源氏物語とフラワーエッセンス〜六条御息所

六条御息所について書くことと自己受容 先日、葵の上に渡すフラワーエッセンスについて書いたので、「葵の上ときたら、やはり六条御息所でしょう」ということで今回は六条御息所について書くことにしました。 実は昔からわたしはあまり六条御息所が好きではありませんでした。 劣等感強く、嫉妬深い。 でもなまじ美しく教養も深いゆえプライドも高く、嫉妬心や劣等感を抑圧し続けた結果、それらが『物の怪』という形で自他を苦しめる。 にも関わらず、自分を大切にしてくれず、ここまで苦しめる光源氏か

    • 源氏物語とフラワーエッセンス〜葵の上

      姫君たちに渡すエッセンスを考えることについて 源氏物語に登場する姫君たちにもしフラワーエッセンスを渡すとしたら・・について当初書き始めた時は、とにかく楽しく気が済むまで書こうと思っていたのですが、登場するメインの姫君たちについて全員書いていこうという心境に変化してきました。 その理由の1つに、”源氏のまわりに現れてくる女性たちが、すべて作者、紫式部の分身である”という『源氏物語と日本人』の中での河合隼雄先生の分析・見解があります。 わたし自身、姫君たちに渡すフラワーエッ

      • 心に留めたい言葉たち〜4〜

        蓮は泥水の中に咲くけれど、花は決して泥色に染まらず、泥水の養分を吸収して、美しく静かに清らかに咲く。 人も生きていれば苦しいことや、辛いこと、哀しいこと、絶望することもある。 あるいは目を逸らしたくなる醜い自分も存在している。 そんなぐちゃぐちゃの人生の『泥水』。 そんな『泥水』を養分に、わたしという美しく神々しいお花を咲かせることができる。 泥水の中で咲く蓮のお花のように。 哀しいことや辛いことはやっぱり少ない方がいい。 でもこの言葉は、望まずもある全ての哀しみ

        • 意地悪だったり、見下したり、残酷だったり、冷酷だったり、嫉妬深かったり、許せなかったり、依存的だったり、怠惰だったり、ずるかったり。 そんな自分の暗い影と闘わず、その影ごと思いっきり抱きしめよう。 全部ひっくるめて、それでも美しいかけがえのないあなた。

        源氏物語とフラワーエッセンス〜六条御息所

        マガジン

        • 心に留めておきたい言葉たち
          4本
        • 源氏物語にまつわる徒然
          9本
        • Le Dit du Genji
          1本
        • The Tale of Genji
          1本
        • 光る君へを見て
          6本
        • 各フラワーエッセンスについての私見
          7本

        記事

          五月待つ ネロリの香をかげば

          五月を待って咲く花橘の香りをかぐと昔愛した懐かしい人の袖の香りがする。 こちらの歌も、なんとなく耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。 耳触りが美しく、まるで橘のお花の香りまで薫ってきそう。 柑橘のお花の爽やかながら甘い香りの表現が、この歌を悲しいものではなく、切ないながらもロマンチックなキュンとする感じにしてるなぁなんて感心しております。 この歌の存在により、平安時代には橘=追憶が定着したそうで、基本的には昔を思い出す文脈で橘は平安文学に本当によく出て

          五月待つ ネロリの香をかげば

          人の根源的な価値、というのは社会的な基準で決して測れるものではないということを忘れないでいたい。 根源的な価値という魂そのものの輝きは何があっても揺るがない。 何が起きてもどんな状態でもいつも胸の真ん中で燦然と眩い輝きを放っている。

          人の根源的な価値、というのは社会的な基準で決して測れるものではないということを忘れないでいたい。 根源的な価値という魂そのものの輝きは何があっても揺るがない。 何が起きてもどんな状態でもいつも胸の真ん中で燦然と眩い輝きを放っている。

          こんなとき、のフラワーエッセンス

          先日、自分の気持ちを書くということについて、この記事を書きました。 ただ、わたし個人の経験として本当に打ちのめされたり、絶望したりしていて心身ともに疲弊しているときには、『書く』という行為すらできない、そんな余力がないということもありました。 「書いたり話したり。。それさえ今は出来ない、やりたくない」 「ただ静かに横になっていたい」 そんなときにフラワーエッセンス、もといお花のエネルギーはとても優しく寄り添ってくれます。 フラワーエッセンスは口に入れること、あとは肌に

          こんなとき、のフラワーエッセンス

          書く、という自分への愛の行動

          理解して欲しい、という気持ち 「どうしてこの人はわたしの気持ちを理解してくれないのだろう」 「誰もわたしの気持ちを理解してくれない」 こんな風に感じたことは一度もない、という方はほとんどおられないのではないかと思います。 あるいは、さして親しくない人や、関係性の遠い人にはそこまでこういった感情を抱かないけれど、親しく近い間柄、あるいは好意を持つの存在に対しては抱いてしまうという方も少なくないのではないかと思います。 かく言うわたしは情けないことに、「誰もわたしの気持

