斜線堂有紀
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執事がわたくしに黙って結婚するそうなので国内のバウムクーヘン工場を全て買い占めますわ!
文学フリマ東京38の無配ペーパーでした。
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執事というのは役職であって、そういう種族や生き物なのではないと、わたくしでも理解していたはずなのですが、それでも國塚がわたくしに何も言わず暇を取った時は、天地がひっくり返ったような心地がしました。いつものように目を醒まし、國塚に朝のグレープフルーツジュースを持って来るよう命じた時には、もう國塚はおりませんでした。代わりにわたくしと同じ歳の頃のメイ
脱法終了防止日記(11月30日)
noteが爆破されてしまいそうなので、先に爆破防止の日記だけでも上げておこうと思います。11月の脱法小説は3日に上がる予定です。出来たらおまけも上げたいです。以下は日記です。
Ask no questions and hear no lies.
※『詐欺師は天使の顔をして』のネタバレ有
大学三年生の春の話である。
後輩の呉塚要が恋人を作ったと聞いた時、子規冴昼は「また要が何かを企んでいるなあ」と思った。真実の愛に目覚めた可能性だってなくはないけれど、それよりは何かしら理由があると邪推した方が確度が高い。だって、要だし。
冴昼の個人的な考えでいくと、要は恋人の一人でも作った方がいいんじゃないかと思っている。勿論、何かしらの打算が働い
Twitterでは上手く喋れたのに、現実では引用すら軽く出来ない。
※Twitter終了合同掲載「Twitterが終了したので、ここでしか繋がっていなかった助手との関係が切れた。」のネタバレがある。
2023年11月20日、中央公論新社よりTwitter終了合同こと「小説集 Twitter終了」が出版されます。友人や先輩や後輩などと作った本がこうなるとは思わずびっくりしています。ありがとう友人達、ありがとう中央公論新社。ホム沢と助手太郎のぬるっとした活躍を見逃す
近況報告と日記(ディープ)
今日までの〆切が四つあり、四つ終わっていない。今朝までは七つだったことを考えると進歩ではあるけれど依然としてデスマーチが続いている。ゴールデンウィーク明けから様々なことが動いて、それに伴い日常もとんでもないことになった。たまに駄目かもしれないと思いながらどうにかやっている。本当駄目なところまで頑張ろうとは思っている。途絶えた足跡も旅路と呼べ……。
というわけで、近況報告が以上だけだとあまりにも
脱法質問箱(3・前編)
Q、先生こんばんは! 要と冴昼の好きな食べ物や好きな色、好きな場所や季節など好きなものが知りたいです。