鈴木良実
独学の方法を、読書などを中心に、体験談を中心にまとめました。
独学の基礎になる読書の方法について、マガジンにまとめました。
40年ほどのメーカー勤務の経験から、会社生活で、知識を生かす方法について、色々と書いています。
課長になり、そして組織を維持し、部下を育てる過程を小説形式で、シミュレーションしました。
動機付けについて、日本文明と西洋文明の違いなどから、色々と書きたい。
始めに私が書いている記事は AI、哲学、宗教、社会学、経営学、社員育成など いろいろな分野に広がっています。これでは 何の専門なのか解らない という感じを持たれた人もいると思います。 しかし、私の軸は 心の力の活性化 です。これに役立つと思い、色々な観点からnoteを書いています。 ここで 心の力 にこだわるのは 頭脳だけではない という想いからです。 振り返り高校まで この発想は、高校生時代の成功体験があります。私は高校生時代に、カッパブックス等の
働いている人は本を読まない、と言う趣旨の本が出ています。 私は、働いているときは、月に1万円以上を本に投資してきました。従って、この本の趣旨とは違う人間です。 しかしながら、「働いていると本が読めなくなる」状況は確かにあります。 この問題について、私が思う原因を考えて見ました。 一つの切り口は、「知識経営」の発想です。 ナレッジマネジメント - Wikipedia つまり 働く人に適切な知識を経営側から与える と言う発想です。私は、業務効率化の観点から言えば 各
1.課長になるべきか今の世の中、管理職への昇進を望まない人も増えています。何も考えずに課長と言う立場ばかりを求める人よりは、課長になるべきかについて真剣に悩んだ人材こそ、課長になるべき資格と言うか値打ちがあると思います。 「何も考えずに、なりたがる人より、周辺が求めてなってほしい人」 が、課長になるのはまだ望ましいでしょう。しかしながら、例外もあるが、いやいや課長になるよりは、理想や希望に燃えて、課長になる人の方が、周囲の人間と会社にとって、もっと良い結果をもたらすこでし
組織について議論するとき、一つの極端例として、軍隊組織を知っていると、色々と見通しがよくなります。特に欧米の組織論を学ぶときには、軍隊の基礎知識が必要です。 階級の必要性 まず軍隊には、階級があります。大きく分けると以下のようになります。 将官:大将・中将・少将 軍や師団・大隊の指揮 佐官:大佐・中佐・少佐 大隊の指揮 尉官:大尉・中尉・少尉 中隊から小隊の指揮 ここまでが士官 軍曹 分隊の指揮 伍長 ここまでが下士官 兵卒:上等兵・一等兵・二等兵
外国語を学ぶことで 自分と違う考え方の人達 の存在を理解させる と言う議論がある。 確かにそのような一面もあるだろう。それなら 古文や漢文も同じ と言う議論もある。 さて、この議論をもう一歩進めると コンピュータ・プログラミング の使い方もあるのではと思う。現在のコンピュータは、今のところフォン・ノイマン方式の 1ステップごとのメモリ書き換えの積み重ね が、根本的な処理になっている。更に言えば 命令されたことだけ行う 記憶は消去されるまで残る 等の特性
1. 会社は何のためにあるのか 会社は、顧客の必要とするモノを、継続的に供給できるようにする仕組みを維持するためにある。そのために、必要な人材や設備を確保し、それを維持するための適 正な利潤を得るように努力する。副次的に、関係者の満足を得るように努力する。 2. 皆はなぜ働くのか 人が働くにはいろいろな理由がある。これをマズローの欲求の5段階で整理すると、 見通しが良くなる。但し、一つだけで考えてはいけない。 働く理由も、単なる生活のための給料から、一緒に仕
記憶は、適切な方法を上手に使えば、力が付きます。ここでは、記憶術について私の考えを披露します。 記憶術の基本原則これを意識していない人が多いですが、記憶術習得の第一段階は、以下の意識改革が必要です。 <第1原則> 記憶しすぎると言うことはない 人間の大脳の脳細胞は生きている内に10%も使っていないので 記憶することが増えたからと言って 他のことが出来なくなると言うことはない <例外> 対話中に重要事項を記憶しようとして、注意を集中していると、他のことが聞けなくなるこ
