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ノート イエル ニッポン


【五月病】というやまいは存在しない
「ワタシは毎日こんなに苦しのに」
悩んでいる方には申し訳ないが・・・

五月病被害者の会設立失敗

高校2年生の5月

修学旅行とゴールデンウイークのあと
どうにも体調が優れず
学校を休んだ。
当時【五月病】という言葉はなく
世間的には
「ズル休み」だった。

ゴールデンウイークも
今ほどゴールデンではなかった。

5月4日は平日で・・・
土曜日も半日学校があり・・・
年によって・・・
盛大な飛び石連休が出現した。

連休の谷間
先生も生徒も・・・
いちように元気がなかった。

休んでいる学生は案外少なかったが
普段よりは多めの欠席者・・・

連休が明けると
小生はお腹の調子が優れず
市内の大きな病院へ行った。

担当のお医者さんは父親が
お世話になった先生で・・・
診断の結果
『過敏性腸症候群』だった。

そのまま入院となった。

お腹がくだるだけで

ほかの症状はなく元気だったが
結局1ヶ月間入院した。

お腹以外ほぼ健康体なので・・・
病室を抜け出し近所のスーパーを散歩し
プラモデルや雑誌を買って時間を潰した。
でも・・・時間はあまった。

売店や院内をウロウロし
お菓子を買い食いしていたら・・・
看護師さんに見つかり
お菓子は取り上げられた。

自分ではどこも悪くない・・。
と思っていた。
勉強もほとんどせずに・・・
ダラダラ過ごせる毎日に
不満はなかった。

当時はオールナイトニッポンなど
AMラジオ深夜放送の全盛期で・・・
たけしやタモリ・みゆきに所・・・・

ハガキへ書くネタをノートに下書きして
仕込んでいた。
消灯後の病室で深夜にラジオを・・・
こっそり聞いて

日中には紙のノートへせっせと下書きする。
まわりの大人には病室で勉強する学生に
見えたのかもしれない。

当時のノートはない。
あまりにもくだらない内容・・・
日常への不満を書きなぐられて・・・

ノート※のほうが・・・

※ノートは人称の対象ではない。

一人称の外形化

小生の秀作と駄作を道連れに
突然失踪した。

秀作がたくさんあったのに・・・
返す返すも残念だ・・・

損害賠償の請求方法も・・・
請求先も・・・
証拠自体も小生の記憶だけなので・・・
記憶自体もあやしいので・・・

駄作の証拠なら不要だ。
現在も不要な投稿でnote社の
保存領域を占拠している。
ただ駄作の場合こちらに賠償責任が
生じる危険が高い・・・
読者の方へ
「他言は無用だ。」

入院中ノートにくだらない・・・
意味のない事を書いていたら・・・
いつの間にかお腹はくだらなくなっていた。

くだらない事を書いていたら・・・
くだらなくなったというのは
冗談ではなく本当の話だ。

30代後半になってから

海上自衛隊の部隊相談員カウンセラーになった。
心身疾患予防対策として
職場内カウンセラー促成栽培を実施した結果だ。
野望的な実験に
「強制参加させられた」というのが実情だ。
 
海自には心理適性幹部という職種が存在する。
部内には精神科医や臨床心理士を
それなり抱えているので・・・
その人材を活用し・・・
カウンセラー要員を自分達で
養成拡充しようと予算のない海自は考えた。

メンタルダウン予防を安く済ませ・・・
その企図は・・・
心理士を増員しても間に合わず

にわかカウンセラーの必要数の増大で
自前の栽培では賄えなくなり・・・
産業カウンセラー協会へ委嘱して
当座をしのいでいる。

アメリカなどでも

軍人のメンタルダウンは非常に多い。
海上自衛隊も21世紀に入って
活動領域が海外へ広がり
医師や心理師不足は深刻だ。

専門家不足は補えないが・・・
現場のカウンセラーを充足し
医療機関へ繋げる措置には一定の効果がある。

片手間のカウンセラーはそれほど能力はない。
ただし・・・普段から接する隊員を
注意深く観察すれば
異変に気づく可能性は高まる。

小生が心理学を少しかじったのは
そんな理由からだ。

高2の頃の自分がクスリも飲まず症状が改善した

その理由は

ノートにくだらない事を書いたからだろう。
自分では客観的に気がつけない
悩みや不満を・・・
文字を通して遠回りで知った・・・
間違っているかもしれないが。

不満は抱えるだけでは解消しない

ヒトそれぞれ
いろんな方法で自分を客観視できる。
noteも・・・
SNSも・・・
とにかく
不満を吐き出してみる・・・
楽になるのはずいぶんあとのことだ。

「まわりの目を気にするな❕」
と言ったって・・・‥
無人島※に暮らすヒト以外無理な相談だ。

 ※自分が暮らしていると有人島だ。

14,120の離島のうち有人島は256しかない


いったんそこから離れて…

五月病という言葉には・・・
真面目な人間が
『ズル休み』する他者を揶揄する
ニュアンスを多分に含んでいる。

五月病なんて本当は存在しないのだ。
軽度の心身疾患やその予備群の人々を
嘲笑する造語を
隠れみのにしてはいけないと思う。

あなたが少しくらい休むことを
問題にする・・・
そんな組織には
本来の意味での
「未来はない」

所属する人々が

心身ともに健康であってこそ・・・


生産性があがる

無理を重ねさせないと
上がらない利益や成果なら
継続には限度があり・・・
倫理矛盾を起こしかねない。

いまは堅牢に見えても・・・
そんな組織は必ず・・・
ほころびが生じる。

あなたを生かしてくれる集団は
存在する・・・
まだ巡り合えていないだけ。

セーフティーネットは
こんな時のためにある。
それを使わせてくれないなら・・・
政府に
会社に
日本に

NOと言える

もしもノーと言えない
ニッポンなら・・・
終わっている。

公的な扶助は一応機能している・・・
諦めずに利用しよう。
「いままでまじめにやって来たあなたが
少しだけお休みできる余裕は・・・
日本の社会にまだ残っている。」

とにかく体調や心身が不調な状態で
無理をするのは禁物だ。

小生の弱さも許容してくれるのが
現代の社会だ。

あなたの不調を理解し
手を差し伸べてくれる集団や
個人は必ず存在する。

少し休んだら・・・

ぼんやりとでいいから 
不満をどこかへ書き出してみよう。

小生は紙のノートに書く事で癒され
現代は便利なnoteに癒されている。
自分を客観的に見る事が・・・
現状を正しく認識する最良の手段だ。

note癒える日本

noteにふかく感謝している。

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