我妻武彦@製造業 経営者

製造業の経営者です。 既存事業の承継と新規事業の開発を検討しております。 その意味でも…

我妻武彦@製造業 経営者

製造業の経営者です。 既存事業の承継と新規事業の開発を検討しております。 その意味でも自分自身の考えを言語化する場としてnoteを活用してみます。 投稿は、自分の経験や学んだことを中心に、経営、自己啓発、マーケティングなどに関する記事を投稿させていただこうと思います。

最近の記事

対話と発展のための世界文化多様性 #134 グローバル人材の活用

企業とは、その保有する経営資源を日々の事業活動へ投入して利潤を追い求める存在です。 経営資源とは、一般的にヒト、モノ、カネ、情報といわれています。 この経営資源を必要な部署や取り組みに供給するのも、インフラストラクチュアの取り組みとなります。 なかでも、筆頭の「ヒト」、つまり人事の重要性が高まっていることから、人材と組織の側面から変革をリードしていく戦略的な人的資源管理(以下、HRM:Human Resource Management)を重要視されています。 しかしながら、そ

    • 社会における存在意義 #133 アイデンティティ

      企業とは、社会において、その存在意義がなければ、顧客に見向きもされなくなり、いずれ、淘汰されることを意味します。 それでは、何をもって存在意義なのかです。 心理学や社会学の分野に、アイデンティティ(identity)という概念があります。
その概念とは、「自分は何者なのか」であり、「自分らしさ」のことです。 しかし、アイデンティティを勘違いしている人が少なくありません。 アイデンティティは、他人との一方的な差別化とは違います。 そもそも、人は、他人とは根本的に「違う存在」

      • 任せるマネジメント #132 エンパワーメント

        人は一人で成せる目的には限界があります。 そのため同じ目的を持った人たちと共に組織をつくります。 しかし、同じ目的を持っているからと言って、個々の能力は様々です。 そのため、個々の能力を最適化させて、組織の目的を果たすための機能がマネジメントです。 一般的な企業の組織形態は、ヒエラルキーあるいはピラミッド形態の組織かと思います。 具体的には、例えば、トップである社長から部長、課長、スタッフというように職務別にピラミッド型の階層構造になっている組織形態のことです。 ところが

        • 印象から受ける評価 #130 ハロー効果

          企業は、その目的を果たすために、経営資源を活用して、事業活動をマネジメントします。 経営資源とは、一般的にヒト、モノ、カネ、情報、知識谷藤などといわれています。 この経営資源を必要な部署や取り組みに供給するのも、インフラストラクチュアの取り組みとなります。 特に最近では、筆頭であるヒトの経営資源としての捉え方がより鮮明となっています。 その象徴が、一般的となったHRという総称です。 これは、Human Resourcesの略であり、単なる人材ではなく、人的資源を意味すること

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          ウサギとカメの教え #129 自己観照

          能力とは、持ちえたスキルではなく、それを意識して発揮してこそなのかと思います。 イソップ寓話やラ・フォンテーヌが書いた寓話詩にも所収されている物語にウサギとカメがあります。 日本では、童謡にもなっています。 もしもし カメよ カメさんよ 世界の内に おまえほど 歩みの のろい 者はない どうして そんなに のろいのか 
なんと おっしゃる うさぎさん そんなら おまえと 駆け比べ 向こうの 小山の 麓まで どっちが 先に 駆け着くか 物語では、圧倒的に足が速いはずのウサ

          ウサギとカメの教え #129 自己観照

          ボーイスカウト運動 #128 奉仕意識と実践

          社会における存在意義を高めるためには、自分のことだけではなく、社会に貢献しようとする姿勢が大切かと思います。 私にとって、社会貢献活動の原点になっているのは、小学3年生当時に入隊したボーイスカウトでした。 一人っ子であった私は、父と母の3人暮らしでした。 お爺さん、お婆さん、兄弟姉妹のいる友人と比べると、他人を思いやる気持ちが希薄であったと思います。 それを察した母が、入団させたのがボーイスカウトだったのです。 ボーイスカウトの活動を通して、人は一人では生きて行けない現実

          ボーイスカウト運動 #128 奉仕意識と実践

          禍福に一喜一憂していても仕方ない #127 万事塞翁が馬

          目先の出来事に一喜一憂ばかりしていても仕方がありません。 中国の古い書物である淮南子(えなんじ)の中に人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま)という格言があります。 昔、中国の北辺の辺境の塞(とりで)の辺りに老人が住んでいました。 ある日、老人の飼っていた馬が逃げてしまいます。 この地の馬の価値は高いことから、周囲が同情したのだそうです。 しかし、老人は、動じず、「これが福を招かないとも限らないよ。」と言います。 後日、その逃げた馬は、別の価値の高い馬を連れて

          禍福に一喜一憂していても仕方ない #127 万事塞翁が馬

          運とは確率論 #126 ストレッチゴール

          運が良いとか、悪いとか、人は時々、口にします。 しかし、結果とは、因果応報です。 因果応報とは、仏教の教えです。 善い行いをすれば善い報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがあるということです。 この教えからしたら、運が良いのも悪いのも、過去の自分自身の行いの結果ということになります。 運は他責で祈るものではありません。 それは、確率論です。 どれだけ準備できたかで、事は起こり得ます。 ビジネスで言えば、準備とはマネジメントに通じることかと思います。 マネジメントと

