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鈍すれば貧する

なぜ食品廃棄は減らないんでしょう


値引きシールが貼られた食品の山々


何割が捨てられるのでしょう


データでは食品の5%から10%が廃棄に回されるとのことでした。


データで出ているのだから、発注数を調整すれば廃棄が出ないのでは?と思いますが、見た目とかも考慮して、発注数や生産数が減らせない、工場等の雇用関係もあるから、ということなのでしょうか。


食品廃棄が増えれば増えるほど、そのツケは私たちに返ってきます。


売上が減れば生産者の儲けも減り、値段が上がり、私たちは買わなくなり、廃棄される


負の連鎖です。


貧すれば鈍するという言葉がありますが、
私は「鈍くなるから貧しくなる」と考えています。


何に対しても鈍くなれば、心も貧しくなる、そう考えています。


人に対して希薄になること

世の中の出来事に無関心になること

食品廃棄しても何も思わなくなること

誰かが傷ついてるのを見て見ぬふりすること

誹謗中傷を書くこと



麻痺しているのです



【いつもその状態】だから




パワハラ文化という言葉も出来たくらい、今の世の中には、おかしな点がたくさんあります。


しかしみんな、心のどこかで、それは仕方のないことだと飲み込んで、生活しようとしている。


ステーキ肉を、噛まずに丸呑み出来る人はどれくらい居ますか?


ご飯だってなんだって、丸呑みすることは出来ませんよね。


それくらいおかしなことなのです。

少なくとも私はそう思います。



迷惑動画を投稿した人を晒し上げるのは正義ですか?


正義とは?という記事に書きましたが

大勢で誰かを叩くのは本当にあなたのしたいことですか?


その子の将来を潰す権利が、その人にあるのでしょうか。


何かしらで社会貢献をして復帰できる可能性もあるはず。


迷惑行為をしてしまった背景が、何かしらあるはずだと、なぜ考えられないのでしょう。


親からの愛情をちゃんともらえてたか?

何かでつまずいてこうなってしまったのでは?何かが原因で社会の片隅に追いやられてしまったのかも?等々


そんな分かりきった事が、今の現代人の一部の人には、わからないのでしょうか。


なぜ、その子を叩くことに時間と労力を割くのでしょう。


叩いたら正義のように振る舞えるから??

叩くあなたが正しいのでしょうか。

多数派に居れば正解ですか。

再生数が伸びれば、人を笑い者にしても良いのでしょうか。


誠実性を問われる世の中において、誰が本当に優しいのか、本質が見抜かれていくと思います。




少なくとも私は人間らしく生きていたいです。色々なものを有り難いと受け取れる人で有りたい。


昔の人は、食べ物は神から与えられたものだと思われてきました。


それくらい、ありがたかったのです。


食べれることが、作物が育つことが

とてもありがたかったのです。


食べ物を粗末に扱えば、そのツケは必ず私たち人間に還ってきます。


食品ロス、食品廃棄量削減の課題はありますが、地域の人口や、購入量から計算したり、商品をシステムで管理し、足りない分だけ発注するという形に変えれば、廃棄量は大幅に減るのではないでしょうか。


食べ物も人も粗末に扱えば、その人も粗末に扱われてしまう。


大切という言葉は、刀が入っています。

肌見放さず持ち歩く刀。刀は武士の命とも言われていたため、大切という漢字には刀が入っているのかも。



さて、最近感動した出来事はいくつありましたか?


絵でも、音楽でも、何でも良い


感動していますか?



何を見ても何も感じなくなったのなら


何かが鈍ってきた証拠かもしれません。


慣れすぎた、傷つかないよう避けた、逃げた‥等など


防衛線を張りすぎると、大切なことに気づかなかったりする。


見なきゃいけないものも見ないように、目を伏せたりするが、それが鈍さに繋がるから、なるべく見ていたいと思う


例えそれが傷つくことに繋がっても、

そこから学ぶことはあるはずだから。


人間には自然治癒力というものがあり、

立ち上がる力も持っていると私は思っています。



鈍くなれば、他人の傷にも気付かなくなる、寄り添えなくなる、自分勝手になる



それが『心の貧しさ』に繋がる


それよりも他者に共感したり、感動したり共有する心のほうがより一層、豊かだと私は思うのです


ほんの僅かな差だとしても、

心が豊かなほうが人生はより豊かで、

より富んだものになる。


誰かを傷つけるのが人生の中心になってしまう人は


果たして、どちらに属するのでしょうか?


富んでいると言えるのでしょうか。


心を壊すのも、

心を育てるのも、

自分の意思です。



あなたはどちらを選びますか?


今回は鈍すれば貧する、というお話でした。

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