津崎香那

自由とユーモアを大切に、笑顔の時間を増やしていきたい。IT 企業フルタイム。二児の母。…

津崎香那

自由とユーモアを大切に、笑顔の時間を増やしていきたい。IT 企業フルタイム。二児の母。家事も育児も常に手探り。読書好き。

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息子との 2 人旅がもたらす記憶の配当

「DIE WITH ZERO」を読み、「記憶の配当※」という言葉を知り、思い起こすことがある。 息子が年長の時、2人で行った沖縄の旅だ。 ※人はモノではなく経験に金を使うほうが幸せになれる。モノは買った瞬間の喜びは大きいが次第にその喜びは減っていく。だが経験から得る価値は時間の経過と共に高まっていく。これを「記憶の配当」と呼ぶ。(「DIE WITH ZERO」より) 経緯なぜ二人で行ったか。 息子が幼児になったタイミングでちょうどコロナ禍に突入し、イベントや旅行の機会も少

    • 下剤の味はいつ改良されるの

      内視鏡検査の事前準備として下剤を飲むのが苦痛だ。 一年の中、1番テンションが下がる半日と言っても過言ではない。 まず、謎に寝る前に下剤を飲むことで、深夜に確実に腹痛で目覚め、それから早朝まで頻繁に起きることになり睡眠を阻害される。 そして、そんなマッドな状態で、本格的に下剤 2 リットルを飲み始める。 これが拷問に近いくらい不味い。(個人の感想です) 2 リットルの下剤タイムが嫌すぎて、検査自体を辞めたいくらいしんどい。 しかし、この検査はスキップできない。 そもそもバ

      • 悔し涙を流したことがあるか

        子が小学生の相撲大会に出場した。※特に普段何かやってるわけでもなく、恵まれた体型のわけでもない。何にでも果敢に(無謀に)チャレンジするので今回も友達に誘われて参加していた。 そこで本気の一戦を見て、負けて悔し涙を流す子供達を何人も目撃した。 知ってる子でもないのに、どうしようもなく貰い泣きしてしまう私。もともと高い共感力が、母になって、子供関係で特に涙腺が弱くなった。 本気でぶつかる経験なぜ悔し涙を流すのか。それは勝ちたいと心の奥底から思い、本気でぶつかったからだ。 そこ

        • エジプトで男子トイレに誘導された話

          もう 15 年近く前になるが、エジプト旅行に行ったことがある。 木下斉さんの「きのさんぽ」のタクシー話を聞いて、ふいにエジプト旅行の記憶が蘇った。 ※スマホが普及する前の頃。写真がデータ(クラウド)に残ってないと、脳内の記憶頼りになる。スマホで写真をいつでも好きなだけ撮れる今の時代との大きい変化を感じる。 ジロジロ見られる日本人女性エジプト旅行で強く記憶に残っているのは、現地の人からの視線だ。 現地の女性は眼以外布で覆い被さる服装をしていた。海外旅行者はそれだけでジロジ

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        息子との 2 人旅がもたらす記憶の配当

          睡眠グッズにこだわりたい

          睡眠は毎日のもので、体力の回復はもちろんのこと、メンタル回復や脳の整理にも役に立つ。 産後、最も辛かったのは睡眠が細切れに阻害されることだった。 若い頃あんだけ夜更かしして、夜型と勝手に思ってたけど、ノンレム睡眠時に強制的に起こされる恐怖とストレス。「起きないと」と頭では思ってても身体が言うことを聞かない。 うちの息子は夜泣きがだいぶ長く続いていた。 「夜泣き いつまで」と暗い室内で検索した夜は一度や二度ではない。 永遠に続くかとすら思った。 一番深い眠りについていた時に

          睡眠グッズにこだわりたい

          フィードバックは貰いにいく

          社内に 360 °評価のような、本人が依頼してフィードバックをいただくシステムがある。 私は毎年、10人近くに依頼しているが(回答するかどうかは任意)、そのシステムを全く使用しない人もいるし、回答も、毎回答えてくれる人もいれば一度も答えない人もいて、価値観の違いに考えさせられる。 ⭐︎⭐︎⭐︎ 本日、同僚よりフィードバックを回答いただいた。 それが、予想を大きく裏切り、驚くほど良いコメントが書いてあって、読んでてちょっと泣いてしまった。 そこには、私の、表(おもて)や

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          (読書感想文)「手紙屋」

          喜多川泰著「手紙屋」読了。 エピローグを読んで、感動して涙ぐんだ。 最後を知ったうえでまた最初から読みたくなり、すぐに再読した。 フォントで描く表情本作は主人公と手紙屋の手紙のやり取りをメインにストーリー展開される。 主人公の書く手紙 手紙屋の書く手紙 手紙ではない部分 の 3 パターンでそれぞれ異なるフォントが使用されている。まずそこが読みやすかったのと、フォントが与えるイメージってあるなと思いながら読んでいた。 ※余談だが、私は普段の業務で使用するフォントには少

          (読書感想文)「手紙屋」

          図書館で借りる本との出会い

          常時、10 冊程度の貸出予約をしている。 新作や人気作は 1 年以上待ちのことも多く、忘れた頃に順番がまわってきて連絡が来ることもある。 本屋で購入して手元に置く本、電子書籍として購入してKindleで端末から読む本などの使い分けがあることを前提として。 ここ最近、図書館で借りる本で良い出会いが続いている。 予約をするきっかけは様々だ。 気に入った本の作家つながりだったり、本屋大賞などからチョイスしたり、SNS などを通じて知った著作を予約したり。 すぐ手元に届く本も

