但馬オサム

文筆人・作家。とりあえず、過去発表した記事を中心にアップしていくつもりです。 著作『ゴ…

但馬オサム

文筆人・作家。とりあえず、過去発表した記事を中心にアップしていくつもりです。 著作『ゴジラと御真影』『韓国呪術と反日』『世界の子供たちに夢を~タツノコプロ創始者・天才吉田竜夫の軌跡』など多数。

最近の記事

現代韓国人の間で神話化された羅雲奎(ナ・ウンギョ)監督・主演の『アリラン』(1926年)。主人公は三一運動で投獄された経験のある青年。ラストは妹に狼藉を働いた親日派の警官を56す。こんな映画が作られたということ自体、自由の証拠だ。民謡アリランはこの映画で広まった。

    • アイドルはテロリスト③   江戸っ子は着物の裏地に凝るなどといいますが、韓国人も同じ? 天長節事件の爆弾魔・尹奉吉がプリントされたホストクラブ制服(?)。梅軒は尹の号。

      • 閔妃暗殺当時のものと思われる錦絵。このころから、黒幕は大院君だと思われていたようだ。まるで鐘馗様のような大院君。あ~~れ~~ という声が聞こえてきそうな絵。

        • 1930年(昭和5年) 水原税務署の密造酒禁止キャンペーン。 家でこっそり造った酒で 何で先祖がコリャ祭られよカネ チョイナチョイナ やはり、ご先祖さまを持ち出されると痛い? 祭祀(チェサ)か。

        現代韓国人の間で神話化された羅雲奎(ナ・ウンギョ)監督・主演の『アリラン』(1926年)。主人公は三一運動で投獄された経験のある青年。ラストは妹に狼藉を働いた親日派の警官を56す。こんな映画が作られたということ自体、自由の証拠だ。民謡アリランはこの映画で広まった。

        • アイドルはテロリスト③   江戸っ子は着物の裏地に凝るなどといいますが、韓国人も同じ? 天長節事件の爆弾魔・尹奉吉がプリントされたホストクラブ制服(?)。梅軒は尹の号。

        • 閔妃暗殺当時のものと思われる錦絵。このころから、黒幕は大院君だと思われていたようだ。まるで鐘馗様のような大院君。あ~~れ~~ という声が聞こえてきそうな絵。

        • 1930年(昭和5年) 水原税務署の密造酒禁止キャンペーン。 家でこっそり造った酒で 何で先祖がコリャ祭られよカネ チョイナチョイナ やはり、ご先祖さまを持ち出されると痛い? 祭祀(チェサ)か。

          但馬オサムの選ぶ渡辺宙明ベスト10

          2022年6月23日、音楽家・渡辺宙明先生がお亡くなりになられました。本稿は『昭和39年の俺たち』編集部の依頼で、僭越ながら不詳但馬が選ばせていただきました宙明アニソン(特ソン)ベスト10です。(扉写真は、酒豆忌=中川信夫監督の命日での宙明先生との2ショット)。 【ベスト1】『マジンガーZ』 宙明サウンドのあらゆる要素がこの一曲に詰まっている。水木一郎は60年代からアニソンを歌っていたが、どちらかというと本家TV版のカバーが多い印象(買ってもらったレコードをかけて、「これテ

          但馬オサムの選ぶ渡辺宙明ベスト10

          併合時代・サブカルチャーとしてのカフェー~文化サロンからエロ・グロの発信基地へ

          文化の香りと官能と 《1920年代後半の最初に登場し、1930年代に入って栄えたカフェーは、官能的な室内の雰囲気を備えて濃い化粧に艶やかな衣装をかけ女給を雇用することにより、多数の人に憧れの対象になった。ビジネスマン、セールスマン、学生、教師、ジャーナリスト、ほぼすべての階層の男がカフェーに集まった。西洋女優をはじめ、映画の興行をもとにスターに浮上した女優もカフェー女給にならってエロを発散した。実際に多くの女優が経済的困窮に耐えられず、自発的にカフェーの女給として働いた。

          併合時代・サブカルチャーとしてのカフェー~文化サロンからエロ・グロの発信基地へ

          アイドルはテロリスト② 金九ヘッドフィギア。強盗殺人脱獄犯。上海に逃げ込み、大韓民国臨時政府主席として、尹奉吉、李奉昌など数多くのテロリストを育て世に放った朝鮮の死神博士。

          アイドルはテロリスト② 金九ヘッドフィギア。強盗殺人脱獄犯。上海に逃げ込み、大韓民国臨時政府主席として、尹奉吉、李奉昌など数多くのテロリストを育て世に放った朝鮮の死神博士。

          アイドルはテロリスト① 韓国のスターバックスの紙コップに描かれた尹奉吉(昭和7年、上海で爆弾テロ。重光葵の片脚を吹き飛ばし、2名の命を奪う)

          アイドルはテロリスト① 韓国のスターバックスの紙コップに描かれた尹奉吉(昭和7年、上海で爆弾テロ。重光葵の片脚を吹き飛ばし、2名の命を奪う)

