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不確実な中でたくましくいるために必要なこと

幸せな子供時代というのは予定調和的な世界で、不安とか、不確実性とかあまりなく、食事がいつも出され、興味のおもむくままに挑戦できる世界だと思います。そういう世界に自分がいたことを、ようやく今頃になって思い知り、そのありがたさをかみしめる毎日です。

子供から思春期、若年時代の私はなんでも確実性のある方向に進んでいました。進学先とか、バイトとか、趣味とか、就職先もすべてしっかりした社会基盤のあるところを選んでいました。だから、30代半ばまで大きな不安に向き合ったこともなかったし、その分、井の中の蛙で人の気持ちにうといところもあったように思います。今でも完全にそういう世界から抜けたわけではないけれど、いつのまにか前よりもずっと不確実性の中で生きている自分を感じます。単純にゴールを目指して一直線、というような世界ではなくなっています。到達地点は見えないけれど、足元は光が照らされていて、道だけはしっかり見えてみるような感覚があります。私の現状認識はすごく狭くて、不確かだけど、予想外のよいことがたくさん待っているはずだという励ましのサインもあります。今の私にできることは、道が展開して進んでいくのに歩いていけるよう、自分を整えることだと思います。無理な付き合いをやめ始めたのもその一つです。確実性のために必死に求めるのを卒業して、自分のありのままで、整った自分が必要とされるところにいる人生へ移っていきたいのだと思います。自分にあるもの、自分の強みをしっかり認識して、何度も何度も確認しながら進むこと。不確実な中でたくましくいたいと思うならばそうしたプロセスが必要なようです。

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