知らずを知らずとせよこれを知るなりって言葉知ってる?

エヴァ考察その一

夏休みのせいか、WOWOWで劇場版新世紀エヴァンゲリオン4作品一挙放送していた。つまり、序・破・Q・シン。

エヴァの考察は少しまえに一寸だけしている。シン・エヴァ公開の前で、そしてシン・エヴァ公開して、もう数年経っている

なあ。

考察はあたらずとも遠からずってところかなあ。

ヨウツベで中田敦彦氏の新世紀エヴァンゲリオン解説見ました|とみはじめ (富一慧保 トミハジメケイホ) #note https://note.com/04tomihajime13/n/nb4655b534399


ということで、私のエヴァストックとしては先の4映画と、TV版ランダムに見ている、というところ。

そしてこのシーンのこの意味は何?みたいな考察は、ハマった人達が沢山考察動画をアップしているので、私自身もたくさんのそれらを参考にしてこれを書いているので、ここから上げる記事は考察というより感想に近い。

それらを踏まえて、読みすすめていって下さい。


最終的に私の感想は、このエヴァの物語は全てを網羅しても理解し尽くすことはできないのかもしれないな、ということ、そして庵野監督は意図してそうしているのかもしれないな、ということ。

エヴァ最大の謎とされている、破とQの間の空白の14年間。それこそ映画一本作れそうな怒涛の内容なのに、予告編や他の断片的な絵だけで、サードインパクトが起こったんですよ、のような推測の域を出ない。そしてここが皆の考察動画の最たるものになっている。

これはやはり主人公の碇シンジ君がスリープ状態になっているからだろう。他の人を仮の主人公にして一本作るということもできただろうが、そうはしなかった。

何故か。

一重に、「人生ってそんなもの」みたいな考えがあるからだと私は思った。

主人公のシンジくんだって、どうなればガフの扉が開いて、何が揃えばインパクトが起きるか、など詳しいことはさっぱりだったはずだ。

ただ、数年前に別れた父親に呼び出されていきなりエヴァに乗って戦わされて、エヴァのパイロットをやるだのやらないだのの悶着のあと、綾波を助けるという一心でサードインパクトのトリガーとなってしまう。

Qの話も似たようなものだ。ただ違うのは、破はサードインパクトのトリガーとなってしまった綾波を救った(と思った)シンジ君の行動のあと、どうなったのかはシンジくんの記憶にはない。ただ後々にカヲルくんに説明されて、自分が原因の一部だと教えられたのだ。

シンはそうではない。自分の槍を抜いた行為の後の結果を認識している。そしてきちんと向き合って、そして自分の父親のしでかしたこと、自分は知らなかったとはいえ、その片棒を担いでしまった事を認識していて、だからこそ全ての責任を取ったという流れ。

知らなくてもいいこと。知っておいた方がいいこと。知らなければならないこと。時間が経てば自然と解ること。知らなければいいのに知ってしまったこと。そしてこちらから働きかけなければ知ることができないこと。

これはエンターテインメントだから色々ある。観客をおいていかないようにしようだとか、観客のターゲット層だとか、上映時間とか他諸々。そこにSF要素だとか聖書だとか監督の思い入れだとかたくさんのことが混ざりあっている。

おそらく主人公のシンジ君目線の主流でシンジくんが知ることの出来る要素中心に映画が出来上がっていて、そして人生ってそうでしょ?って言われている気がする。

自分の周囲の人達の経歴や考えややっていることなど理解している人がどれくらいいるだろう。例えばインパクトが戦争だったら、文字の発明だったら、あるいは自動車の発明だったら、どれくらいの人が大元の詳細を知っているだろう。そこに至るまでの行いや伴う出来事の数々を、世の中の仕組みや成り立ちを理解している人達がどれくらいいるだろう。

アダムやリリスが何ものか、というのは宇宙から隕石に乗って落ちてきた、とされているが、エヴァを構成している元は聖書だ、ということはちょっと聖書をかじっていればわかるけれど、聖書のせ、も知らない人にとっては「?」のこと。

とある考察動画で、ある願いを叶えるためには犠牲を伴わなければならない、それはこの話の全般に流れていることとあったけれど、これは聖書(の教え?)が元になっていると思う。

聖書、実は一回手にしたことがある。忠誠心を試すために犠牲、つまり贄を要求していた。しかも自分が一番大切にしているモノ。そんな神様嫌だ、と思って始めの方さらっと読んだだけで早々に手離した記憶が私にはある。

本当のところは人類はどうやって出現したのかは明確には解っていない。進化論が一番信じられているが、一部のキリスト教徒は神が人間を造った、という一神教が本当に信じられている。

などというのも知ろうとしなければ知らないことだし、知っていなくも人生やっていける。これを期に聖書についてちょっと勉強してみようとしてもいいし、このまま捨て置いてもいいし。

SF のパラレルワールド要素も加わって難解になっているけれど話がややこしくもなるし、矛盾も生じるので今回は割愛。

ところで、自分がやった後の結果を本人は知らない、というのは身近だと酔っ払って記憶をなくしたことだとか、はまだマシかもしれないけれど、たまたまタイムリーなニュースがあったから指摘しておく。
そう、「京アニ放火殺人事件」
こんなに人が死ぬとは思わなかった、そう供述しているそうだ。
決してエヴァというアニメーションの中だけの絵空事ではない。

最後にシンジ君がエヴァに乗らない世界を希望した。

これって暗に○☓教否定になっているのかな。少なくても日本はそんなに布教していない。



パラレルワールドとループと輪廻転生


エヴァ考察その二

執筆中。

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