おばちゃん達みたいなお喋りをしましょう。 映画、アニメ、音楽、愚痴なんでもOK! 注意:誹謗中傷、暴言、セクシャルな話題、差別など禁止。
雨奈川とメンバー同士、掲示板で井戸端会議
雨奈川ひるる | 短編小説
滅びた国で楽しく暮らすダンとジュンのお話し。
夢の中で喋るウサギとの不思議な出会いの物語です。
タコのタンクとイカのインクが主役の驚きと感動溢れる冒険小説をご紹介します。海底世界の絢爛とした背景に描かれた彼らの挑戦と友情は、読む者を深海の魔法に引き込みます。絆を深めながら未知の領域を切り開いていく二人のストーリーは、あなたの心を確実に掴むでしょう。
書いた小説の頑張る少年の話をまとめました。
コトッ、昼食のタンパクサンドを食べ終え、庭でくつろいでいると、芝生に金属製の球体カプセルが降ってきた。見上げるといつもの赤い空が見え、飽きもせず太陽が輝いていた…
「ガンター、山の向こうにキノコが見えるよ」マルーセは空を指差しながら言った。彼女の指差す方向に広がる鮮やかなオレンジ色のキノコが美しく咲いていた。 「希望のキノ…
僕も父親になりたい。「I Am Sam」という映画を観てそう思った。 科学者リオーナに「父親になりたい」と話した。ブロンドの長い髪のリオーナは、いつものようにため息をつ…
前回のお話↓昼食のタンパクサンドを食べ終え、庭でくつろぎながら、いつもの赤い空を眺めていると小さな黒い影が見えた。なんだろう、今回はなんだろう胸がうるさくなって…
僕の名前はシロt、白いTシャツとして洋服生産ラインで生まれた。最初は真っ白で、何もかもが新鮮だった。僕たち白いTシャツは、皆同じ姿で並んでいた。その中で、僕はどん…
白黒王国はオセロの国民で溢れる世界。白いコマと黒いコマが対立しながらも共存しているこの国で、僕、シロズリーは白いコマとして毎日を楽しんでいた。友達と一緒に遊びな…
スウィーツ王国は、お菓子でできた不思議な国。クッキーやキャンディ、チョコレートといった甘いお菓子たちが住民として暮らしていた。僕の名前はヤメズリー。バタークッキ…
カザンカザン王国は、3つの活火山に囲まれた美しい国だ。その国は、常に火山活動に警戒しながらも豊かな生活を営む人々によって築かれた。僕はホープ、ココロが傷ついた者…
わらび王国の片隅で、僕はキナコという名前で知られている。きな粉として生きることを夢見て、明るく振る舞う毎日だ。けれども、わらび餅の生産ラインに乗せられた時、僕の…
アラームが鳴り響いた。 午前6時、目覚ましの音に半ば無意識に手を伸ばし、アラームを止めた。暗い部屋の中で、ベッドから重い体を引きずり起こした。外はまだ薄暗く、重…
家のドアを開けると、疲れ切った体に重さが広がった。 会社員として一日を終え、ようやく帰宅した。普段は明るく活発な性格を装っているが、今日はどうにも笑顔が出なかっ…
前回の話↓ボォドォーン、昼食のタンパクパスタを食べ終え、庭でダンとサッカーをしていると、隣りの更地に金属製の円盤が降ってきた。見上げるといつもの赤い空が見えた。…
前回のお話↓ダンとジュンは空から降ってきたメモリーボムを開けた。中身は滅びた国の文字で書かれた手紙だった。手紙を読んで夜空に青い花火を打ち上げた。 ヒュー、ボォ…
「お母さん俺東京に行きたい」夕飯の食卓でタカヒコがカレーをよそう母に言った。父は素知らぬ顔で福神漬けのレンコンを奥歯で噛み締めた。父の口の中でレンコンが噛み砕か…
コォンッ、コタァンッ、布団で寝転んでいると部屋の隅にそびえ立つ標高80センチのボトル山から、2、3本のペットボトルなだれが起きた。手前には標高15センチの手紙山、開封…
海の中でタコの僕はボウズと呼ばれていた。正義のヒーローになることを夢見て、毎日海の安全を守るために一匹で自警団を結成し、パトロールを続けていた。海底の街は静かで…
2024年5月21日 11:17
