【連載1】やりたいことが見つからない僕は、まわりに流されやすい
僕は新卒で入社した100年以上の歴史を持つ専門商社を3年弱で退職し、契約社員としてベンチャー企業のインサイドセールスに転職しました。
当時は25歳で入社した時の年収は280万円でした。
その後5年で私は年収800万円に到達しました。
やりたいことが見つからない僕にとって、1番といっていい重要なことは「環境」でした。
やりたいこともない、好きなことを仕事にすることもできない僕は良くも悪くもまわりに流されやすい。そのため「何をするかより、どこで働くか」のほうが重要だったのです。
「何をしたいか」ばかり問われる就職活動
新卒での就職活動時私には特にやりたいことがあるわけでもなく、「この商材がすきだったから」という理由でその業界のメーカーや商社をいくつか受けていました。職種は潰しが効くと思っていた営業です。
総じて「なんとなく」就活をしていました。
そんな就活はもちろんお祈りメール続きでしたが、その中でなんとか内定をいただいた1社が自己紹介でもお伝えした100年以上の歴史を持つ専門商社です。
1社目の環境
人こそ悪くなかったものの、年功序列の評価制度、常態化したサービス残業が跋扈しており古い体質の企業でした。現在は改善されているところもあるかと思います。
特にサービス残業なんてお金と時間のバランスを考える観点で最悪の部類ですよね。しかし、1社しか経験していないその時の僕はまさに井の中の蛙。
転職活動のハードルは転職経験者より遥かに高く、一歩を踏み出せないままでした。
楽しくない仕事、満足に取れない時間、好きなエンタメを消費しきれない貯金残高…仕事どころか何にも生き甲斐を得られない、ストレスの多い時期でした。
やりたいことが見つからない僕は、まわりに流されやすい
良くも悪くもまわりに流される
振り返ると、今まで所属してきたコミュニティで周囲のモチベーションが高ければ自分も高いし、低ければ自分も低いです。
大層な使命感がない僕は、まわりは関係ない!自分の道を突き進む!というような芯を持ち合わせていません。
逆にいうと、環境さえ選んでしまえば理想の自分に近づけるということです。これは新卒での就職活動時に煙幕をはられていると思うのですが「何をしたいか?」ばかり問われることで同じくらい重要な要素である『どんな環境で働きたいか?』の観点がおそろかになりがちです。
思えば自身も「なぜ弊社を志望しているのですか?」という質問に対して、どの企業に対しても同じような回答をしていました。同じ業界でも企業ごとの特色はまったく違うのに、それを一切見抜けていなかったのです。面接官として多くの転職希望者と対話してきた今、改めて実感します。
選んできた環境
学生の時からですが、僕は1人で楽しめる趣味が多いため気を抜くとコミュニティに所属しなくなりがちです。そして周りの目がなくなると、とことん自分に甘くなってしまいます。そうなるとお金を稼ぐ力もなくなり同時に好きなエンタメも消費出来なくなり...という負のスパイラルに入ることが何回かありました。
これは自身の理想とするお金と時間のバランスではないと思います。
楽しくない仕事、満足に取れない時間、好きなエンタメを消費しきれない貯金残高…と物理的にも精神的にも追い詰められてくると危機感が湧き「環境を変えなければ」と行動してきたことが多いです。
転職活動においては背中を押してもらったことが始められたきっかけにはなるのですが...それはまた次回。お読みいただきありがとうございました!
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