山崎@ナレソメ予備校・学年主任

オンライン結婚相談所「ナレソメ予備校」で学年主任をやっています。 遠距離恋愛、同棲、婚…

山崎@ナレソメ予備校・学年主任

オンライン結婚相談所「ナレソメ予備校」で学年主任をやっています。 遠距離恋愛、同棲、婚約、そして婚約破棄を経験。ついに最高のパートナーに出会いました。 13歳年上の妻との結婚生活、ステップファザーとしての家族生活を満喫中。 実体験×心理学に基づいて執筆します。

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【婚活心理学】「結婚」という大きな決断に求められる意思決定プロセス

「昨日の晩御飯、二口目に何を食べた?またその理由は?」 「今日の朝、目が覚めてから何分でベッドから出た?どうして?」 「今のパートナーをどのタイミングで好きになった?その理由は?」 日常生活で自分自身の行動(=意思決定)の理由を正しく説明できないことは多々あります。 そんな中で、より強い意思決定が求められるのが結婚・結婚生活です。 我々がどのように意思決定をしているかを理解することは、婚約前~結婚生活においてスムーズな関係進展を行う助けになります。 決断力の正体話は少し逸

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    • 【婚活心理学】「結婚は人生の墓場」の意味。誤解が広がる理由とは

      「結婚なんてするもんじゃない」という文脈で使われる言葉。独身時代と比べて自由が減り制約が増えるという結婚のネガティブイメージを表現するものとして、特に男性の中で定着しています。 この言葉の本来の意味は、結婚を卑下するものではありません。 一説によると、19世紀の詩人・シャルル・ボードレールが残した言葉とされています。当時はさまざまな性病が流行していて、それが原因で命を落とす人も少なくありませんでした。不特定多数と体の関係を持つことは、性病での死をもたらす時代でした。 そんな

      • 【婚活心理学】"分かっているけど変われない"を解決する2つの「~できそう」

        「次の試験で○○に合格する!」 「今年の夏までに○kg痩せる!」 と決意したつもりでも、結局挫折した経験はありますか? 恋愛・婚活において 「もうダメな男には引っ掛からない!」 「結婚を考えないパートナーは作らない!」 と決意したのに、結局似た経験を繰り返してしまったことはありますか? そして次のようなことをしたことはありますか? ・生活環境をガラッと変える、さまざまな関係性を絶つ ・周囲の人を説得したり、周囲への要望を言ったりする ・自己卑下する、劣等感を味わう これらは

        • 【婚活心理学】「否定された」と感じやすい人向けのパートナーシップ構築術

          まずは簡単な診断から始めましょう! あなたは、よく顔を合わせる友人から次のように聞かれました。 「昨日会わなかったね。昨日のこと教えてよ~!」 この質問に対する答えを実際に口パクor脳内再生してから、次の段落へ進んでください。 さて、Q.に対してはあなたの一言目は何でしたか?次のうち最も近いものはどれでしょう。 ①「昨日は大変な1日だったよ」「楽しかったよ」 =感情語が含まれる ②「そうだね…昨日はー」 =回答までに間がある ③「○○した」「○○に行った」 =事実を述べる

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        【婚活心理学】「結婚」という大きな決断に求められる意思…

          【婚活心理学】婚活における面談の意義とは

          こんにちは。ナレソメ予備校・学年主任の山崎です。 本記事では、婚活中のプランナーとの面談の意義について考えてみたいと思います。 ※あくまで山崎の見解です。 面談の目的 『婚活は相手探しではなく、自分探し』 ナレソメ予備校が掲げる婚活の目的。まさに面談の目的でもあります。 全く別の人生を歩んできた人同士が、お互いの合意によって同じ人生を歩むことを決断するのが結婚です。これまでの経験だけでは乗り越えられない壁も出てくることでしょう。 壁にぶつかったとき、私たちはとにかく早

          【婚活心理学】婚活における面談の意義とは

          【婚活心理学】心のモヤモヤを恋人・パートナーにぶつけないためにできること

          関係継続のための心理学は、私が最も興味のあるテーマのひとつです。 先日のナレソメ予備校セミナーでは、以下のご質問をいただきました。 今回はご質問への回答という形で執筆します。 親しい人に当たってしまうのはなぜ? 感情をうまく処理できないと、不安が強くなります。 今回のご質問では、「もやもや」という部分がまさに処理しきれていない感情ですね。 その結果、不安解消の手段として、彼へ不安をぶつけるというストレスコーピング(=ストレス対処法)をとっていると考えられます。 根本的な

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          安易な「価値観が合わない」を封印し、パートナーとのご縁をモノにするには

          巷に出回る「価値観」という言葉。自己理解やコミュニケーションを促進するための貴重な言葉である一方、むやみやたらに使うことでのリスクもあります。 友人であれ職場であれ、もちろん恋愛・婚活であれ、ご縁を切る必殺技が「価値観が合わない」です。 本稿では「価値観が合わない」という必殺技に隠された罠、そしてこの言葉を封印することで得られるメリットについて紹介します。 価値観とは前提条件 価値観がピッタリ合う人は、世界に誰一人としていない 自己理解が足りないほど、違和感を"価値観

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          その"謙遜"は、パートナーとの関係構築を邪魔している

          この記事の結論は「褒められたら、感謝の言葉をまず述べよ」です。 納得感がほしい方は、続きをぜひご覧ください。 親密な関係性はコミュニケーション>>魅力 結婚相手の魅力と関係満足度を調査した研究(川名, 2019)では、異性に感じる魅力と関係満足度・関係幸福度の関連を調査しています。 その結果、妻・夫に感じる美的・社会的・対人的魅力は他の関係性にある異性と比べて低い一方で、関係満足度や関係幸福度はとても高くなっています。 平たく言うと、結婚したあとは 「周りからどう見られる