仕事の上で、自分の力を引き出すために、どのようなことが必要でしょうか? 現在の私の考えでは、以下の側面があります。 自分自身を知る 仕事への対応法を知る 仕事の環境を知る 関係する人達を知る このように分けてみると、単純に 勉強しろ 経験しろ よりは、見通しがよくなると思います。 まずは「自分を知る」ですが、大事なことは 自分の意識していない面 潜在的な力 を知ることです。例えば、記憶という面でも 上手く引き出すと 忘れたと思うことも引き出せる と言う
科学的な知識の使い方には 特定の原理からの展開 現実の世界から関係を見いだす と言う二つの道があります。 前者の代表的な例は 法律の適用 です。基本原理である、憲法前文の世界から、憲法そして他の六法と、展開する議論法です。 後者の一例は 経済の議論です 社会の色々な要素が、人々の動機として働く、こうした世界を上手く切り取り、モデル化して、因果関係を見いだします。 例えば サマータイムの是非の議論 において 人々の健康を求める権利 朝日を浴び健康になる
前に 不浄観について|鈴木良実 (note.com) を書きました。今回は 私たちの知識の影響 について考えます。 前にも書きましたが 死体を前にして瞑想する不浄観 は、摩訶止観などに書かれてた修行法で、日本では平安時代までは、あったようです。さて、この修行が行われた時代を考えると 死体が野辺に捨てられていた 状態でした。従って 実際に死体が朽ち果てる姿 を見ることが出来ました。 さて、私たちは学校教育などで 人体内部構造 を学んでいます。骨格や筋肉の
私たちは「和魂洋才」という言葉を、聞いたことが、ある人は少なくないでしょう。しかしその前の「和魂漢才」を聞いた人は、少ないのではないでしょうか?さて、ここで使われている「和魂」ですが、両者には大きな違いがあります。 まず、「和魂漢才」は、平安時代に遣唐使廃止の議論などからでています。この場合 漢才:儒教などの理論的知識 和魂:現実に合わせた智慧 という意味合いがあります。日本の文明は 中華文明のいいとこ取り が特徴です。聖徳太子の17条憲法から律令政治も、中華文明や
我が国の学校教育は よい成績を取れば良い大学へ 良い大学からは良い企業へ という 一つの方向への動機付け で、勉強の意欲をかき立てています。 また、会社に入ってからは 課長などへの出世 と言う、これまた一本道での動機付けが行われていました。 しかしながら、このような動機付けでは ピーターの法則 人は自分が無能と証明されるまで出世する 従って組織の大部分は無能人材の集まり と言う状況になります。 なお、戦前の日本の軍隊などでは 大卒とは別の出世コース 一
動機付けについて、感情面の力を活かす方向で、何度か書きました。 しかしながら、我が国の教育には 感情の力を抑える 方向が大きく働いているように見えます。 この理由を考えてみました。 私の仮説は 復讐心を捨てさせる ことが 国政の安定に重要だった です。 これは、明治の教育制度の設立時点を考えると 維新前の殺戮状況 その恨みは色々と残る と言う状況でした。それを、新政府の力で、なんとか押さえ込んでいたのです。例えば、幕末で尊皇攘夷で知られている、水戸藩では
今の日本社会では 心の底から納得した動機付け が出来ていないようです。よくある事例は 良い大学に入れ 良い会社に入れ で勉強させても それで何をしたいの? には答えられない人たちです。さらに言えば、会社生活においては 出世したい だけで 課長になったら何するの? 部長になりたい 部長になったら何するの? 重役になりたい ~~ と言う状態の人がいます。 さて、この問題に対する一つの答えは 関係者も含めてよくする と言う活動です。もう少し言うと 自分を
高校の国語教育に於いて 古典漢文の不要論 がSNS等に出ています。私の意見は 古典の教養は重要 但し 入試など試験には疑問 です。 理由は 無理に客観的にした試験 に対する反発です。無理に客観的にする一つの手法は 文法の問題などを主として出題 です。また別の面では 現在文への翻訳 漢文の書き下し文への展開 等です。これは、私達のような「教養としての古典・漢文」の立場では 多く出ている現在文訳や 漢文の書き下し を読めばよいと思っています。もう少し言え