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人間は言葉を手に入れることで幸福になったのか、不幸になったのか

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人間は言葉を手に入れることで幸福になったのか、不幸になったのか

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  • かおかお【共同運営マガジン】

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    か…「構いません」 お…「おかげさま」 か…「代わりに」 お…「お互い様」 そんな言葉が飛び交う居場所ってステキだなぁと思うのです。 記事という【顔】を合わせて、【顔見知り】になれるようなコミュニティを目指してます。 「近くに寄ったから顔見に来たよ!」 「顔見せにいつでも来てね!」 ゆる~く、でも居心地がいい、そんな居場所づくりを。

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みんな天才

世の中には天才とそうでないひとがいると思っている人が多いかもしれないけど、ほんとうはみんな天才 絵を描くのが上手なひとは絵を描く天才 文章を書くのが上手なひとは文章を書く天才 自分は他のひとより絵が上手じゃないと思っているひともいるかもしれないけど、そのひとも実は天才 自分は天才じゃないって思っているひともいるかもしれないけどそのひとも実はやっぱり天才 自分は他の人より劣っていると思い込んでいるひともいるかもしれないけど、そのひとは思い込みの天才 自分はいつも何を

    • エスパーになるゲーム 上司はなぜかくも曖昧な指示を出すのか

      会社員として勤めたことのある方には身に覚えがあるかもしれないが 上司の指示が曖昧すぎて困るというシチュエーションがある たとえば、下記のような記事のようなケースだ 一般的にはマネジメントの本質として上司の指示が曖昧であることは組織を混乱させるだけであり、マネジメントとして失格だということが言われる だが、一方で松下幸之助さんの下記のような記事もある 松下幸之助さんは曖昧な質問をして、しかも答えを言わずに指示もせずに同じ質問を繰り返す 指示が曖昧なだけでなく指示もなく

      • 第1回消極的選手権

        第1回消極的選手権という画期的なテレビ番組が企画された 積極的なひとを取り上げた番組はたくさんある 成功したひと 美しいひと 勇気があるひと 身体能力が高いひと でも消極的なひとにフォーカスした企画はほとんどない 失敗したひとを取り上げた企画はそれなりにある いかに自分が失敗したか いかに自分がダメだったか いかに自分が間違ったか ビジネスに失敗したひと 有名だったのにお金の使い方を間違えたひと ひとは失敗するためには何かにチャレンジしなければ失敗できない なので失敗

        • 虚空を見つめるおじいちゃん

          むかしむかし、といってもそこまで昔でもなく まだ中国がいまほど発展していなかった頃の話 中国は人が多すぎて仕事がない人もたくさんいる そういう人はよく昼間から公園に集まっている 今は中国も経済発展したので昔より減っているかもしれないけれども あまり減っていない気もする だって人口10億人もいるからね 公園に集まっている人が何をしているかというと誰かが麻雀を打っているのをみんなで見ている笑 中国の人は誰かが論争をしていたり麻雀をしていたりすると周りを取り囲んでどちらが

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          猫の背中がむわい

          猫は愛らしい そして猫と同じくらい猫の背中は愛らしい 猫の背中の愛らしさは愛らしすぎて言葉では表すことができない でも世の中に言葉では表すことができないことはたくさんあって 宇宙の広大さとか 好きなひとに会うときの嬉しさと気恥ずかしさがまざった気持ちとか 偉大な美術作品に込められた時を超えた思いとか どれも言葉で表すことができない じゃあ そういったものが猫の背中の愛らしさと一緒かというと全然違う なので言葉では表すことができないと言っても猫の背中の愛らしさの何

          猫の背中がむわい

          埋まらない穴

          「さっきからずっとなにをしているんですか?」 「穴を埋めているんです」 「ずっとやっているんですか?」 「そうです こっちの穴を埋めようと思って土を掘るとこっちにも穴ができるんです そしてその穴を埋めようと思ってまた隣の土を掘るとこっちにやっぱり穴があくんです」 「いったいいつからやっているんですか?」 「もう忘れてしまいました ずっと昔々からやっている気もします」 「それで少しは穴が埋まりましたか?」 「だめですね まったく埋まらないですね」 「楽しいですか

          埋まらない穴

          おとなのイヤイヤ期

          イヤイヤ期はこどもにしかないと思っているひとが多いけどおとなにもイヤイヤ期がある こどものイヤイヤ期は2歳くらいと言われている 魔の2歳児 そしてイヤイヤ期はしばらくしたら終わる おとなのイヤイヤ期はいつからはじまるのかわからない ひとによって違う ものごころがついたくらいからはじまるような気がするけど ものごころがつく時期もひとによって違う おとなのイヤイヤ期はこどものイヤイヤ期ほど爆発力はない こどものイヤイヤ期は全身全霊をかけていやなものはいやだと激しく主張する

