大島 | Recept

情報管理アプリ「proovy」を開発する(株)Receptの創業メンバーとしてビジネス…

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情報管理アプリ「proovy」を開発する(株)Receptの創業メンバーとしてビジネス側を担当しています HP:https://recept.earth/

マガジン

  • Web3について

    • 7本

    Recept社員(主に大島)がWeb3について思ったことを書いてます

  • DID/VCあれこれ

    • 15本

    Recept社員がDID/VCについてあれこれ書いています

最近の記事

  • 固定された記事

データ管理における原因療法をはじめたい

こんにちは。Recept 大島です。 proovyというデータ管理ミドルウェアを開発しています。 当社は「インターネット50年の当たり前を変える」ことを掲げており、それを実現するプロダクトがproovyです。 「インターネット50年の当たり前」とはなにか、そしてそこにどのような問題があり、私たちはproovyでどのように解決しようとしているのか。 そのあたりを書いていきたいと思います。 インターネット50年の当たり前私たちの言う当たり前とは「個人情報が事業者によって管理

    • 「Web3」という世界のリアルが5分でわかるnote

      こんばんは。大島です。 先日書いたBarの記事が謎に伸びています。 私もはじめてBarに行った際は作法やカクテルを調べていたので、同様の行動をとられる方が多いということなのでしょう。 需要がある場所で何かするのは結果を出すための最良かつ効率的なアプローチだなと。改めて思いました。 そんなことはさておき、今日はWeb3についてです。 私はこれまでのnoteでもどちらかというとWeb3に懐疑的な意見を書いてきました。 これは私自身がWeb3のポテンシャルに惹かれてこの領

      • (初めてでも安心)Barでの振る舞い方、おすすめカクテル

        こんにちは。 今日はRecept 大島としての要素が一ミリも含まれていない記事です笑 私はお酒が好きでよくBarに行きます。 社会人になった3年くらい前から行きはじめ、週1くらいのペースで色々なお店に伺っています。 Barという空間は考えごとをしたり人と話をする上で最高の空間だと思います。 ただメニューがなかったり、入り口から中が全く見えなかったり、若者(特にカップル)がノコノコ行って浮かないかなど、もろもろの理由で行くのが少し不安という方もいるかと思います。 ぜひBa

        • 私が東京に来た理由

          こんにちは。Recept 大島です。 最近都内に引っ越してきまして、ベランダで酒を飲む新たな日課ができました。 基本雑多に飲むのですが、喉が焼けずちょびちょび飲めるスパークリングワインを近所のカクヤスで仕入れています。 酒を飲みながら「自分の経歴や過去をお話しする機会があまりなかったな」と思い、この記事を書き始めた次第です。 私は地元の秋田を出て横浜国立大学に進学し、その後丸の内に本社をおく某銀行に入社。 就職してからは居住地を 丸の内へのアクセスが良い板橋区役所前(

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          社会の役に立つ・能力を活かす・スピード☚当社の理念たち

          こんにちは。 Recept 大島です。 当社にもビジョンやミッション、理念があります。 ビジョンやミッションは我々が目指す姿や実現したい世界から逆算したもので、これは決意表明的な要素が大きいです。 理念に関してはどちらかというと戒め的な要素が大きいです。 さて、なにが戒めなのかという話です。 会社設立当初の事業についてこの理念を決める前、会社創業期の話です。 現在はDID/VC技術を用いた情報管理ソリューション「proovy」を開発している当社ですが、創業期はカー

          社会の役に立つ・能力を活かす・スピード☚当社の理念たち

          大谷翔平で考えるトラストポイント

          日本が生んだ大スター、大谷翔平。 日本中の野球少年の憧れの星となり、サラリーマンの酒のひと時に至福の話題を届けています。 さて、そんなオオタニさんがとんでもないトラブルに巻き込まれました。 なんと通訳の水原さんがスポーツ賭博で62億円も負け越し、オオタニさんの口座から24億5千万ものお金を補填目的で抜いていたというのです。 以下のような手口で口座からお金を抜いていた模様。 オオタニさんの口座の連絡先を自身の電話番号に勝手に変更 会計士や代理人には「ショウヘイは口座の

          大谷翔平で考えるトラストポイント

          うわっ・・・私のデジタルID多すぎ

          今日は多すぎるデジタルID問題についてです。 社会課題デジタル上でサービスを利用する際、まずはアカウントの開設から始まることが多いです。 アカウントは、 他の人と被らないログインID(メールアドレスなど) + パスワード の組み合わせで構成されるのが主流でした。 大量のIDとパスワードを人類が覚え切れるわけもなく、様々な課題が顕在化しています。 例えば ①忘れる 87.1%のユーザーが、ログインIDやパスワードを忘れた経験があると回答しています。(*1) サービス

          うわっ・・・私のデジタルID多すぎ

          VCとNFTの類似点・相違点

          こんにちは。 Recept 大島です。 私はWeb3業界、特にNFTと深くかかわってきました。 個人で一時期やっていたWeb3アセットの売買もNFTを中心にやっていましたし、銀行でプロジェクトリーダーを務めた施策もNFT関連でした。 そして今、起業して取り組んでいる領域が「DID/VC」という技術です。 DID/VCはWeb3のムーブメントの中心にいる技術ではありませんが(親戚くらいの感覚)、NFTとの共通点も多いと個人的には思っています。 もっと言うと、 私がNFTに

