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今日もいつものすいみん不足。

 やれやれ昨日も早起きしてしまった。

 しばらくあまり眠れていないが体調を崩すこともなくいたって健康なのでこれはもしかしたら老化でぐっすり眠れないというやつなのではないかと思うようになった。

 大学生の頃は朝イチの講義に出なくてはならないのにどうしても起きられなくて危うく単位を落としそうになったことも一度や二度ではない。
  
 前の日に夜更かししたりお酒が過ぎたりすると効果てきめんで余裕でお昼まで寝てしまっていた。

 ハッと目覚めてテレビをつけてみると今となっては懐かしい笑っていいとものオープニングのお昼休みはウキウキウオッチング♪という曲が流れていて、ああやっちまったと軽く後悔したものである。

 あの頃は十二時間くらいは余裕で眠れていたし一日中とにかく眠たくてぼんやりしていた。

 仕事をするようになってからはさすがに寝坊をして遅刻をしたことは数えるほどしかない。

 やはり前日に明け方まで飲んでいる時がアブナイ。

 もういい加減酔っているので時間の感覚が曖昧になっている。

 ヨレヨレで帰宅してスーツを脱いで布団に倒れ込むと新聞配達のカブの音がブーンと聞こえてくる。

 うーん、二時間は眠れるなと思いつつ目覚ましをセットして目を閉じる。

 すると体感では一瞬で目覚ましがけたたましく鳴る。

 そこで起きられればいいのだが無意識で止める事が多々ある。

 次に目覚めたら家を出る時間ギリギリになっている。

 その瞬間の血の気が引く感じというか焦って冷や汗が噴き出る感じはなかなかにスリリングである。

 おわぁとか何とか言いながら起こしてくれなかった両親に軽く文句を言いながらさっき脱ぎ捨てたスーツに再び袖を通して家を飛び出る。
 
 前夜の深酒で頭が痛むし、喉はカラカラである。

 もうお酒は飲まないぞとその時は本気で思う。

 そして就業時間ギリギリで会社に飛び込むと上司からのジトッとした視線を浴びて嫌な気持ちになるのであった。

 そんなバカな飲み方も結婚してからは滅多にしなくなった。

 家に待っている人がいるというのは偉大なもので妻の存在が大きい。

 後は三十代から四十代になるにつれてバカ騒ぎをする仲間がいなくなってきたのも大きい。

 ここ数年はコロナの影響で夜に出歩く習慣が絶えてしまったので、そのまま飲み歩くことも無くなった。

 それでお酒を飲まなくなったかと言えばそんな事はなくほぼ毎日飲んでいる。

 酒量こそ落ちたがお酒自体が好きなので止める気はない。

 まあ酔っぱらうまで飲まないので健全と言えば健全である。

 口に出すわけではないが妻の今日はここまでよ、という視線をひしひしと感じるので飲み過ぎになることは滅多にない。

 過度の飲酒は睡眠に悪影響が出るらしいので本当は休肝日を増やした方がいいのだろう。

 それにしても寝坊助だった私が目覚ましよりも早起きになるとは思っていなかった。

 このペースで行くとお爺ちゃんになったら二時起きとかになりそうでちょっと怖い。

 果たして一体どこまで行くのか?

 ちょっと楽しみな気分もあるが、それは置いておいて昨日の晩御飯を。

 昨日は少しだけ買い物をして帰宅。

 まずは殻付きのエビを洗って塩を振ってトースターで塩焼きに。

 その間に他のおかずを作る。

 ナスのヘタを落として菜箸で真ん中に穴をあけてそこに醤油を垂らす。

 後はナスを揉み揉み。
  
 三十秒くらいしたら柔らかくなるので手で四等分に裂く。

 これでナスの一本漬けの完成。

 もう一品メインのおかず。

 豚ロース肉を細切りにする。

 ピーマンも細切り。

 ニンニクを潰して刻む。

 フライパンに油を敷いてニンニクを入れて香りを引き出す。

 豚肉とピーマンを入れて炒める。

 豚肉に火が通ったらもやしナムルを投入。

 味付けは醤油、豆鼓、砂糖、味噌、酒。

 全体を大きく炒めて味が絡んだら完成。

 エビが焼けたら晩御飯の始まり。

 妻を呼んでいただきます。
 
 昨日は二日酔いだったので休肝日。

 ほうじ茶で乾杯。

 まずはエビから。

 アツアツのうちに殻を剥いてマヨネーズをつけて口の中にポイ。

 プリンとした食感でエビ特有の旨味がなかなかいい。

 マヨネーズとの相性も抜群でこれはお酒かなと思ったが我慢我慢。

 次にナスを食べてみる。
 
 このメニューは妻がテレビで観て覚えたもので初めて作ってみた。

 かじってみるとナスの皮がパツンと弾けてフレッシュな果肉の味が広がる。
 
 醤油だけの潔さできりっとしている。

 製作時間は一分くらいでこの味が出せるのならばお得である。

 ナスの一本漬け、なかなか侮れない料理だった。

 最後に豚肉とピーマンの豆鼓炒めを食べる。

 ハムリと食べるとバランスのいい味である。

 豚肉の旨味とピーマンのほのかな苦み、もやしナムルのショキショキ感が合わさって口の中が楽しい。

 味付けも豆鼓メインで醤油と味噌も入っているのでチンジャオロースに近い。

 それでいてオリジナルの味わいであった。

 これは米だなと思って冷凍ご飯を一膳分チンして二人で分けた。

 妻はエビが大好きなのでモリモリ食べていた。

 お酒を飲まないので晩御飯は割と早めにおしまい。

 サクッと片づけをしてお風呂に入ってから床に就いた。

 今朝の起床時間は午前三時、睡眠時間は四時間半。

 まあ眠れたほうである。

 ああ、しっかり眠れる体力が欲しい。

 やっぱり運動かしら。

 ちょっと小走りをするだけで足がもつれる体たらくなので軽めの負荷から始めたい。

 気候も良いので早朝のご近所散歩からかな。

 はっ、何だか行動パターンがすでにお爺ちゃんっぽい…。

 最近は耳も遠くなってのぉ。

 よぼよぼ。

 

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