見出し画像

「夢みる小学校」参加者の感想をご紹介します

2月17日、学校公開の後に映画「夢みる小学校」の上映会を開催しました。

映画「夢みる小学校」ミニシアター系の単館上映で
上映期間も短いことから
「ずっと観たいと思っているけど、なかなか観られる機会がない」
とおっしゃるかたも少なくありません。
というわけで、地域からの参加者もちらほら。

また、何より嬉しかったのは
先生方が参加してくださったこと。
このようなちょっと変わった?先進的な?学校のドキュメントを
保護者や地域の皆さんと一緒に観てくださる四小の先生方の
お気持ちが本当に嬉しかったです。

地域・先生・保護者がつながり
子どもたちや教育について
お互いの考えを伝え合うことは
とても大切だと思っています。
今回は、そこまでの場を用意できませんでしたが
また何かしらの機会をいただけたら
しっかりと”対話”の場を設けたいと思います。

参加したほとんどの方が感想を書いてくださいました。
せっかくなので、いただいた感想をご紹介しますね。


子どもが楽しそうにしている。それが本当に一番大切なんだと思いました。
規則がまったくないことは、大人からみると心配ですが、ゆっくり待って、
子ども達が自分でやりたいようにやり切るまで見守ることが大切だと反省しました。
ずっと観たいと思っていた映画でした。
上映していただきありがとうございました。

保護者

考えること、自由であること、本当に難しいんですね。子どもにはエネルギーがあり、可能性があるということがよくわかりました。
発達障害の話には、ちょっと考えさせる部分もあり、いかにわたしたちが、余裕のない生活を送っているのだな。と感じます。
学校の体育館が映画館なんて、素敵です。ぜひぜひぜひまたお願いします

コミュニティ・スクール委員/近隣にお住まいの地域の方

いろいろ考えさせられました。子どもが発達障害で、カリキュラムがぎっちり決められた学校生活のなかで困難さを抱えてます。子供の自由、居場所をもっと解放できれば、できるのか?とかいろいろ考えるきっかけになりそうです。

近隣にお住まいの地域の方

画一的な授業に付いていけるか、合わせられるかか問われるというこれまでの問題は、それが問題で、そこから脱却する必要があるという動きは確実にあると感じます。
この映画に出てきた学校は、その先行事例であり理想像であるのでしょう。
大事なのは、普通の公立小だからあんなことは体験させてあげられないとか、狭い東京だから仕方ないではなく、可能な限り、子どもが自分で興味を持ったことを追求する機会を作ることかなと思いました。

近隣にお住まいの地域の方

夢見る小学校は、世間一般の知識詰め込み教育ではなく、体験学習が主で、そこから考える力・応用力・発想力などの生きる力や生活力を育てている学校だと個人的に思いました。
人間、それぞれ得意なことと苦手なこともあり、性格も多種多様で興味の分野も違います。
よって、この世は職業の選択の自由があります。学業を頑張らないとなれない仕事も勿論あります。しかし、学業よりも早くから修行して技術を身につける職人等の仕事もあります。
その他にセンス等のタレント性や、アイデアや芸術を活かしたクリエイティブの仕事は学業とはまた違った能力です。
学校もその子どもの個性に合わせて、
選択の自由が身近に幅広くあれば良いと考えます。
自分の個に合わない環境にいると、病気になったり、問題行動がでたり、ひきこもりの原因の引き金になってしまいます。
その子が自分らしく生きていけるために様々な学校があって良いと思います。
しかし、世の中は多数派が過ごしやすいようにつくられてしまっている社会です。
一斉教育は、教師不足や教師の配置人数が少ないため、結果的にそのような構図になってしまっています。
選択の自由として夢見る小学校のような学校が各地に1校以上あれば良いと考えますが、
国が推奨し、教師の働き方改革の改善をしないと、各自の教育者が改革をしていくのは難しいのではないのかと感じた。
なぜなら、映画になった夢見る小学校は生徒たちの学力も高かったため肯定的に受け入れられて認められましたが、学力が低い結果となってしまったら非難が想定されたと考えるからである。
生きる力、生活力以外に学力面をどのように補ったのか方法が語られていなかったので、その点が気になりました。
(受験のテストの問題は机上の学習で得たものが主なため)
よって、子どもが主体的な学校を作るには、専門家などの助言やサポートも必要ではないかと思います。
夢見る小学校は、自由にのびのびと子どもを見守りながら育てていてストレスも少ないと感じます。
この先、AI未来になるので暗記教育ではなく考えて実践する力を育む教育が必要であり、子どもの才能をのばしてほしいです。
さいごに
全ての子どもが輝ける居場所づくりが必要で、学校以外にも身近な公園・インクルーシブ公園の開発や公園で木工作業や料理ができるイベントも毎週のようにあれば子どもの良い発達を促すことになるのではないだろうか。と思いました。

身近な学校で無料で映画をみることができるのは最高でした!!