コトッ、昼食のタンパクサンドを食べ終え、庭でくつろいでいると、芝生に金属製の球体カプセルが降ってきた。見上げるといつもの赤い空が見え、飽きもせず太陽が輝いていた。僕が産まれる前は空は青かったらしい、とはいえ、金属が落ちてくるのは珍しいことだった。こういう時は、ダンの出番だ。ダンは僕の友達、そして、僕の家族。ダンは家の二階全フロアを自分の部屋として使っていた。僕の部屋は一階のこの庭に出入りしやす
2024年6月2日 23:26
「ガンター、山の向こうにキノコが見えるよ」マルーセは空を指差しながら言った。彼女の指差す方向に広がる鮮やかなオレンジ色のキノコが美しく咲いていた。「希望のキノコさ」ガンターはマルーセの頭を優しく撫で、小さな体をふんわり抱きしめた。マルーセはキノコを見つめながらガンターの袖を強く握りしめ、ガンターは窓の外のキノコを眺めながら、ゆっくりとカーテンを閉じた。12週間後、ガンターはバス1台の広さの
2024年6月1日 18:15
僕も父親になりたい。「I Am Sam」という映画を観てそう思った。科学者リオーナに「父親になりたい」と話した。ブロンドの長い髪のリオーナは、いつものようにため息をついて、メガネ越しに僕の目を見つめた。テーブルのコーヒーをひと口飲んで鼻から小さなため息をついて、キムテックで口を拭いた。視線が僕から離れて下に向いた。「シート、あなたに無理よ」いつもの答えだった。女の子とデートしたいと言った時
2024年5月31日 22:33
前回のお話↓昼食のタンパクサンドを食べ終え、庭でくつろぎながら、いつもの赤い空を眺めていると小さな黒い影が見えた。なんだろう、今回はなんだろう胸がうるさくなってきた。空を覗き込みながらそれが落ちてくるのを待った。昨日は「バンクボム」その前は「メモリーボム」今回のボムはなんだろう。プレゼントをもらうときはこんな感じなのかな。次第に影はだんだん大きくなって、それともに静かになっていった。あれはダン
2024年5月30日 22:24
僕の名前はシロt、白いTシャツとして洋服生産ラインで生まれた。最初は真っ白で、何もかもが新鮮だった。僕たち白いTシャツは、皆同じ姿で並んでいた。その中で、僕はどんなプリントがされるのかワクワクしていた。生産ラインが動き始めると、次々とシャツたちがプリントされていく。シャツの真ん中にキャラクターの絵柄が次々と現れ、僕たちはその運命を受け入れていった。プリントされた後、僕たちは新しい姿に生まれ変わ
2024年5月29日 11:41
白黒王国はオセロの国民で溢れる世界。白いコマと黒いコマが対立しながらも共存しているこの国で、僕、シロズリーは白いコマとして毎日を楽しんでいた。友達と一緒に遊びながら、笑い声が絶えない日々を過ごしていた。白いコマたちはいつも明るく元気で、自分たちの立場を誇りに思っていた。しかし、その一方で、黒いコマたちは毎日落ち込み、白いコマたちにバカにされていた。黒いコマたちは暗い存在と見なされ、必要ないもの
2024年5月28日 17:02
スウィーツ王国は、お菓子でできた不思議な国。クッキーやキャンディ、チョコレートといった甘いお菓子たちが住民として暮らしていた。僕の名前はヤメズリー。バタークッキーとして誕生してからまだ3日しか経っていないけれど、もうピース崖に向かう列に並んでいる。ピース崖はスウィーツ王国の伝統的な場所で、古くなったり、役目を終えたりしたお菓子たちが新たな姿に生まれ変わるために訪れる場所だ。僕はまだ新しいクッキ
2024年5月27日 23:04
カザンカザン王国は、3つの活火山に囲まれた美しい国だ。その国は、常に火山活動に警戒しながらも豊かな生活を営む人々によって築かれた。僕はホープ、ココロが傷ついた者に希望を売る仕事をしている。僕の役目は、困難な状況にある人々に笑顔と勇気を届けることだ。これまでに3つの火山が噴火を起こすことはあったが、幸運にも致命的な被害は避けられてきた。人々は火山の力を恐れつつも、その恩恵を受け取りながら日々を過
2024年5月26日 23:03
