ある子供との出逢い・・・

接客業をしていると沢山の人と知り合うことができる。もちろん出会いもあれば、去っていく人もいる。仮にこのまま去る人がなく顧客様がたまれば限りなく爆益を出すでしょう。しかしそうなることはあまり少ないかな・・・

そんなことはさておき、最近であった少年の話を書くことにします。

その子はまだ幼さ残る10代の少年で色々あり今は祖母と暮らしている。一般的に言うところのやんちゃな子で、元気が有り余っているようだ。

ふと、将来何かになりたいのか?と聞くと。1番上に立ちたい!と答えた。それは何故?と聞くと、一番を取らないと気が済まない!とまた答えた。

色々考えを巡らせ「今」この子に最適なアドバイスは何かな。とか自分なりに考えてみた。勿論、幼少期より知っているパーソナル情報を踏まえて。この若いエネルギーを上手に活かせればこの子はきっと大物になる!なんておせっかいな事を考えてしまうのが自分流である。

一通り伝わるかしれない自分の引き出しをすべて話、意見交換をし本人はオーダーのパーマをあてて帰っていった。

最近よく若者が色々と話題になる事があるが、同じくらい大人も違う方向で話題を出している。

「袖触れ合うも何かの縁」などとは古めかしい言葉なんだろうが、これほどデジタル化社会においてアナログの強みは人間臭さではないだろうか?知恵、知識を出し合い関われる周りの人が笑顔になってくれればそれだけでも資産になると思う。

少年は早くに父と言う存在が亡くなってしまい、長男であるプレッシャーや母を守らなくてはいけないと幼くして感じていたんだろう。と、察します。だから全く関係のない髪切るだけのおじさんが偉そうに説教してたまに褒めてやるくらいしかできないけど、1人1人のお客さんのアイデンティティの確立に全力で自分の命を使いたいものだ。

今日、これを書こうと思ったのは数年後、少年が1番になった時の酒の肴にでもなればと考えてみた。

#少年の夢 #アイデンティティの確立

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