何故アニオタは嫌われるのか。

2019年ももう4月ですね。

現代社会ではスマホやPCなどでいつでもどこでも動画を視聴できます。通勤中や休み時間などに見ている方も多いでしょう。動画視聴は既に市民権を得ています。

そんな中、皆が大好きなYouTubeにも、安くて人気のアマゾンプライムにもアニメはあるのにアニメオタクは世間から冷たい目で見られますよね。「いい歳してアニメなんて」と。マスコミも、犯罪者の部屋にアニメのポスターが貼ってあっただなんだと騒ぎ立てます。何故アニオタはこうも嫌われるのかを今回2つのパターンで考えてみました。(3分くらいで)

パターン1:アニオタであることが原因で嫌われる

説明していきます。

まず世間一般で叩かれているアニオタとは、ほとんど「萌え豚」か「中二病患者」に分類されます。前者は基本、若い女の子がキャッキャするアニメを見てブヒブヒ言ってる者。後者は異世界だのなんだのでどこにでもいそうな男が活躍するのを見て、「俺みたいだな」とか言ってる者。この人たちに共通するのは、アニメの世界に入り込んでいるという点。実際にはいない女の子に恋い焦がれ、実際にはない作り物の世界に自分を投射する。それだけならまだ問題ないんです。ここからが問題なんです。

アニメの世界に入り込んだ人間は、学校だ家族だ友人だといった現実世界と、アニメの世界とのギャップに苛まれます。アニメの世界にいるような完璧な美少女はいないし、自分みたいな何の特徴もない人間が努力もなんもせず持て囃される舞台も用意されていない。ここで画面の中>現実世界という不等式が成立してしまう。するとどうなるか。現実世界がどうでもよくなり、無気力になり、周りに苛立ち、より一層アニメの世界に没頭していくんです。そんな常に不満そうな人間に積極的に近づいていく物好きはそうはいません。次第に周囲の人間との間に溝が出来、孤独の色を深めていき、周りからすれば「なんだあいつ」「気味悪いな」となっていってしまう。

これがパターン1。

パターン2:嫌われてるからアニオタになる。

こちらは最初から何かしらの理由で最初から嫌われているというパターン。嫌われても何も気にならないというタフな精神性を持った人間はそう多くありません。大抵の人間は嫌われたくないはずです。それでも嫌われてしまっている人間が取る行動は2つ。「好かれるよう自分を変える」か「自分も相手を嫌うことで精神を落ち着かせる」か、です。前者は強い人間。現状に不満があるなら自分が変えよう、自分が変わろうという考えに至る逞しくて賢い人です。後者は、自分も相手を嫌うことで、嫌われても「まあ俺もあいつ嫌いだし」と意図的に妥協点を作る、ちょっぴり残念な人。こういう人たちはどうするか。現実逃避するんです。そしてその逃避先にアニメが選ばれれば、周囲からすれば「あいつ嫌い」→「アニオタらしいよ」→「アニオタ嫌い」の完成。

これがパターン2。

私はパターン2のほうが多いんじゃないかと思っています。そもそも現実世界を謳歌していればそこまでアニメに時間を割かないと思いますし、ましてやギャップに滅入る事なんてないでしょう。わからないけど。

勿論アニオタにも色々いるのはわかってます。ここで書いたような人はアニオタのごく一部に過ぎないでしょう。あくまで「なんでこうも毛嫌いされるんだろう」という純粋な疑問を出発点に書いてみたまでです。



さ、アニメ見よ

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