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読書法

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独学の基礎になる読書の方法について、マガジンにまとめました。
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記事一覧

新書と古典の両方を読む

あらゆる知識に精通した「天才」が教えてくれた、頭を良くするための新書の読み方と「究極のイ…

鈴木良実
7時間前
1

働くと本を読まない

働いている人は本を読まない、と言う趣旨の本が出ています。 私は、働いているときは、月に1…

鈴木良実
3週間前
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読書法を西田哲学で整理

西田哲学の 個物 と 一般者 相互作用の場としての世界 の発想は、学びの姿勢にも、良い見…

鈴木良実
1か月前
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もの自体の実現

昨日書いた 読み取るべきは本質か?もの自体か?|鈴木良実 (note.com) の議論では もの自体…

鈴木良実
2か月前
2

古典教養有効論

高校の国語教育の中で 古典教育不要論 がSNS等で、話題になっています。そこで少し捻くれ…

鈴木良実
3か月前
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前提知識を必要とする教科書

独学するときに、難しい教科書があります。その一部は、著者の問題で表現が、上手くできていな…

鈴木良実
10か月前
2

教科書は1冊を読み込め?

勉強の方法論は、色々ありますが、その中の一つに 一冊の教科書を徹底して読め と言う教えがあります。私は、この教えに半分賛成ですが、その前提に 自分に合った教科書を選ぶ ことの大切さを、知っておくべきです。 例えば、物理学の教科書でも ファインマン物理学 ランダウの物理学 では、教える姿勢が全く違います。私は、個人的には ファインマンの解りやすさ が好きですが ランダウの簡潔さ 見通しのよさ も捨てきれないモノを感じます。もう少し言えば 初心者時代はフ

独学のための読書について

私は、工学系の大学と大学院(修士)で、一通りの教育を受けたので、独学という言葉は、当たらな…

鈴木良実
1年前
3

他の自我になる読み方

昨日の続きで、小林秀雄や山本七平の流儀について、今回は (唯識など)仏教の発想 での理解を…

鈴木良実
1年前

全体像で安定すれば書物から学べる

昨日書いた プラトンの哲学感|鈴木良実 (note.com) では 哲学は書物に書かれるモノでなく 対…

鈴木良実
11か月前

読書による学びの継続

私は、半世紀前の大学卒業後も、継続して学び続けました。ここで振り返ると、色々と学び直しが…

鈴木良実
11か月前
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情報収集の速読

読書について、今まで書いてきましたが、今回は、速読について書きます。 一冊の本をじっくり…

鈴木良実
10か月前
2

読書の二つの目的

読書の目的には、大きく分けて以下の二つがあります。 教科書などからの知識習得 小説などか…

鈴木良実
10か月前
6

教科書の二つの読み方

教科書の読み方は、大きく分けて以下の二方向があります。 その理論を体系的に把握する その理論を造りだした過程を理解する 例えば、電磁気学を学ぶときに ドイツ式はマックスウエルの方程式から教えて多くの問題を解かせる イギリス式は静電力から始めてマックスウエルの方程式に至る と言う風に、根本原理からの展開を主に学ぶか、根本原理へ向かう道筋を学ぶと言う、二つの道があります。理論を体系的に学ぶと 根本原理から学ぶと見通しがよくなる利点 与えられた理論を丸呑みし理解が薄