          VCとNFTの類似点・相違点

          専門性=価値じゃないかという話

          私は新卒で銀行に入社し、 システム部配属→Web3チーム という経歴で退社。 その後スタートアップを起ち上げ SDGsメディア→黎明期の技術を武器にしたソフトウェア開発(ナウ) という道を歩んでいます。 この経歴を歩む中で強く感じたのが、タイトルの通り「専門性=価値」ということです。 銀行員時代の話新卒で3年間働いた銀行での話です。 システム部時代 私はいわゆるポテンシャル入社で、人事🎲によってシステム部に配属されました。 インフラチームの一員として、コールセンタ

          専門性=価値じゃないかという話

          事業会社の社員はキラキラしていなくていい

          私は新卒で銀行に入社し、3年働いて独立し起業しました。 起業してからというもの、投資家の方へのピッチ、アウトバウンド営業、経営者との交流など、所属企業というバックグラウンドを捨てて「私が個人として評価される」場に出る機会が増えました。 その中で考え言語化に迫られたのが「事業会社にいた価値」です。 今日はそのことについて書いていきます。 【そもそも】私の経歴改めて私の経歴について。 銀行員時代 私は学部卒で某銀行に入社しました。 大学では物理工学を専攻していたのです

          事業会社の社員はキラキラしていなくていい

          Web3の流派

          Web3の中にも色々な流派があります。 ここでいう流派とは「なぜWeb3に魅力を感じているのか」の回答の違いです。 Web3にほれ込んでいる人の中でも、Web3のどんな点に惹かれているのかというのは一様ではありません。 今日は、これまで私がWeb3界で出会ってきた各流派について書いていきます。 ①打倒GAFA派閥 これまでの既存プラットフォーマーによる市場寡占・情報寡占に対するアンチテーゼとしての文脈です。 ネット上で過ごす時間が増え、インターネット上のデータとして

          信用できるのは自分だけ、それ即ちWeb3

          Web3ってなんですか?と言われて、一番手っ取り早く答えるとしたら「自分だけを信じればいい世界」になると思います。 今日はその背景について書いていきます。 「信用できない」ことでかかるコスト今の社会には顔も知らない誰かを「信用しないといけないシーン」があります。 分かりやすい例を挙げると ・Twitterで知り合った転売屋と金銭が絡んだ取引をする ・海外のサービスを利用するためにクレジットカードで先払いをする 無条件に他人を信用するリスクは高いので、それを軽減させるサー

          信用できるのは自分だけ、それ即ちWeb3

          マイナ保険証の笑える話(笑ってはいけない)

          マイナ保険証について調べてたら面白かったので記事に残す。 マイナ保険証とはマイナ保険証とは 「健康保険証の情報をマイナンバーカードに紐付けし、マイナンバーカードを健康保険証としても利用できるよう一体化する」 取り組み。 要は、健康保険証が果たしてきた役割をマイナンバーカードに持たせようということ。 2021年に本格的な運用が開始され、2023年4月には全ての医療機関・薬局でマイナ保険証を利用するためのシステム導入が義務付けられた。 マイナ保険証のメリット旧来の健康保険

          マイナ保険証の笑える話(笑ってはいけない)

          Web3 vs 鶏と卵

          Web3あるあるとして鶏と卵問題があります。 例えば例①:ブロックチェーンを社会の共通データベースとして使う 例えばブロックチェーンを社会の共通データベースとして使うという話。 ブロックチェーン上にある情報は、スマートコントラクトで高度に融合させたり、金流と結びつけることができます。 ただ、例えば不動産取引をブロックチェーン上で効率化させるとして、そこで扱える物件数が少なければ利用者はなかなか増えないわけです。 また情報は資産なので、既に多くの情報を抱えている事業

          Web3 vs 鶏と卵

          Web3と自己主権

          Web3とはWeb3は次世代インターネットと言われる概念の名称です。 大きな特徴として「ユーザーが自身のデータをコントロールする権利を持つ=自己主権型の情報管理」であるという点があります。 技術的には、データを操作するための秘密鍵をユーザーが自身のスマートフォン等に格納することで実現しています。 (秘密鍵を格納するアプリケーションをウォレットと呼びます) 従来のインターネットではデータを操作するのは事業者であり、ユーザーはその操作を指図する立ち位置でした。 Web3では真

          Web3と自己主権

          ビットコイン=デジタルゴールドであり、イーサリアム=デジタルオイルである話

          Receptの大島です。 今日は暗号資産周りのスラングについて紹介していきます。 ビットコインとイーサリアム皆さんは暗号資産(仮想通貨)と聞いてなんの銘柄を思い浮かべますか? 誰もが思い浮かべるのがビットコイン、少し詳しい方だとイーサリアムも思い浮かぶかもしれません。 暗号資産の時価総額を見ると ビットコイン:180兆円 イーサリアム:60兆円 暗号資産全体:340兆円 となっており、この二銘柄が圧倒的な流通量を占めています。 (2023年下期のデータなので、最近のビ

          ビットコイン=デジタルゴールドであり、イーサリアム=デジタルオイルである話