          昭和のセクハラ王 カネやんの「秘球くいこみインタビュー」試論

          誰でも知っているカネやん  野球は見るのもやるのもまったく無縁の子だった。60歳になる今でも、顔と名前の一致する選手は、王選手と長嶋選手とカネやん(金田正一)ぐらいで、近年、これにようやくイチローが加わった。僕がどれくらい野球音痴かといえば、「国鉄から読売巨人に移籍」という金田の経歴を何かで読んで、以後何十年間もカネやんの前職は鉄道員だと勘違いしていたということを白状しなければならない。  そのカネやんが、本稿の主人公である。軽妙な関西弁と独特のキャラクターで、現役時代から

          昭和のセクハラ王 カネやんの「秘球くいこみインタビュー」試論

          キラー被害者・韓国

          千年恨発言の意味 「加害者と被害者の立場は千年の歴史が流れても変わらない」  朴槿恵大統領が2013年の三一節の記念式典で行った演説での言葉です。この発言、言い換えるなら、韓国は日本を半永久的に赦すことがないといっているとも取れます。  日本人は、他人、とりわけ韓国人から「われわれは被害者だ。被害者が謝れといっているのだから謝れ」などといわれると必要以上に萎縮してしまう傾向がありますが、さすがに朴大統領のこの発言には、それってちょっとヘンなのじゃないのと多くの日本人が、気づ

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          『ギャルズライフ』と少女H本の時代

          ギャルという響きがナウかった時代  ギャル(gal)という言葉はどこから来たのだろうか。記憶で一番古いのは、 黒木真由美、目黒ひとみ、岩江理世の『スタ誕』出身落ちこぼれ組3人が再起をかけて組んだユニット、その名もGAL(ギャル)である(『薔薇とピストル』はカルト歌謡として一部で人気)。続いて、沢田研二が「自分の持ち歌で一番嫌い」という『OH!ギャル』があった。黒木らのGALの結成が1977年で、『OH!ギャル』は1979年のヒット曲だから、概ねそのころに定着した言葉なのだろ

          『ギャルズライフ』と少女H本の時代

          (単行本未収録)みんな日本軍の子・後編

          毛沢東が憎んだ孔子の教え  ちなみに、孔子を生んだ中国では、現在、彼の教えはどう生きているのでしょうか。  蒋介石率いる国民党との内戦に勝利し、支那大陸を手中に収めた毛沢東は徹底した焚書坑儒を行いました。「秦始皇帝は8千人の儒者を生き埋めにして殺したというが、私は8万人の儒者を殺した」というのが毛沢東の自慢です。文化大革命では、紅衛兵が孔子廟を燃やし、孔子の像の首を切断したり目の部分をくり抜くといった野蛮で幼稚な行為を繰り返しました。韓国流に言わせれば、中共こそ人間の心を持

          (単行本未収録)みんな日本軍の子・後編

          (単行本未収録)みんな日本軍の子・前編

          なぜ日本軍だけが悪なのか  たとえばです、あなたのお父さんが突然、警察に逮捕されたとします。容疑は「強姦殺人」。お父さんは、そんなことをしていないと強く潔白を主張していますし、あなたも当然それを信じたいはずです。そもそも、逮捕の理由というのが、「(お父さんが)殺しているらしいという人がいるようだ」 「殺しているに違いないというのが大方の見方だ」などという、およそ刑事事件の証拠にはなりえないものばかりなのです。まさに不条理、カフカ的状況といえます。  そんな折り、お父さんの当

          (単行本未収録)みんな日本軍の子・前編

          僕が語っておきたい下北沢⑫~銀行ギャング泣かせ

           世田谷区というのは地図で見ると東京23区でも結構広い。東は渋谷区、目黒区に接し、西は調布市、狛江市、三鷹市、川崎市に接している。南側のお隣さんは杉並区だ。それだけに、世田谷区内でも地区によってかなり景色が異なる。ここが東京? と思うくらいに緑と河川に恵まれた地区もあれば、下町のように路地が入り組みやたらとゴチャゴゴチャとした街もある。下北沢はそのゴチャゴチャした世田谷の代表格である。下町生まれの僕には、そんなところもシモキタと相性がよかった。細い道をくねくね行くと思わぬ場所

          僕が語っておきたい下北沢⑫~銀行ギャング泣かせ

          週刊誌は朝日問題をどう伝えたか

          植村隆を北の大地に飛ばした週刊文春の記事  1月9日(2015年)、慰安婦問題の火付け役のひとりでもある植村隆元朝日新聞記者(現在・北星学園大学非常勤講)が「救う会」会長で東京基督教大学教授の西岡力氏と文藝春秋社を相手取り1650万円の損害賠償を起こしたニュースが飛び込んできた。  なんでも、週刊文春2014年2月6日号の特集記事で、西岡氏が植村氏の慰安婦記事について(女子挺身隊と慰安婦を意図的に混同しているとして)「捏造」と断言したことが名誉棄損にあたるという。植村

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          変態さんよありがとう⑫~消えゆく変態と生まれる変態

          『昭和性相史』シリーズで知られる風俗史家の下川耿史さんから伺ったことだが、切腹マニアのほとんどが戦争体験者で、年々マニア人口は減少をたどり、いづれ消滅してしまう運命にあるのではないかということだ。早乙女宏美さんのような戦後生まれの研究者(しかも女流!)もいるが、その先の世代となると心細い限りである。。もともと、層の厚いとはいえぬジャンルだけに、何かの形で、マニアたちの足跡を残してほしいものである。三島由紀夫とも親交のあった、切腹研究の第一人者・中康弘通氏の著作(古書価格でどれ

          変態さんよありがとう⑫~消えゆく変態と生まれる変態