          運とは確率論 #126 ストレッチゴール

          営業の役割とはなにか #125 営業のあり方

          人は一人でできることには限界があります。 そのため同じ目的を持った人たちと共に組織をつくって活動します。 企業も、その組織の一つです。 企業が目的を果たす上で重要なのがマネジメントです。
このマネジメントを開発したとされるのが、ピーター・F・ドラッカー氏です。 その著書である「マネジメント 基本と原理」の中で、「マネジメントは、組織に特有の使命、すなわち、それぞれの目的を果たすために存在する。」と示しております。 そして、組織である企業にとっての目的を同書の中で、「企業の目

          営業の役割とはなにか #125 営業のあり方

          名前にこめられた想い #124 ネーミング

          古典落語に寿限無というものがあります。 「寿限無 寿限無 五劫(ごこう)のすりきれ 海砂利水魚(かいじゃりすいぎょ)の水行末(すいぎょうまつ) 雲来末(うんらいまつ) 風来末(ふうらいまつ) 食う寝るところに住むところ やぶらこうじのぶらこうじ パイポパイポ パイポのシューリンガン シューリンガンのグーリンダイ グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの 長久命(ちょうきゅうめい)の長助(ちょうすけ)」 これ、実は、人の名なのです。 物語では、待望の男の子を授かった男は、

          名前にこめられた想い #124 ネーミング

          製造の生産性を向上させる #123 制約理論(TOC)

          マネジメントとは、企業が、その目標を達成するために必要不可欠なものです。 そこには、必ず、マイナス的な制約もあり得ます。 よって、マネジメントにおいては、それぞれの制約を常に顕在化させて改善に努めるとが大切です。 例えば、企業力を評価する場合に、生産性が用いられる場合があります。 生産性は、様々な切り口がありますが、企業の場合は、経費や時間など投じるものに対する売上や利益などの得られる価値の割合になろうかと思います。 製造業であれば、生産性を高める手法と言えば、従来は、コ

          製造の生産性を向上させる #123 制約理論(TOC)

          ドリルではなく穴を求めている #122 ジョブ理論

          現代は、VUCA時代と表現されるように、企業をとりまく環境は、変動的で不確実、さらに複雑で曖昧です。 その様な環境下では、現状は、需要がある製品やサービスであっても、極端な話し、皆無になる可能性もあり得ます。 例えば、顕著な事例がカメラです。 カメラですが、元々は、フィルムカメラでした。 フィルムカメラは、感光剤が塗布されたフィルムに光を当てると起こる科学反応を利用して画像を記録するものでした。 その後のデジタルカメラでは、フィルムカメラで必要だった現像が不要となり、一気に

          ドリルではなく穴を求めている #122 ジョブ理論

          鯉のぼりに籠められた想い #121 登竜門

          現代では、様々な場面でメンタルあるいはマインドという言葉が使われています。 これほどまでに注目されているのは、成長するためであったり、目的や目標を達成する上で欠かせないものだからです。 例えば、目標を達成するためには、経験に裏付けられた知識や技術などが必要ですが、最終的には、メンタル、そして、そこから確立された強いマインドが欠かせません。 メンタルとは、その時々の心理状態や調子です。 対して、マインドはメンタルが起因して確立される信念や価値観であると捉えて良いかと思います

          鯉のぼりに籠められた想い #121 登竜門

          集中力を持続させる #120 ポモドーロテクニック

          人には、それぞれ、持ち得た能力があります。 ところが、持ち得た能力を効率よく発揮することは意外と難しいものです。 そもそものモチベーションが低く、自ら発揮しようとしない人は論外ですが、発揮したくとも、なかなか思い通りに発揮できないのは何故かです。 それは、意識の差なのかと思います。 意識とは、「集中力×継続力」と捉えることもできようかと思います。 自分自身のマネジメントとして、如何にして集中力を高め、尚且つ、それを継続できるかが能力の差として現れてくると考えます。 将棋

          集中力を持続させる #120 ポモドーロテクニック

          価値はイノベーションから生まれる #119 イノベーションのジレンマ

          マネジメントには、マーケティングと共に、イノベーションの機能があるとしたのが、P.F.ドラッカー氏です。 マーケティングは、多くの企業で取り入れられ、既に定着している機能とも言えます。 対してイノベーションは、直訳すると革新などとなり、機能というよりも、ある意味、崇高な位置付けにあるように感じています。 ところが、マーケティングの第一人者であるフィリップ・コトラー氏は、「イノベーションとは基本的に失敗のマネジメントであり、少数のすぐれたアイデアを得るためには、たくさんの劣

          価値はイノベーションから生まれる #119 イノベーションのジレンマ

          為せば成る! #118 大畑大介さん

          誰にでも人生を左右する大きな岐路が、一つや二つあるはずです。 その時に、どちらを選択するかで、その後の、その人の人生を大きく左右してしまうかもしれません。 先般、ラグビーの元日本代表である大畑大介さんの講演を拝聴させていただく機会がありました。 大畑さんは、小学校3年生からラグビーを始め、高校時代に高校日本代表に選出され、大学時代には日本代表に選出されています。 社会人となってからは、海外でのプレー実績も豊富で、日本代表のトライゲッター、エースとして活躍、世界にその決定力を

          為せば成る! #118 大畑大介さん