【こえ #38】“不便のない”生活と“望む”生活の間
小笠原 幸成さん
小笠原さんは、会社を退職した2016年に、友人から声のかすれを指摘される。原因は、“癌ではない”良性の声帯ポリープや肉芽腫で、すぐに入院し切除した。しかし、2021年になって再度「声が出にくいという自覚症状があり」、同じ病院を受診すると、癌と診断された。2022年に入って短期間で計35回もの放射線治療を実施するも、2023年に入ると癌が再発。『喉頭』の全摘手術を勧められ、周辺にあるリンパ節とともに切除した。
『喉頭』とは、一般的に『のどぼとけ』と呼ば