山田星彦〈文章・写真〉

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山田星彦〈文章・写真〉

作品の記事はマガジンに分類しています。 作品および表紙画像など全て自作で、代筆・AI等は使用していません。 大学首席中退・永世無職・文豪見習い・村のシティボーイ。

マガジン

  • 霊石典

    ことばには、目には見えない力が宿っています。霊石典では、ひとつの記事でひとつの語句を取り上げ、意味や印象、類語や用例などを探るとともに、その言葉を文章表現にどう活かすかについて、実例を交えて考察します。

  • 日記

    日記です。日々のできごとや、ふと思ったことを書いています。

  • 【娯楽小説】小さな本屋 エクリルエマチエル

    小さな本屋エクリルエマチエルを舞台に、本にまつわるさまざまな物語が綴られます。話はエピソード(折と表記)ごとに独立しているので、気になるものからお読みください。

  • 文芸学習

    文学や芸術について学べる記事を集めました。

  • 短編小説集

    本で数ページほどの短編小説をまとめています。どれも、ひとつの記事で完結しています。

最近の記事

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山田星彦のまとめページ

 こんにちは!山田星彦です。  私のページをご覧いただき、ありがとうございます。  この記事では、何から読んでいいか分からないという方のために、作品を紹介したり、マガジンをまとめたりしています。 ■どんな人? 私は主に小説を書いてnoteに発表しています。作品は、童話・娯楽小説・純文学まで幅広く、テーマも作風も様々ですが、どの作品も「ふかく、たのしく、うつくしく、わかりやすい」ものを目指しています。  また、全投稿をつうじて、代筆・AIは使用していませんし、商品やサービ

    • 【表現辞典】霊石典[つむぐ(紡ぐ)]

      霊石典〈おしらせ・索引〉  今回は[つむぐ(紡ぐ)]です。  「経糸と緯糸で紡ぎ出されたストーリー」という表現には、大きな間違いが含まれています。どこが間違いか分かるでしょうか?[紡ぐ]の本来の意味を正しく理解しましょう。

      • 【日記】一段落したけどまだまだ

        ■お礼  おかげさまで、記事をすこしずつ買ってもらえるようになりました。ありがとうございます。これからは、今の記事公開を続けながら、ショートエッセイや短編小説も書いていこうと思います。あまりやったことのない分野だけど、気軽に読めたり、ためしに買ってみたりしやすいものとして、すこしずつ取り組んでいこう。まだまだ精力的に執筆活動に取り組んでいきます。どうぞ、よろしくお願いします。 ■檸檬  次回から文芸学習で梶井基次郎の『檸檬』を取り上げる。あらためて読み返してみても、やは

        • 【娯楽小説】小さな本屋 エクリルエマチエル〈一折目の物語〉エクリルエマチエルの秘密⑥

          小さな本屋 エクリルエマチエル 扉(概要・目次) 〓 〓 〓 〈一折目の物語〉 エクリルエマチエルの秘密 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ 〓 〓 〓 エクリルエマチエルの秘密⑥  その時です。クータの頭のうえで、ケラケラという笑い声がしました。そして、その愉快そうな声とともに、こんな言葉がクータに投げかけられました。 「ははっ!新入りは辛いねぇ」 クータは壁際に立っていました。それは部屋の角だったのですが、そこには古い本棚があり、その棚の縁にひとりの小人が腰かけていたので

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        記事

          【記事紹介】モナリザが笑うということを、この記事で体験していただけます

           前回につづき、こちらの記事を紹介します。  とにかくモナリザは笑います。  これから、そのやりかたを書きます。 ①じっとモナリザの顔を見る。 ②連続でまばたきする。 ③10回くらいまばたきしたら、またじっと見る。 ④また、まばたきをする。  要するに、じっと見ることと、連続まばたきを繰り返すのです。  すると、じっと見ているときと、まばたきをしているときで、モナリザの表情が変わって見えるはずです。じっと見ているときは、モナリザは真顔に近い穏やかな微笑。まばたきをは

          【記事紹介】モナリザが笑うということを、この記事で体験していただけます

          【表現辞典】霊石典/名作家の文章〈2〉渡辺温『アンドロギュノスの裔』

          霊石典〈おしらせ・索引〉  この記事は、私が編集している『霊石典』の派生記事です。名作家の作品の中から、『霊石典』収録の言葉が使われた印象的な文章を紹介します。言葉に興味を持つきっかけとして、あるいは、言葉をさらに深く理解する参考として、ぜひ本編の記事とあわせてお読みください。 渡辺温『アンドロギュノスの裔』  魔法を使う女が、男を誘うための儀式を行う場面です。呪文という、魔力を秘めた言葉を口に出す動作に、[唱える]が使われています。文章全体に、昔話やファンタジーのよう

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          カバンを買ったら出かけたくなって、芋づる式に金がなくなっていく。

