〆野 友介 | 小論文・作文指導者

大学卒業後、学習塾勤務、出版社勤務などを経て、現在は団体職員。傍ら副業で「中高生への小…

〆野 友介 | 小論文・作文指導者

大学卒業後、学習塾勤務、出版社勤務などを経て、現在は団体職員。傍ら副業で「中高生への小論文・作文などの添削指導や採点」を在宅で行っている。しかし年間3000枚程の答案を扱っているため、もはやそっちが実質本業の人。趣味は文章創作とラジオ聴取と酒。

記事一覧

固定された記事

自己紹介

 おはようございます。こんにちは。こんばんは。〆野友介と言います。  プロフィールにある通り、本業は団体職員ですが、副業で中高生への小論文・作文などの添削指導や…

すみません。本日ようやく、つぶやきやコメントの機能がわかりました。情弱過ぎて、すみません。遅ればせながらコメント返しをさせていただいております←遅い 失礼ぶっこきました…。

あ、後なんか#ラジオで一番スキいただいたとのこと。「なんか~とのこと」というのは、その画面、スクショする前に消してしまったので、読まず食べたクロヤギ状態なもので…。いずれにしても、みなさまありがとうございますm(_ _)m

いつも記事をお読みいただき、ありがとうございます。

明日から一週間は、仕事が多忙のため、記事投稿をお休みします。来週以降、投稿しますので、宜しくお願いします。

【文章作成の基本】文体とリズム

 ここでは、文末表現という意味での「文体」と、文章の「リズム」について、お話しします。  テレビ番組の「プレバト!!」の「俳句」のコーナーで、夏井いつき先生が出来…

【間違えやすい表記】「褒」

 手書きすると間違えてしまう漢字。近年はパソコンやスマホが普及して、文字を手で書く機会も少なくなりました。そのため、中高生のみならず、大人の方も「あれ?これどう…

【文章作成の基本】指示語のはたらき

 逆説的な言い方になりますが、文章展開(文をつなぐ)で重要なのは、接続詞ではなく、実は指示語の方です。やたらと接続詞で強引につないでいくよりも、指示語をうまく使…

【エッセイ】ラジオを聞いていて考えたこと ~人類と生成AIの仁義なき戦いを通じて~

 プロフにある通り、これといった趣味がない私の、数少ない趣味らしいものに、「ラジオ聴取」があります。私はラジオを聞いて、仕事でパンパンになった頭をマッサージして…

【文章作成の基本】読点の打ちどころ

 先日、このような記事を上げました。  「一文をなるべく短くする」のは、どんな文章術の本や講座でも言われる、文章作成上の基本です。だから、そのためにどうしたらよ…

【文章作成の基本】「いろんな」は話し言葉?

 この仕事は日々勉強ですね。まだまだ知らないことやわからないことがあります。  プロフや自己紹介にも書いたように、私は20代の時から学習塾に勤務し、その後予備校…

【間違えやすい表記】「歳」

漢字は表意文字です。したがって、その漢字の成り立ちを知ることで、「その漢字がそのように書かれることの意味や理由」を理解し、漢字の覚え間違えや書き間違えを避け…

【文章作成の基本】接続詞の使いどころ

 noteの記事作成を始めて、一か月程経ちます。皆さん、いろいろと読み応えのある記事を書かれていますね。読む度に様々な発見があるので、楽しいです。  文章の作成術に…

【間違えやすい表記】「魅」

 本日は、「魅」。  志望理由書などでは「~が魅力的です」などの表現が使われがちなので、中高生は書く頻度の多い漢字なのではないでしょうか。その分、間違える人も多…

【エッセイ】「ぶら下げ」に振り回される。

 小論文・作文指導者の朝は、遅い。  昼近くに起き、顔を洗い歯を磨き、野菜ジュースを飲む。雑に遅い朝ごはんを終えて着替えると、「職場」に向かう。通勤時間ゼロ。自…

【文章作成の基本】「なので」は、文の頭に置かないこと。

 小論文や作文などで「かっこいい」は使わない方がよい、という話を先日しました。それと同じくらいの頻度で目にするのは、「『なので』を接続詞のように文の頭に置くこと…

【文章作成の基本】一文を短くする矯正術(追記)

