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津山ウエストランドでM-1ファイナリスト飯を食べた【アナザーストーリー】

こちらの記事は編集後記になります。本編については下記リンクより動画をご視聴ください。動画が本編だとしたら、この記事はアナザーストーリーみたいな感じです。よろしくお願いします。

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さて、今年の冬の終わり頃に各駅停車で富山県に行ったのだが、そのときに使った青春18きっぷが1回分余っていたので、消費がてら行ってみたかった岡山県津山市に行ってみようと思い立った次第。ちょうど、ウエストランドにも行ってみたかったし、ホルモンうどんも食べたかったし。

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私の生まれた兵庫県と隣接する岡山県は、確かに地図上では隣り合ってはいるものの、体感的な距離としては大阪と京都を跨いだ滋賀県よりも遠い場所のように感じる。
 その理由として、二県をつなぐ路線網の貧弱さや、県境付近が非常に山深いという点が挙げられる。兵庫県から滋賀県へは12両編成のJR新快速がぶっ飛ばしているし、ただ乗っていれば1時間半もしないうちに滋賀県に着く。対して岡山県へは、姫路や相生あたりで強制的に乗り換えが必要だし、時期によっては3両しかない電車に多数の乗客が殺到し、1時間近く立ったまま急峻な山間を揺られることになる。

 ひとつ山越え岡山県。鬼退治への旅は長く険しい道のりだ。

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冬にはライトアップさせられる桃太郎像

大阪駅から岡山駅まで在来線で2時間半もかかる。やっと県境を越えてからが遠いこと遠いこと…。キリンビールのデッカイ工場が見えてきたらいよいよ岡山に入ったなという感じがしますね、毎回。
 岡山駅前の路面電車乗り場から市内へと向かう。JRの駅から微妙に離れているのと、信号を渡らないといけないので少しだけ不便。この日は岡山城でさくらカーニバルなるものをやっていて路面電車は異常な混み具合。好きにしてください、何にせよめでたいので。風は涼しい。

純喫茶でカツカレー

岡山駅を東に向かっていくと、人気も少なくなってくる。表町商店街近くの行きたかった喫茶店でお昼ご飯。揚げ物をしている油の跳ねる心地よい音が聞こえてくる。岡山は結構良い感じの喫茶店が多いから好きだ。

しあわせ

その表町商店街からさらに東に行くと、大きな川にさしかかる。その川に浮かぶふたつの小島「西中島」と「東中島」。しかし、けしてここは大阪府ではない。

転業店舗探しの旅

 ここはいわゆる赤線と呼ばれた場所。それだけになかなか香ばしい建物が並ぶ。転業店舗の多くももう廃業してしまっていてただの空き家になっているが、今でも往時の匂いは残っている。お昼時、開いている店はなくひっそりとはしているが、まだまだ生活感はある。
 最近は私の旅行の裏テーマとして、「喫茶店」のほかに「赤線地帯」を据えている。少しだけ下調べしてから行くようにはしているが、それでも実際に行ってみた時の不思議な達成感ったらない。今しかないものを見に行く、これが私の主たるテーマかもしれない。こうやって盛況だったころの風景を思い浮かべながら街を歩くのが楽しい。

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ジーンズの天日干し

 OMGな光景が広がっている。私からしたらFoolsですこれは。さすが児島、ジーンズの街、のっけからやる気が違う。

サンレモンのパフェ

店の前の大きなレモン。壁を伝って流れる水。転がらないレモン。

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2200円の激安カプセルホテルの朝食

 交通費をケチった上に宿泊費までケチったのに、大浴場と半個室と朝ご飯までついてきて最高だった。部屋数の割に宿泊者が全然いなかったが、何だったんだろうか。自分の中では宿泊費3000円を切るところは素泊まりシャワーだけとかでも十分安いのだが、ここはさらに安いうえに他も充実していた。こういうところに抵抗なく泊まれる自分で良かった。

朝からプリン

 高松の行きたかった喫茶店でモーニングプリンを食べた。

マリンライナーのグリーン席で岡山に戻る

 マリンライナーは、高松から岡山に向かって走るときはグリーン席が最後尾になってしまうので、全面展望の良さが損なわれてしまう。今度行くときは是非岡山側から乗車したいものだ。それにしてもさすがグリーン車、車内の静寂っぷりが半端ない。昼間の役所かと思った。瀬戸内海の水面がきらり。

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津山駅前でレンタサイクルを借りた

 2日目。津山に来たのはいいものの、今回行きたいところは津山駅からかなり遠く、いちいち歩いていたらとてもじゃないが周りきれない。レンタカーを借りる金もないしタクシーもなぁと、シマリがなくて皆にコソコソ笑われそうだったが、一縷の望みにかけてレンタサイクル貸出所へ行ってみる。が、やはり繁忙期ということもあり全て出払っていた。時刻は12時過ぎ、まぁ無理もないかと思い貸出所の前でまた油を売っていると、タイミングよく利用者さんが帰って来た。捨てる神あれば拾う神あり。
 チャリを借りたら行ってみよう。萌えるような桜の咲く丘へ。

お笑いへの愛情こそが衝動

 今回の旅の目的地「ウエストランド」。店名や看板を実際に見たときは感動した。私みたいなよそ者からすれば感激するのかもしれないが、地元の方からすればごく普通のスーパーなんだろう。私も地元の方を装って普通に買い物した。
 サンドウィッチが全然見つからなくて売り場をグルグルグルグルしていたのは少し怪しかったかもしれない。最高な日曜日だった。もっと近くにある気がしていたのにね。

津山から新大阪まで直通バスでひとっとび

 乗車5時間くらい前に予約サイトからバスの座席予約をしたが、もう少し遅かったら満席になるところだった。ギリギリSafe。それくらい結構混んでた、てか補助席が出動するほどの満席。途中の停留所から乗ってくる人も多くいたが、後半のほうのバス停ではもう乗れずじまいで断られていた。このバスのあとに確かもう1本あったが、それが最終だったと思う。それにも乗れなかったらどうなるんだろう。さまよえる青い弾丸になるのか。

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 てことで、岡山は児島・津山、香川は高松、2日間の旅行の模様をお届けしました。岡山はまだまだ行きたいところがたくさんある。岡山には夢がある!

#この街が好き

 



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