          カバンを買ったら出かけたくなって、芋づる式に金がなくなっていく。

          【表現辞典】霊石典[なびく(靡く)]

          霊石典〈おしらせ・索引〉  今回は[なびく(靡く)]です。  旗などが風になびく様子は心地よく、文章の中にそのようなシーンがあれば、読んでいるだけで肌を爽やかな風が吹き抜けるようです。そんな[なびく]の活用法を学びます。

          【表現辞典】霊石典[なびく(靡く)]

          【日記】本を作ったことがあるけどやめたので小説にした

          ■集客に取り組む  4月から連休明けまでをひとつの区切りとして、新たな活動の形態を整えてきた。『エクリルエマチエル』『文芸学習』『霊石典』のみっつを柱に据えてきたわけだが、ひとまず軌道にのったと思う。ただ、これらは小説や文章の勉強ということで、世の中的には、かなりマニアックな内容なのだろう。ここにどうやって人を集めるかを考えたら、ちょっと外の世界にアプローチしていく必要もあると思う。 ■今週の記事  この一週間にあげた主な記事。 〈↑〉はじめての名詞は[山]。まずは山

          【日記】本を作ったことがあるけどやめたので小説にした

          【娯楽小説】小さな本屋 エクリルエマチエル〈一折目の物語〉エクリルエマチエルの秘密⑤

          小さな本屋 エクリルエマチエル 扉(概要・目次) 〓 〓 〓 〈一折目の物語〉 エクリルエマチエルの秘密 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ 〓 〓 〓 エクリルエマチエルの秘密⑤  小人の少年クータは、長老の試験を突破して本作りの見習いにしてもらい、今は奥の工房へつづく扉の前に立っています。扉といっても、子ネズミくらいの大きさしかない小人からしたら、それはてっぺんも見えないくらいの高い壁です。だからクータは扉を開けられませんが、扉のしたに、ちょうど小人が通れる穴があいていて

          【娯楽小説】小さな本屋 エクリルエマチエル〈一折目の物語〉エクリルエマチエルの秘密⑤

          ベッドで足を伸ばしてるだけなのに膝が痛くなる。不思議だ。

          ベッドで足を伸ばしてるだけなのに膝が痛くなる。不思議だ。

          【表現辞典】霊石典/名作家の文章〈1〉夏目漱石『私の個人主義』

          霊石典〈おしらせ・索引〉  この記事は、私が編集している『霊石典』の派生記事です。名作家の作品の中から、『霊石典』収録の言葉が使われた印象的な文章を紹介します。言葉に興味を持つきっかけとして、あるいは、言葉をさらに深く理解する参考として、ぜひ本編の記事とあわせてお読みください。 夏目漱石『私の個人主義』  夏目漱石は西洋文明をいち早く取り入れた知識人で、明治文壇の重鎮として国民の思想形成に多大な貢献をしました。この文章は、生半可な思考で自我や自覚という西洋精神を振りかざ

          【表現辞典】霊石典/名作家の文章〈1〉夏目漱石『私の個人主義』

          先週、文芸学習の太宰治『走れメロス』が完結しました。 https://note.com/yamadahoshihiko/m/m53ff7473c5ba 全四回をつうじて、作品のテーマや太宰治の人間観などについて考えを巡らせています。有名な作品ですが、たんなる美談ではない、文学としての価値はどこにあるのか?ぜひ御一読ください。

          先週、文芸学習の太宰治『走れメロス』が完結しました。 https://note.com/yamadahoshihiko/m/m53ff7473c5ba 全四回をつうじて、作品のテーマや太宰治の人間観などについて考えを巡らせています。有名な作品ですが、たんなる美談ではない、文学としての価値はどこにあるのか?ぜひ御一読ください。

          昨日、『霊石典』に[山]の記事を追加しました。 https://note.com/yamadahoshihiko/n/n3bf2e4737bf2 [頂][峰][裾][背]など、山にはさまざまな部分があります。ほんの一例ですが、そんな山の持つ豊かな語彙を、文章表現に活かす方法を考察しています。ぜひ、ご覧下さい。

          昨日、『霊石典』に[山]の記事を追加しました。 https://note.com/yamadahoshihiko/n/n3bf2e4737bf2 [頂][峰][裾][背]など、山にはさまざまな部分があります。ほんの一例ですが、そんな山の持つ豊かな語彙を、文章表現に活かす方法を考察しています。ぜひ、ご覧下さい。

          【表現辞典】霊石典[やま(山)]

          霊石典〈おしらせ・索引〉  今回は[やま(山)]です。  [山]は日本人にとって身近な場所なので、実際に見ることも、文章に登場することも多い言葉です。しかし、鉄道や飛行機が発達した現代では、山に登ることはすくなく、その各部名称を細かく気にすることはありません。この記事では、山について知ることで、それを表現に活かす方法を学びます。

          【表現辞典】霊石典[やま(山)]