 先日、このような記事を書きました。後にnoteに上げたわけですが、しばらくして「あ、あれ書き忘れたわ」と気づきました。今回は、その追記になります。  本当はすぐに…

自己紹介

自己紹介

 おはようございます。こんにちは。こんばんは。〆野友介と言います。

 プロフィールにある通り、本業は団体職員ですが、副業で中高生への小論文・作文などの添削指導や採点を行っています。Wワークしないと生きていけません。貧乏暇なし。何かと世知辛いですが、ふてくされずに今夜の晩酌を楽しみに、今日も仕事を頑張っています。

 けなげですね(人が言わないので自分で言う)。

 文章指導は在宅で行っています。

もっとみる

すみません。本日ようやく、つぶやきやコメントの機能がわかりました。情弱過ぎて、すみません。遅ればせながらコメント返しをさせていただいております←遅い 失礼ぶっこきました…。

あ、後なんか#ラジオで一番スキいただいたとのこと。「なんか~とのこと」というのは、その画面、スクショする前に消してしまったので、読まず食べたクロヤギ状態なもので…。いずれにしても、みなさまありがとうございますm(_ _)m

いつも記事をお読みいただき、ありがとうございます。

明日から一週間は、仕事が多忙のため、記事投稿をお休みします。来週以降、投稿しますので、宜しくお願いします。

【文章作成の基本】文体とリズム

【文章作成の基本】文体とリズム

 ここでは、文末表現という意味での「文体」と、文章の「リズム」について、お話しします。

 テレビ番組の「プレバト!!」の「俳句」のコーナーで、夏井いつき先生が出来の悪い句に対して「(それは)散文的だ」と評している場面をよく見ます。これは、「(その句が)説明文的で一本調子であり、リズムが悪い」というようなことを意味していると思われます。言葉のリズムを重んじる短歌や俳句などの「韻文」に対して、小説や

もっとみる
【間違えやすい表記】「褒」

【間違えやすい表記】「褒」

 手書きすると間違えてしまう漢字。近年はパソコンやスマホが普及して、文字を手で書く機会も少なくなりました。そのため、中高生のみならず、大人の方も「あれ?これどう書くんだっけ?」ということが増えたのではないでしょうか。

 本日は「褒」。こちらを紹介します。

 なぜですかね。私なら漢字が書けるか書けないかに関わらず、「ほめる」とひらがな表記にしますが、中高生のみなさんは、結構「褒める」と漢字で書く

もっとみる
【文章作成の基本】指示語のはたらき

【文章作成の基本】指示語のはたらき

 逆説的な言い方になりますが、文章展開(文をつなぐ)で重要なのは、接続詞ではなく、実は指示語の方です。やたらと接続詞で強引につないでいくよりも、指示語をうまく使った方が、自然な文章展開となり読み手に伝わりやすい文章になります。

 接続詞と同様に、中高生のみなさんの文章を見ていると、指示語の使い方が恣意的なケースが多いです。中には、指し示すもの(指示内容)が明確でなかったり、存在しなかったりするた

もっとみる
【エッセイ】ラジオを聞いていて考えたこと   ~人類と生成AIの仁義なき戦いを通じて~

【エッセイ】ラジオを聞いていて考えたこと ~人類と生成AIの仁義なき戦いを通じて~

 プロフにある通り、これといった趣味がない私の、数少ない趣味らしいものに、「ラジオ聴取」があります。私はラジオを聞いて、仕事でパンパンになった頭をマッサージしてリラックスさせます。お酒を飲みながら、とりとめのない会話(パーソナリティーの方々すみません!)とかに耳を傾けると、カチカチになった頭がほぐれます。

 聞く番組は大体決まっています。「絶対聞くもの」と「時間があったら聞くもの」、「お気に入り

もっとみる
【文章作成の基本】読点の打ちどころ

【文章作成の基本】読点の打ちどころ

 先日、このような記事を上げました。

 「一文をなるべく短くする」のは、どんな文章術の本や講座でも言われる、文章作成上の基本です。だから、そのためにどうしたらよいかについて、述べました。

 ただし、これは、文章を書き慣れない中高生が一文を長く書きがちで、それによって(十分な「文章力」がないために)文構成が乱れ、結果文意が通らなくなるということが往々にしてあるため、それを防ぐ「予防線」として言っ

もっとみる
【文章作成の基本】「いろんな」は話し言葉?

