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初出社、横乗り

初出社、早朝午前5時半

坊主になった僕は運送会社へ
まずは、仕事を覚えなくてはならないのですが
トラックの助手席に乗り仕事を見学します、
試用期間は、1日5000円だったと思います

その仕事は、大手自動車の製造工場と下請けの製造会社と往復して、
製造のラインを担う仕事でした、

下請けの製造会社で、パレットと言われる部品の入ってた箱を
フォークリフトで下ろし、今度は部品の入ったパレットを積みこみ、
トラックを運転して大手の製造工場でフォークリフトを使い、積んできたパレットを下ろし、製造ラインで部品が使われ、空になったパレットをフォークリフトで積み込み、下請けの製造会社へ戻るという工程でした、

片道、フォークリフト作業が15分、トラックの運転が15分で合計30分
それを往復するので、1ローテーションが1時間それを、1日に7〜8回行うという流れです。

自動車製造工場は、日勤と夜勤があって、
一週間交代で日勤夜勤と入れ替わりします

この作業を同期導入という言い方をしてました
製造ラインと同じように納入するという意味だそうです

この作業は、簡単だと思いますか?

流れは単純なのですが、在庫に余裕がない為
ラインの流れにずっと合わせなければならない、昼夜の交代時は少し多めにしないと反対番(日勤者から見たら夜勤者の事)に文句を言われる

ラインが止まった場合は、動けなくと思いきや
大手の工場のラインが止まっても下請け工場は動いているので
空パレットは運ばなければならない
下請け工場が止まった場合は、一個の部品でもすぐ持っていくなど
対応を求められる作業でした

実は、この仕事は、元々別の運送会社が入っていて
そこから請け負って仕事をする形になっていて
一往復でいくらという単位でした
元請けの運送会社は下請け工場に常駐しており
回数を多く走らせたい為に、
ライン止まらない程度の荷物しか積ませてもらえませんでした

ラインを止めちゃまずいという
プレッシャーはあるが、機械の操作は嫌いではなく、
人間関係が多少ややこしく感じるものの
トラックは一人になれる時間なので徐々に慣れていけました

これがトラックドライバーのデビューでした

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