          書く、という自分への愛の行動

          いつも読んでくださったり、スキをくださるあなたに心から感謝しています。 わたしが己の心を癒すために書いているものが、あなたの心にも少しでも寄り添えていたら。。そう願って書いています。 生きづらさを感じているかもしれないあなたは美しきお人。 あなたの幸せと自由を祈っています。

          いつも読んでくださったり、スキをくださるあなたに心から感謝しています。 わたしが己の心を癒すために書いているものが、あなたの心にも少しでも寄り添えていたら。。そう願って書いています。 生きづらさを感じているかもしれないあなたは美しきお人。 あなたの幸せと自由を祈っています。

          心のなかの見えない愛の証

          私の命はもうすぐ尽きてしまうでしょう。せめて、あの世への大切な思い出として、私の命が尽きる前にもう一度だけ、あなたにお逢いしたいものです。 恋多き女として有名な和泉式部の歌。 彼女はこの歌を詠んだあと、体調回復したとのことですが(笑)でもいつの世も変わらぬ人の願いを、これだけ儚げにどこか艶っぽく美しく表現していることに感嘆を禁じ得ません。 これは恋の歌だけれど、恋に限らず(なんなら相手が動物でも)この世を去る前に会いたいと切に願うような存在。そんな存在に今この世で巡り会

          心のなかの見えない愛の証

          Le Dit du Genji et les essences de fleurs~Oborozukiyo

          *Cette photo vient du compte Instagram d'Hikarukimie(NHK) Les essences de fleurs , fleurissant avec les murmures parfumés du Dit du Genji À partir du 7 janvier 2024, une série télévisée historique(NHK) dépeignant la vie de Murasaki Shikib

          Le Dit du Genji et les essences de fleurs~Oborozukiyo

          「わたしは日記を書くことで己の悲しみを癒しました。」光る君へ 今も昔も知ったてか知らずか、書くことで己を癒す人は少なくない。 わたしたちが今当たり前に使っているカナ文字、なんとか心を癒したい、という人の縋るような思いから平安時代に生み出されたのかもしれない。

          「わたしは日記を書くことで己の悲しみを癒しました。」光る君へ 今も昔も知ったてか知らずか、書くことで己を癒す人は少なくない。 わたしたちが今当たり前に使っているカナ文字、なんとか心を癒したい、という人の縋るような思いから平安時代に生み出されたのかもしれない。

          The Tale of Genji and Flower essence~Oborozukiyo

          *This photo is from Instagram of Hikarukimie(NHK) Flower essences, blooming with the fragrant whispers of The Tale of Genji Starting from January 7, 2024, a NHK historical TV series depicting the life of Murasaki Shikibu(Lady Murasaki),

          The Tale of Genji and Flower essence~Oborozukiyo

          物思ひに耽る

          美しい桜は、むなしく春の長雨が降っていた間に 色褪せてしまった。 私自身がむなしく時を過ごし、もの思いにふける間に。 こちらも桜の季節になると、頭の中からよく聞こえてくる歌。 特に、この歌の情景の通り桜の季節の雨の日はこの歌をしみじみと感じます。 小野小町は絶世の美女だったと言われており、この歌も花(=桜)の色が衰えていく様を、自身の美しさが衰えていく様と重ねたであろうとのこと。 でも桜は満開の時も、もちろん美しいけれど、散っている時もその儚さが本当に美しいですよね。

          春のあはれ

          こんなに日の光がのどかに射している春の日に、なぜ桜の花は落ち着かなげに散っているのだろうか。 桜の季節になるとよく頭に浮かびます。 青空と美しい桜色、世の中は人々の笑顔と喜びの空気に溢れ、なんだか浮き足立っている。 でも自分の心の中では、美しさを喜ぶ思いとともに、散っていく花びらのように一筋の哀しみがハラハラと舞っている。 美しく煌めく季節だからこそ、心の中に舞い散る虚しさや哀しみが際立つのは、きっとあなただけじゃない。 そしてその哀しさこそが、儚い桜の美しさなのだ

          心に留めたい言葉たち〜3〜

          最近色々読み返している平安時代関係の本の中で見つけた言葉。 1000年前と今、全然違うこともたくさんあると思うけど、幸せで在りたいという切なる願いは何も変わらないのだなぁとつくづく思う。 この言葉から私は2つのことを感じた。 ひとつは私も言葉の通り在りたいということ。 いつだって希望や感謝や楽しみを見つける自分でありたい。 もうひとつは、ただ闇の中で佇み、絶望だけ見ている時もあっていいということ。 だって光を見ようとすることさえ、そんな気力さえ残っていない時が人生には

          心に留めたい言葉たち〜3〜