【文章作成の基本】「いろんな」は話し言葉?

 この仕事は日々勉強ですね。まだまだ知らないことやわからないことがあります。

 プロフや自己紹介にも書いたように、私は20代の時から学習塾に勤務し、その後予備校や出版社に勤務し、今は在宅で添削指導をしています。初めて学生の書いた小論文を添削してから早20数年。自慢ではありませんが、この業界ではベテランに入ると思っています。

 しかし、今回紹介することは、恥ずかしながら在宅指導を始めてから知った

もっとみる
【間違えやすい表記】「歳」

【間違えやすい表記】「歳」

漢字は表意文字です。したがって、その漢字の成り立ちを知ることで、「その漢字がそのように書かれることの意味や理由」を理解し、漢字の覚え間違えや書き間違えを避けることができます。

本日は「歳」。

「歳」

この左下を「示」とする間違えが、中高生の皆さんには多いです。

「歳」は形声漢字です。意味を表す「步」(歩の正字。しかし異体字である「歩」が当用漢字として採用された)に音

もっとみる
【文章作成の基本】接続詞の使いどころ

【文章作成の基本】接続詞の使いどころ

 noteの記事作成を始めて、一か月程経ちます。皆さん、いろいろと読み応えのある記事を書かれていますね。読む度に様々な発見があるので、楽しいです。

 文章の作成術に関しても、皆さんいろいろな立場で考察されていて、面白いです。

 私は中高生に指導する立場で、学校教育的な側面から文章作成について述べていますが、webライティング術やコピーライティング術、セールス文章の作成の側面で文章作成について述

もっとみる
【間違えやすい表記】「魅」

【間違えやすい表記】「魅」

 本日は、「魅」。

 志望理由書などでは「~が魅力的です」などの表現が使われがちなので、中高生は書く頻度の多い漢字なのではないでしょうか。その分、間違える人も多い印象です。

 中の「ム」の部分が、よく忘れられます。

 「魅」の中の「未」が「ミ」という音を表します(形声漢字)。そして「鬼(キ・おに)」が意味を表します。この「鬼」は、「ばけもの」や「もののけ」などの怪異を示します。「魅惑」、「魅

もっとみる
【エッセイ】「ぶら下げ」に振り回される。

【エッセイ】「ぶら下げ」に振り回される。

 小論文・作文指導者の朝は、遅い。

 昼近くに起き、顔を洗い歯を磨き、野菜ジュースを飲む。雑に遅い朝ごはんを終えて着替えると、「職場」に向かう。通勤時間ゼロ。自分の机に向かう。在宅ワークが今日も始まる。

 大きなあくびをしながら、高校生の書いた添削原稿を眺めると、すぐに異変に気付いた。

 「ぶら下げか…。」

 さて、この業者の原稿ではどうだったか。赤入れするかどうか。迷った。

 文章の誤

もっとみる
【文章作成の基本】「なので」は、文の頭に置かないこと。

【文章作成の基本】「なので」は、文の頭に置かないこと。

 小論文や作文などで「かっこいい」は使わない方がよい、という話を先日しました。それと同じくらいの頻度で目にするのは、「『なので』を接続詞のように文の頭に置くこと」です。この誤り、間違いもよく目にします。

 これも先日上の記事で言いましたが、話し言葉や俗語は「正しい表記・表現ではない」ため、小論文や作文などで使うべきではありません。この「なので」も、そういう意味での「正しくない表記・表現」の一つで

もっとみる
【文章作成の基本】一文を短くする矯正術(追記)

【文章作成の基本】一文を短くする矯正術(追記)

 先日、このような記事を書きました。後にnoteに上げたわけですが、しばらくして「あ、あれ書き忘れたわ」と気づきました。今回は、その追記になります。

 本当はすぐにこれを書きたかったのですが、先週はいろいろと忙しかったので、時間が経ってしまいました。結果、大変ご面倒をお掛けしますが、先日の同題記事と合わせてお読みください。

 では、本題です。

 先日の同題記事で、このようなお話しをしました。

もっとみる