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大人の社会見学 司馬遼太郎記念館

情報共有いたします。みなさまの何かのきっかけになれば幸いです。


司馬遼太郎氏著書『坂の上の雲』を
大河ドラマがきっかけで読んだことがあります。
 ※過去投稿🔗『歴史本読書 芋づる式』

その司馬遼太郎氏の記念館が
東大阪市にあると、その時知りました。
近くにあるのになかなか行けず月日が経ち
先日やっと訪問する機会をました。

この一角だけ森のよう
2024年5月1日 著者撮影

入館は有料です。
大人500円。
各言語の案内パンフレットが置かれており、
各国からこの場所を訪れている様子が
うかがい知れます。


入っていくと
その森のような中に住居があります。


書斎は大きなガラス張りで中が見れます。
執筆中、時折樹々を眺められていたのでしょう。


書斎
奥の方から司馬遼太郎氏がひょっこり現れそう

さらに奥に進みます

書斎を取り巻く樹々
記念館の入り口

記念館は安藤忠雄氏の設計によるもの。
有志の出資で建てたそうです。

記念館内は撮影禁止。

Instagramで映えそうな本棚、
自身の作品から取材用の書籍まで。
地下合わせて5階ほどの建物が吹き抜け
その壁にぎっしり詰まった書籍、
まるで図書館。
司馬遼太郎氏の頭の中を垣間見た
そんな印象を受けました。

2種類、30分ごとに上映される
NHK提供のドキュメント動画を
拝見しました。

動画内容は以下

1本目 司馬遼太郎氏の経歴動画

太平洋戦争終了を迎えた20歳代の司馬遼太郎氏は
なんて日本人はダメになったのか、と感じた。
現在の日経新聞京都で金閣寺火災のスクープ。
ノーベル物理学賞の湯川秀樹に取材。
龍馬がゆくを執筆にあたり
その関連本3,000冊を神田の本屋から買い漁り
一時その界隈よりなくなった。
年齢ごとの代表作
1.龍馬がゆく 坂本龍馬
  ※初めて坂本龍馬にスポットを当てたのは氏
2.坂の上の雲 秋山好古、秋山真之兄弟
3.菜の花の沖 高田屋嘉兵衛
  この嘉兵衛が日本人のあるべき姿であり、
  20代の自分に向けた答えだった。


2本目 大阪城と司馬遼太郎氏の動画

城塞 大阪城がテーマ
JR大阪城公園駅開業の際に寄贈した
氏の執筆したプレートが掲げてある。
豊臣秀吉が構築、当時世界最大級の木造建造物。
大阪湾に停泊した南蛮船からも見えるにようした。
5層構造の天守閣。
大阪城の支配者が変わるときが歴史的転換点
  1.大阪夏の陣
  2.鳥羽伏見の戦い ※知りませんでした。
大戦中天守閣焼け落ち、のちに有志資金で復興。


二十一世紀を生きる君たちへ
教科書にも載っている文章を展示されてました。
自分は生きられないが次世代に希望を託している、
そのような文章が筆者には切なく感じました。
手塚治虫氏も同様な文章を書いてたような・・・。
この記念館限定販売をされてます。
ネットで購入可能。


所感
この記念館を訪問できてよかったと思う。
大阪城について知らなかったことを学べた。
膨大な蔵書を目の当たりにして、
知的好奇心を駆り立てられた。
海外から訪問があるほど著名とは不知。
興味が沸いた菜の花の沖を読んでみたい。


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