#いちごつみ100tanka 自選十首(feat.菅沼ぜりい)

2017年10月16日 ~27日にかけて、菅沼ぜりいさん#いちごつみ100tanka を行いました。ふたりで百首(ひとり五十首)を短期間に詠むという経験が初めてでしたので、色々勉強になりました。
自作の中から、自選十首を連作風にまとめてみました。

きまぐれに翻弄されて

かみさまのきまぐれサラダに混ぜられてあなたのもとにやってきました

寒いねとお酒呑みつつきみの手を包んで探る指輪のサイズ

教科書に書かれていないやり方でぼくらひとつになってみようよ

まよなかというのはよるのまんなかであとはあかるくなるだけのとき

「辛い」って書いたら水をくれるかなそれとも抱きしめてくれるかな

外見より中身よというきみに向け折り目正しくラッピングする

あなたって打ち上げ花火みたいだねあとからあとからわたしに響く

美しいものが好きだよ夜景とか愛とかきみの綺麗事とか

さっきまでここにあなたがいたんだと乱れたシーツの余熱に触れて

たらちねと記せば母が来るようにあなたを呼べる言葉がほしい

※いわゆる「いちごつみ」のルールについてはこちらをご覧下さい。

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