わらび王国の片隅で、僕はキナコという名前で知られている。きな粉として生きることを夢見て、明るく振る舞う毎日だ。けれども、わらび餅の生産ラインに乗せられた時、僕の運命は大きく揺れ動いた。わらび餅の生産ラインから逃げ出す計画を立てたのは、ある日のことだった。仲間たちは次々とわらび餅にかけられていく。それがきな粉の運命だと言われても、僕にはどうしても受け入れられなかった。自分自身の意志で生きたいと願
2024年5月25日 23:00
アラームが鳴り響いた。午前6時、目覚ましの音に半ば無意識に手を伸ばし、アラームを止めた。暗い部屋の中で、ベッドから重い体を引きずり起こした。外はまだ薄暗く、重たい気持ちがさらにのしかかる。私の名前は山本。会社員でありながら、家に閉じ込められているような気分だ。私は父と二人暮らし。父は厳格で抑圧的な人物で、私の人生を事細かに管理している。就職先も父が決めたものであり、私の意見など一切聞かない
2024年5月24日 23:11
家のドアを開けると、疲れ切った体に重さが広がった。会社員として一日を終え、ようやく帰宅した。普段は明るく活発な性格を装っているが、今日はどうにも笑顔が出なかった。デスクに積み上がる書類、無限に続く会議、上司からの理不尽な要求――すべてが僕のエネルギーを吸い取っていく。「ただいま、ミケ」玄関を入ると、ペットの三毛猫、ミケが待っていた。僕の唯一の理解者であり、心の支えだ。ミケは黙って尻尾を左右に
2024年5月23日 23:41
前回の話↓ボォドォーン、昼食のタンパクパスタを食べ終え、庭でダンとサッカーをしていると、隣りの更地に金属製の円盤が降ってきた。見上げるといつもの赤い空が見えた。僕が産まれる前は空は青かったらしく、ダンは最後の青い空を知っている。ダンはいつもアニメのTシャツを着て、背が低くちょっと太っている。「ダン、なにか落ちたよ」僕はそれに駆け寄った。昨日、手紙が入った金属製の球体『メモリーボム』が降ってきた
2024年5月22日 11:20
前回のお話↓ダンとジュンは空から降ってきたメモリーボムを開けた。中身は滅びた国の文字で書かれた手紙だった。手紙を読んで夜空に青い花火を打ち上げた。ヒュー、ボォーン、夜空に打ち上がった青い花火を見届け終わると、僕とダンは家の中に戻った。ダンは二階の自分の部屋に戻り、僕は自分の部屋ダイニングのソファーに寝転んだ。天井のケチャップのシミが人が叫び声をあげる姿に見えた。「ダ〜ン!」叫べばすぐに駆け
2024年5月20日 22:27
「お母さん俺東京に行きたい」夕飯の食卓でタカヒコがカレーをよそう母に言った。父は素知らぬ顔で福神漬けのレンコンを奥歯で噛み締めた。父の口の中でレンコンが噛み砕かれる音を耳にした母は父の目を一瞬見つめると、シンバルのように音を立てて鍋に蓋を閉めた。父は視線をカレーライスに向けたまま、一口、口に運んだ。母が口を開こうとした時、父がストロング缶を開け、生まれてくる会話を潰した。タカヒコはよそわれたカ
2024年5月19日 23:16
コォンッ、コタァンッ、布団で寝転んでいると部屋の隅にそびえ立つ標高80センチのボトル山から、2、3本のペットボトルなだれが起きた。手前には標高15センチの手紙山、開封済みの手紙が土台となり未開封の手紙の上に新雪の広告チラシが積もっていた。右を向けば、標高110センチのカラフルな洋服山が見え、ふもとには黄色いワンピースに青いパンツ、頂上には、紐が伸びきったピンクのブラジャー。私から見れば立派な山
2024年5月18日 23:43
海の中でタコの僕はボウズと呼ばれていた。正義のヒーローになることを夢見て、毎日海の安全を守るために一匹で自警団を結成し、パトロールを続けていた。海底の街は静かで美しかった。サンゴ礁が色鮮やかに輝き、小さな魚たちが自由に泳ぎ回っていた。僕はその美しい街を守るため、常に目を光らせていた。日々のパトロールは僕にとって使命であり、楽しみでもあった。そんなある日、僕の住む街に大王イカが現れた。体は赤く巨