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知らない街を歩くこと。

長距離バスと1時間に1本の電車に乗って、初めての街へ。

島根県の西部にある「津和野」。

山陰の小京都といわれ、かつて城下町として栄えた街。
この街へやってきたのは、地域で活動している人たちに話を聞きたかったから。


「多拠点居住」や「移住」、「地域おこし」が話題だから訪れたというよりは、たまたま知り合った人から聞いた土地がどんな場所なのか気になったから。

知らないことを知りたい。そしてその土地の魅力あるもの、人、ことを埋もれたままにするのではなくて、ことばに残しておきたい。

そんなことを、ずっと思っているから気になる場所へは足を運んでいる。



いつもとは違う場所へ一歩踏み入れるとき、ワクワクする。


瓦屋根の家。

細い路地。

ちょっとした大通り。


なんて事のない道だけれど、見るものが全て新鮮で、足取りがちょっぴり軽くなって、どんどん進む。

いつもは伏し目がちな自分の顔も自然と上がって、前を向いたり、キョロキョロ周りを見渡したり。この瞬間を自分の中におさめておきたいと思う。

この街に住んでいる人にとってなんでもない景色でも、この土地に初めて訪れるわたしにとっては見るもの全てが新鮮でワクワクする景色。


知らない街を歩くことは、子どもの頃の自分に戻っていく感じ。

目の前にあるものがすべて遊び場。そんな感覚。


普段の景色も、そんな風に見ることができたらいいな。



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