pu~gi◯

夕方6時になってもまだ明るいな

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夕方6時になってもまだ明るいな

最近の記事

「Introduction」 hong sang soo

うつくしい作品だったなとおもう 両手で顔をおおう青年の姿 そのポスターの写真が、まるで泣き崩れようとしているようで 暗い話なのかと その予感はとてもよいかたちで裏切られ けれど彼が打ちひしがれていることに変わりはなく 友の抱擁があまりにもやさしかった 複数の意味をもつこのタイトルもすきだ

    • ソフィアは気分

      先日「ロスト・イン・トランスレーション」の感想を書いた後で、とてもしっくりくる感想をみつけた それは 結局のところ、ソフィア・コッポラは"気分"を描くのが上手い というか"気分"しか描いていない というもので はぁ〜〜〜〜〜〜〜! っとなった ほんまそれやん そして 嫌いではないのになぜか悪口になってしまう とも書いてあった いやほんまそれ!! わたしが感想を書くのに苦戦したのもそこだった その方は 嫌いではないし、それらの"気分"はもちろんじぶん

      • 「夜の浜辺でひとり」「それから」ホン・サンス

        一つ前の投稿を書いている時に、新作の予告が公開されたのを知ったんです お、いいタイミングだな、なんて思って ホン・サンス作品をふりかえってみようかと ホン・サンス作品で初めて観たのは「夜の浜辺でひとり」でした チラシを見てなんとなくよさそうと観に行ったところ 心打たれ、その足で 「それから」へ直行したことを覚えています (その時、ホン・サンス特集で、   4作品同時公開していました) ホン・サンス作品は同じ俳優を起用することで知られていて 「夜の浜辺でひとり

        • ホン・サンス「逃げた女」

          三年前に観た映画ですが 部屋の整理(という名の更なる散らかし)でパンフレットが出てきたので 「逃げた女」って 改めてタイトルがおもしろいと思ったんです 韓国の今を代表する監督ホン・サンス たぶん、めんどくさい変なおじさん 写真を見てもあまりすきにはなれないんだけど この人の映画は公開されれば必ず観ています 何も起こっていないわけじゃない 何が起こるってわけでもない それをおもしろいと感じる 興味をそそるし 眺めるようにも食い入るようにも観る 新作予告

        「Introduction」 hong sang soo

          「lost in translation」

          渋谷の薄っぺらさ 自分さがしの薄っぺらさ そこにはけっこうふかいさみしさがひそんでいるんだけど それは自分では把握しきれていなくて だからやっぱり薄っぺらくかんじてしまう それでも同じさみしさをもった二つの心は呼応して ともだちを見つけて、安心を見つけた そんでもって旅先の舞い上がりからドキドキもしてキスまでして愛の言葉までささやいてしまった この付け足しの薄っぺらさも人生の醍醐味なのかもしれない そして案外、薄っぺらくないのかもしれない ロスト・イン・ト

          「lost in translation」

          「ロスト・イン・トランスレーション」

          ゴールデンウィーク初日は「ロスト・イン・トランスレーション」を観に行くことができた この映画、感想を書くのなんどもよそうとしたんだけど それくらい、なんだかなと思ったりいいなと思ったりがふらふらして 中年のビル・マーレイはさいこう スカーレット・ヨハンソンのブロンドの髪もなにもかもさいこう なんだけど 魅力と薄さがコインの裏表みたいにくっついてるっていうか とにもかくにも、わたしはこの写真のビル・マーレイのごとく、感想を書くのに途方に暮れちゃった くたくたさ

          「ロスト・イン・トランスレーション」

          Something About Us📀

          こちらのカバーもすてきで ふしぎなメロディーがここちいい 原曲はDaft Punkなんだ ときいてみると、おやおや、なんだこのMV 日本のアニメだ 銀河鉄道999すぎませんか と、他のMVも観てみると 有名な「One More Time」も こちらのアニメーションの続きみたいになってるし 検索したところ 当時のDaft PunkのMVは松本零士さんとコラボしており 続けてみると一つのアニメーション作品になっているということだった へぇ〜 なんだかスト