          図書館で借りる本との出会い

          痒みは痛みよりしんどい

          今期、初めて蚊に刺された。その箇所 7 個。 蚊に刺された!という時に限って虫さされや痒み止めを持っておらず、気付いたら大量にやられている。 草むら茂る場所に奴等は生息しており、例えば息子が急に植木に水をあげ始めたのを待つ時、そして、夏休みに朝顔の鉢植えを持って帰るのに少しの間学校の中庭に滞在した時、暑い時、梅雨前…これらの条件が出揃うと高確率で遭遇する。 血液型が関連しているのかわからないが、私は集団にいても、1位2位を争う刺されランキングに入る。 私の血はいつの年代に

          痒みは痛みよりしんどい

          子への期待と葛藤

          子育てにかける比重が大きいと、それ自体は親の勝手な判断にも拘らず、子供の未熟さ(子供なんだから未熟なものだろうけど)に勝手にガッカリして葛藤する。 スタートさせたのは親の判断でもあるのに、「もう辞めれば」と感情的に言い放つことも。 子供は先のことを見通せない。子供なんだから仕方ない。 だから「やらないんだったら好きにすれば」というのは親の責任放棄であって、子の未熟さを前提にして、バランスをとっていかないといけない。 必死に働いた給料を教育費に多く注ぎ込もうが、勤務以外の

          子への期待と葛藤

          花にまつわる思い出

          7歳の息子が母の日としてピンクのカーネーションを買ってきてくれた。 生花は命に限りがあり、それゆえ美しい。 結婚祝いでもらった花瓶結婚祝いで夫の先輩からバカラの花瓶をいただいた。 「花を買って帰るような人になってね」というような粋なメッセージと共に。 夫が花を買って帰ることはなかったが笑(それ自体は私も花より団子派なのでなんとも思わないが)、時折り、花束をいただく機会に(つまり日常ではなく、特別なタイミングで)活躍してくれる。 その度に私はその先輩の粋なメッセージを思

          花にまつわる思い出

          PTA はオプトアウトで進めたい

          PTA ‥というか読み聞かせボランティアで、クラスリーダーを仰せつかった。 で、クラスリーダー。 ※説明会に来てた他のメンバーがなりたがらず「お願いします」と言われた 対面での話し合いはオプトイン方式でオープンクエスチョンで話し合えるが、テキストコミュニケーションだと正直めんどい。 最初に懸念点や参加できない日をヒアリングしたうえ、後は機械的に割り振って、ダメだったらお知らせください、とする予定だ。 なんでもかんでもお伺いをたててたら、議論は先に進まない。 強引に思

          PTA はオプトアウトで進めたい

          泣いた息子と試される親の胆力

          息子が泣いて帰ってきた。 聞くと、ドッジボールで「〇〇くん(息子のこと)対みんなでやろうよ!」と言った子がいて、実際にみんなの標的になってしまったのだという。 息子は身体が小さいので、可愛がられやすく、そして恐らく同時に、そういった「からかい」の対象にもなりうるだろうなと思っていた。 こういう時の対応は本当に親の胆力を試されるように思う。 まず、前後関係がわからない。 息子の方から先に何か言ったのかもしれないし、それを言い出した子のニュアンスもわからないし、実際その場

          泣いた息子と試される親の胆力

          一歩踏み込む勇気と自分らしさ

          2 つ上の上司と定期的に 1:1 する機会がある。 3 ヶ月に 1 回。30 分ほど。 外資系企業で早くから出世しているだけに、優秀で頭の回転が非常に早い方で、その方に 1:1 をお願いしていると人に言うと驚かれることも多い。 きっかけは直属の上司に説明していたことが、その上の上司に伝わり切っておらず、「直接説明してきてもいいですか」と了承を得て場を設けてもらい、以降、定期の 1:1 をお願いしているという経緯だ。 ※上司を飛び越えて…ということはしたくないので、普段はも

          一歩踏み込む勇気と自分らしさ

          スポ少と PTA とジェンダーバイアス

          小学生になると、民間の習い事とは別に、校庭や体育館を活用したスポーツチームへのお誘いがある。 学校によっても異なるが、サッカーや野球、ミニバス、剣道、バレーなど。 学校の施設を利用しているのと、基本ボランティア(コーチや監督は卒業生の父兄が行っているようだ)な特性上、会費は民間の習い事に比べたら格段に安いことが多い。 さらに練習日数や時間も多い(週末と平日放課後 2,3 日など)。 そのため、どれか1つのスポーツチームに所属して没頭して取り組むケースとなるようだ。 ※あく

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          働くことの意義

          今日で GW も終わる。 「五月病」という言葉もある通り、GW 明けはモチベーションが落ちやすい季節でもあるようで、新年度でタスクに追われ、もしくはスタートダッシュをかけて息切れをしたタイミングの休みで、リフレッシュだけで終わればいいが、気が抜けて元の生活に戻るのにエネルギーを要するということだと思う。 社会人になってから何十回と GW 明けを迎えてきた。今思うことを綴ってみる。 働くことの意義休みは大好きで、あっという間に過ぎ去るが、仕事があってこそ花金や休みの嬉しさが

          働くことの意義