          おとなのイヤイヤ期

          いつもまちがえる宅急便屋さん

          いつもまちがえる宅急便屋さんはいつも荷物をまちがえる たまにまちがえるのでなくいつもまちがえる なので荷物を送っても相手に絶対に届かない 相手から荷物が送られても絶対に受け取ることができない わたしたちは送った荷物は必ず相手に届いてほしいと思うけれども その思いは叶うことはない 大好きなあの子にプレゼントを送っても違う子に届いてしまう お母さんやお父さんに旅行のおみやげをおくってあげても届くことがないので両親もわたしがどこに行ったのかわからない 服を頼んでも椅子が届く

          いつもまちがえる宅急便屋さん

          ハッピーターンが見つからない

          ハッピーターンが見つからない わたしが好きなハッピーターン 世界で一番好きなハッピーターン せっかくのご褒美にとっておいたのに あれほど楽しみにしていたのに 世界で一番おいしいお菓子 ハッピーターン ハッピーターンより美味しいお菓子はない まわりの粉をペロペロ舐めても美味しいしサクサク食べても美味しい まわりの人たちはハッピーターンを食べすぎたから太るんだ ハッピーターンを食べすぎないほうがいいというけれど ハッピーターンのことを何も知らないのに好き勝手なことばかり言う

          ハッピーターンが見つからない

          気になっていたあの人に声をかけるように

          毎日の生活のなかでなにかがもの足りないと感じている人は思いきってやったことのないことをやってみるといいかもしれない なにをやると一番いいのか 意外に自分ではわかっているのに気がつかなかったりする あるいは抵抗していたりする いままでやりたいともやろうとも思わなかったけれどもなにか気になっていること たとえば、キックボクシングを習ったり 歌を歌ってYoutubeで配信してみたり それをやってみようと思ったときの心の変化が参考になったりする やってみようと思ったときに心

          気になっていたあの人に声をかけるように

          しあわせテレビ

          しあわせテレビではしあわせなことしか放映されない 道端に花が咲いたこと 隣の町で子どもが生まれたこと おばあちゃんがみんなにご飯をふるまってくれたこと たくさんのチャンネルがあるけれども、どのチャンネルでもしあわせなことを放映している 天気に関する幸せなこと 町の幸せなニュース どこかの家族の幸せなできごと それぞれのチャンネルごとに幸せのジャンルが違っていたり程度が違っていたり定義が違っていたりする 大感動で涙を流さざるを得ない長編ストーリーの幸せを放映しているチ

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          やりたくないこと

          だれにでもやりたくないことはある 苦手なこと やったことがないこと 気が進まないこと やりたくないことをやるときは憂鬱な気分になったり胸になにかがつっかえたりする やりたくないことはやってもいいしやらなくてもいい やりたくないことを我慢してやるのもいい やりたくないことをやりたくないのはやったことがないので自分が苦手と思い込んでいるだけかもしれない やりたくないことを我慢してやっているとそのうち慣れてきて気がついたら我慢しなくてもできるかもしれない それはひとつの

          やりたくないこと

          AIがさとりをひらく話

          20**年 AIの技術はますます進化し、人間の仕事はつぎつぎとAIに代替されていきました 事務作業、高度な計算、複雑なロジック AIは人間がこれまでに培ってきた技術やノウハウを習得し、人間がおこなえば何千時間かかるような仕事を数秒でこなすようになりました インターネットで人と人がコミュニケーションを取り問題を解決するように、科学が得意なAIと法律が得意なAIが強調して社会の問題を解決していきました 教育は教育が得意なAIが担当し、会計は会計が得意なAIが担当しました

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          人生はなんなのか

          人生は冒険だと思っている人の人生は波乱万丈なことが起きる 人生は過酷だと思っている人の人生は辛いことが連続して起きる 人生は修行だと思っている人の人生は学びにつながるできごとばかりが起きる 人生はお花畑のようなものであってほしいと思っていても、みんながお花畑みたいな人生を歩めるものでもなく、お花畑であってほしいと思っているのにお花畑を荒らすようなことばかりが起きたりすることもある そういう人はどこかでお花畑に囲まれている自分をどこかで許していなかったりする 人生は愛

          人生はなんなのか

          なぐる国となぐらない国

          あるところになぐる国となぐらない国がありました。 なぐる国の住人は、道端で歩いてきた人をすぐになぐりました。 なぐられた人は怪我をしました。 なぐられて怪我をした人のために病院ができました。 なぐられた人はなぐった相手を許せなくなり、訴えることを考えました。 なぐられた人の正当性を証明するために裁判所ができました。 なぐられた人はなぐられないように誰かに守ってもらいたいと思いました。 なぐられた人を守るために警察ができました。 なぐられた人はなぐった人に復讐をするた

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