          Something About Us📀

          bulletproof💿

          きょうは、きのうとの気温差がありすぎる 最高気温は10°近くちがうし これじゃ調子を崩してしまって無理もない 排卵痛があって寝ていたら奇妙な夢にみまわれるし うなされた果てに やっとこすっとこ起き上がることができ これは気分を晴らさなければと 見つけたのが 音楽がたのしいコミュニケーションって感じる すてきなバンド 音のつくりが見えるところも たのしい こちらはカバーなので 原曲はどんなだろ?と検索してみると… わっこれ、わたしの当時のスマホに入っていた

          bulletproof💿

          「リンダはチキンがたべたい!」

          先日、知ったその日のうちに思い立って観に行くことができた、こちらの映画 フランスのアニメーション🇫🇷 シルブプレ〜!プレプレ〜!というフランス語が可愛い❢ 亡くなったおとうさんの得意料理、パプリカ・チキンをめぐって繰り広げられるのは 可笑しいながらも皮肉が効いたストーリー、そして、詩的なエッセンス🐓💜 合間に三曲ほどミュージカル調の音楽がはさまれます♪ 暗闇や、背景の描き方、 遠近によって、ぼやっとしたり、リアルになったりする人物 その動き方など、このアニメーショ

          「リンダはチキンがたべたい!」

          憂鬱な夜SACT

          そういえば二十代の一時期、あまりにも憂鬱だった日々、「セックス・アンド・ザ・シティ」を良く観ていたことを思い出した 毎日ほとんど外出せず、引きこもり状態だった 本も読めないテレビも観れない けれど夜な夜なスマホの画面からセックス・アンド・ザ・シティだけは観れた 観ている間だけ憂鬱じゃなかったんだよなぁ 今思うとなぜなのかわからないけれど、きっと爽快だったから、そしてエッジの効いたコラムの語り口が、鬱の頭に丁度良かったのかも 止まってる頭にノックをしてくれるような、

          憂鬱な夜SACT

          😌💿

          なんちゅーきもちのいいコンテンツ😢 イライラが鎮まる〜 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜🌵

          のりこえーる

          調子が上がらずになって 一週間経ちます 毎日明日はどうかな〜元気になるかな〜 と思って一週間 生理前の一週間 いつもと勝手が違うやない とまどうわ 元気になれないまま生理を迎えそう 生理が終わって回復期を経たらゴールデンウィーク 「ロスト・イン・トランスレーション」観に行こ それまでぐずぐず、なさけねーわたしで生きーる ろくでもねーわたしを うだうだ言いながらのりこえーる

          のりこえーる

          さくら

          体調が今ほど回復していなかった頃、気分転換に、時々住んでいる団地の公園の草引きをしていた 桜の時期、青年が老いた柴犬を抱いてやってきて、桜の木の下のベンチに座り、柴犬とともにお花見をしていた いいものを見たなぁと思った その桜の木は翌年、寿命になって枯れてしまった あの年が最後の開花だったんだ 昨年には外来種のカミキリムシの為に、他の桜の木も切られた 生まれたときから見ていた桜が無くなるのはさびしい 毎年同じ場所に桜が咲くのも、当たり前のことじゃないんだと今年は

          小学生2

          少し前の事、昼の3時頃に日だまりの中を散歩していた ちょうど小学生の下校時間だった わたしのような年齢で、日中からあてもなく歩いている人はいないので、こわがられたりしないかと、できるだけ至近距離を歩かないようにする この子達の母親であってもおかしくない歳だけれど、わたしからはそんなオーラは微塵も出ていないし、この子達の母親はこんな時間に手ぶらであてもなく歩いたりしない 数年前、こんなことがあった とぼとぼと一人あてもなく歩いていて 小学生の女の子が三人ほど下校して

          小学生2

          小学生

          五年ほど前の話です 一人でとぼとぼと歩いていました 小学生低学年くらいの少年が、うしろを歩いていると思ったら、 ともだちの女の子に「あの人ひとりぼっちやなぁ」と言いました 女の子は「し!そんなん言ったら聞こえるで!」と言いました 少年は「だって一人でなんもせんとあないして歩いてるねんで〜なんかおかしいわ〜」と言いました 女の子は「大人になったらあんな風に一人で歩くねん!」と言いました 少年は、えぇ〜そうかなぁ〜と納得しないまま、わたしの前に回り込み、覗き込むよう

          メイク

          ドキュメンタリー映画 「リトル・リチャード アイ・アム・エブリシング」 前回に続いて驚いたのは ロックとメイクのルーツ… 黒人のクィア(同性愛)であったリチャードは ドラッグクイーンも経験したのだとか 当時、犯罪とされていた同性愛が、舞台の上では女装がゆるされてたためです また、黒人は白人から怖がられることが多く、女装をすることで、それを緩和して、舞台を観てもらいやすくする意図もあったよう そんなリチャードから影響を受けたからでしょうか…ロック・ミュージシャン