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複数の能力を同時発揮する【コンポジット】

能力は、ただなんとなくランダムに成長をしているものではありません。

能力が実際にどのようにしてレベルアップしていくのかというようなメカニズムを、科学的な視点で認識し理解することによって、能力の成長に関して曖昧だった認識が改善されると、その法則を利用して能力を獲得する、能力の成長効率を格段に高めることができるようになります。


コンポジット

コンポジットとは、既存の複数の能力が組み合わさり、既存のより高度な能力となることを言います。

これは、能力の単純な合算を表していますので、一般に言う"最適化"をイメージすると分かりやすいかもしれません。

おぼえておくべきこと

1.コンポジットするには複数(2つ以上)の能力が必要

2.コンポジットは量的な能力成長を意味する(この場合の量とは、能力の点、線、面、立体の数を意味する)

3.環境や課題が、コンポジットを要求しているか否かで、コンポジットの発生は決定する(インテグレーションでも同様)

4.コンポジットはいくつかの能力を合体させたような能力が発揮されることを言う

コンポジットの例とポイント

例:環境や課題に対してのコンポジット

"話を聞きながらメモをとる"という課題をDとして、話を聴く能力をA、メモをとる能力をBとします。

Dの課題をクリアするには、A,Bの能力単体では不可能なため、AとBの能力をコンポジットして、話を聞きながらメモをとる能力Cを獲得する必要がありますが、それにはいくつかのポイントがあります。

いくつもの能力をコンポジットするためには、それぞれの能力を無意識でも発揮できるくらい習熟することが必要となります。

なぜなら、脳の機能上、意識的にたくさんの能力を同時に発動させるには限界があるからです。

↑のパラレルトレーニングは、脳の処理速度やIQ、グレインサイズなどを向上させる効果があります。

マルチタスクをこなすようなトレーニングに慣れることによって、いくつかの能力を同時に発揮させるコンポジットがおこないやすくなるのです。

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