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          "別れ"の恋愛心理学 ※PR含みます※

          バレンタインの季節ですが、あえて "別れ"について話していきましょう。 【未熟な恋愛関係】 実は、生涯のパートナーと出会い関係を築くには、正しい"別れ"を繰り返すことが大切です。 正しい"別れ"を経験せずに恋愛を重ねる(そもそも、恋愛関係を築かない)と「未熟な恋愛関係」から抜け出せないままに年を重ねることになります。 未熟な恋愛関係とは、以下のような特徴が例に挙げられます。 ・パートナーへ依存しすぎる、または自分へ依存させたいと思う。 ・表面的な関係性のため、同じ相手と

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          恋愛心理学マニアが婚活市場にジョインした所感

          ナレソメ予備校で仲人・学年主任としてリアルな婚活市場に触れられた2022年。2023年の目標は、自分の知見・経験をもって婚活市場をより活性化させることです。 略歴・所感 大学で専攻した"恋愛心理学"は、仕事にはできないと判断して2015年に新卒で教育業界へ就職。しかし、単純な興味で勉強は続けていました。2018年、新卒入社した会社からの転職で、副業OKの教育・福祉系のベンチャー企業へ。"恋愛関係"をテーマに講演会や教育活動を任されたり、副業で恋愛心理学の知見で執筆活動・カ

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          [完成版]遠距離恋愛を"ガチで"成功させるテクニックは?「遠距離恋愛心理学」に基づくTo do7選【マイナー恋愛の心理学#004】

          遠距離恋愛をしていて不安が生まれるのは当然ですよね。そんなとき、ネットサーフィンをとおして「みんな不安なんだ!」「きっと大丈夫」と安心できる情報には出会えると思います。 だからこそ、この記事で紹介したいのは、心配!とか、まずい!と思ったときに試すのではなく、そうなる前に遠恋カップルが「普段からやっておくべきこと」です。 いわゆる「遠距離恋愛におすすめ♪」というコツではなく、関係満足度・関係良好性を高めるための"どストレート"な実践テクニックを紹介します。 さらに、なんでも

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          "年の差婚"ってホントにマイノリティ?【マイナー恋愛の心理学#002】

          こんにちは、"年の差婚"当事者のthy13317です。 私は27歳のとき、39歳の女性との結婚を決意しました。 年齢差12歳、かつ妻年上タイプの夫婦です。 周囲からは「珍しい」「大丈夫か?」とよく言われましたが(今も言われますが)、一般的な夫婦と比べ、年の差婚にはどれほど違いがあるのでしょうか? そもそも"一般的"な夫婦とは何でしょうか? 「年の差があろうがなかろうが、関係性に差はなくね?」と思っています。 しかしながら「いやいや…」という声は減るわけもなく。 年の差婚

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          遠距離恋愛関係はうまくいく?【マイナー恋愛の心理学#001】

          大学時代の研究テーマは「遠距離恋愛」。 今思えば、片道500kmの遠距離恋愛をしていた自分を"正当化"するためにスタートした研究でした。 しんどい思いをしながらも遠距離恋愛を続けていた自分の認知バイアスの証明ですね。 ただし、研究自体はいたって真剣。 カップル100組以上の面接調査・質問紙(アンケート)調査をもとにした私の卒業論文「遠距離恋愛関係の関係良好性を促進する要因の検討」を嚙み砕いて紹介します。 <遠距離恋愛ってどんな特徴?> 遠距離恋愛の特徴はざっとこんな感じ

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          再婚・ステップファミリー 夫婦円満に最も大切なこと?

          私を含め、どちらかが"再婚"という夫婦はかなり多いんです。 2017年の再婚カップルは、なんと17万組以上。 全体の26.8%、つまり4組に1組以上が再婚組なんです。 決して珍しくない再婚を経て、ステップファミリーになる人が多くいます。 そこで注意したいのが、育児へのかかわりかたです。 一般的な夫婦を対象としたデータにはなりますが、 「0~6歳の子どもがいることが、夫婦関係満足度を低下させる」と結論づけた研究があります。 イメージと真逆な人もいるのではないでしょ

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          13歳差の"逆"年の差婚がもたらした幸福感

          「人は結婚によって幸せになるし、幸せな人が結婚する」 結婚は幸福をもたらすが、幸福こそが結婚をもたらす。 結婚と幸福はお互いに引き寄せあうものなんです。 2020年1月、交際5ヶ月ながら入籍しました。 お相手は13歳年上のシングルマザー。 交際を始める前から「付き合うなら結婚前提」と決めていました。 結果、なんだかんだあってスピード婚を果たしました。 (なんだかんだ、についてはいずれ語りたい…) 二児のステップファザーになって1年半。 幸福感と充実感がとても

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          恋愛学を"真面目に"語りたい

          「合コンでの必勝法」 「異性をお持ち帰りするコツ」 「モテるための恋愛テクニック」 ネット上にあふれる恋愛How to記事。 読み物として楽しむのはアリかなと思っています。 でも、私が語りたいのは"真面目な恋愛学"です。 経験や印象だけでなく、恋愛心理学をもとに恋愛を考えること。 恋愛観は一人ひとり異なっているものです。 だからこそ、他人の恋愛観に触れることが 自分の恋愛観を認識し、後悔しない恋愛をすることに 少しでもつながればいいなと思っています。 自

          恋愛学を"真面目に"語りたい