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☆好きな歌を籠に集め

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好きな歌の中でも、崩れそうな自分に力をくれたり、同じ指向性だと感じて共感したり、沁みたり、そんな特別な歌ばかり。
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2014年9月の記事一覧

夜中になないろの、てんとう虫。

一青窈さんの、てんとう虫。共振するリアリティ。ななつのほしを数えるよりたくさんの悩みを数えて眠れなかったあの頃、一緒に歩いた「ようちゃんの歌」は。今ならわかる。ただ悲しかったから、聞いていたわけじゃない。こんなにこぼれる涙がなおも私を強くしてくれると信じていたから、聞き続けていたんだ。…あの赤い糸のアルバムジャケット。今も、大事に覚えている。

「すべては書かれている」

パウロ・コエーリョのアルケミストに出会って、もう20年余りたつ。「すべては書かれている」、この言葉が、私の前に現われなかったら、私たちが人生と呼んでいるものの中にある「謎」の存在を感じるまでに、もう少し時間がかかっただろう。今もこの言葉は、見えない未来がそれでも確たる物語を刻んでいる、ということを信じるに大いに役立つ、私にとっての「心の構え」だ。