保護者

見習うべき良いところはたくさんあった。
こどもたちが自主的に考え活動(体験)し、大人たちはそれらをサポートする点。
一般的な小学校は人数が多いので、全てを当てはめることは難しいかもしれないが、そういう意識を持って保護者や学校が子供に接することはできるのかなと。
国がこの映画を推奨するのはどうなんだろうと疑問。
学校自体は良い取り組みをしてて素晴らしいんだけど。
(学校紹介の側面も強く感じたので。)

保護者

子どもたちは、夢の中に生きている。わたしも、夢いっぱいに生きていたことを思い出しました。夢みる小学校には、私が子ども時代にやりたかったことが詰まってました。子どもに戻って、あの学校に入りたい。

映画の中の子どもたちと、上映会スクリーンの前でゴロゴロしたり、走り回ったりしてる子どもたち、どちらの様子もかわいく愛おしく感じました。この会場で観られてよかったです。(走り回る子どもたちをお母さんが注意しにきたのは少し残念だった)

先生にも保護者にも子どもたちにも観てほしい映画でした。
PTA企画素晴らしい!
ありがとうございました。

コミュニティ・スクール委員/近隣にお住まいの地域の方

画一的でない取り組みで、特に実在する学校での実例でとても勉強になりました。子どもも他校の取り組みを見て興味深かったようです。自分たちで調べて実行するような活動を四小でも取り入れてもらえると面白いかもしれないと感じたようです。

保護者
思い思いに楽しむ

子どもが自ら「問い」をもつ力
成長に欠かせない「自由」
子どもを真に「信じる」こと
「やりたい!」が成長と学びのゴールデンタイム

映画から金言を持ち帰った先生方もいらっしゃったようです。



同日2月17日の4時間目には道徳地域講座も開催されていました。

『道徳と他教科との違い。それは、知っていることを、何度も何度もやる
そして、答えはない。』
『大人は「基準」と「環境」を与える』

講師の先生のお話を伺った直後に映画を観て、理解が深まりました。
「生きていくこと」に正しい答えはありません。
成功するようにお膳立てされたレールを与えることが
本当に必要なのでしょうか。

与える「基準」は、時代や社会によって変わるでしょう。
私たちも自らの道徳の「基準」を常に更新し続け
これでよいのかと揺さぶり続ける。

「夢みる小学校」は、解のない人生・時代を生きていくために
幼児・学童・青年期に本当に必要な経験や体験、学びは何か。
そして、私たちの中にある
「子ども観・教育観・学校観」といった”当たり前”を
気持ちがいいほどにがらがらと崩してくれた映画でした。

映画でドキュメントされていた学校やカリキュラムが
”正解”というわけではないと思います。
そのやり方が合う人もいるし、他の方がしっくりくる方もいる。
大切なのは、教育に携わる一人ひとりが
知り、考え、行動を続けていくことなのかなと思います。



自宅の近くで 大人も子どもも気軽に、のびのびと映画を観られる
体育館が特別な空間になる。
反省や改善点も多くありましたが
まずはやってみてよかった。
これを契機に、大人も楽しめるPTA活動が
広がったらいいなぁと思っています。

次年度からは会員さんによる「自主企画」も募集します
「◯◯について知りたいから、保護者向けの講座を企画してみたい!」
「◯◯さんのお話を直接聞きたいから、講演会を企画したい!」
などなど、アイデアだけでもOK👌
お知り合い数人で企画からやります!も大歓迎🙌
詳しくは次号の「ぬくいの森」でお知らせします。


かいちょう

ちなみに…
「夢みる小学校」を制作している「スタジオまほろば」は
他にも様々なドキュメンタリー映画を制作されていますよ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?