「自分で『始めた』女たち」
「自分で『始めた』女たち」グレース・ボニー
自分でビジネスをしている女性たちがインタビュー形式で紹介されている。
彼女たちの言葉はどれも素敵で励まされるものばかり。
けれどそれよりも、それぞれのページに載っている彼女たちのカラー写真がとても印象的だった。全員の目に強い光と力があった。揺るぎない意志があらわれていた。
ファッションや仕事場の様子も、ひとりひとりこだわりが詰まっていて見ているだけでも楽しい。アートブックとしても素敵な一冊。
その通りだと思う。そして、本当に難しいこと。
人に合わせるのは楽だし、好きに生きるのは楽しい。でも両方、となると一筋縄ではいかなかったりうまくいかないことが多い。
私は今まで人に合わせていたから、自分の好きなように生きられる人が羨ましかった。でも自分の意見を周囲と揉めてまで押し通したいとは思わない。
周りを見ながら自分らしく生きることを目指したい。
この2つは、慎重になるな、自分の思うままにやってみろというメッセージが込められているように感じる。
やはり現状維持では成長できない。私も彼女らのように動き続けたい。失敗してもいい。やらないと何も始まらないよ。
どうしようもなく寂しくて、誰も私のことをわかってくれないような気がして、孤独を感じてしまうときがある。
そんなとき、この言葉を思い出したいと思った。
好きなことを否定されたり、みんなが盛り上がってるのについていけなかったりすると、ああ、やっぱりひとりぼっちだなと思ってしまう。
でも私を否定してくる人なんて相手にしなくていい。つまらない話題に反応しなくていい。
私という人間を簡単に理解してもらえなくていい。
孤独を誇れるように。
そんなふうに、強かに生きていきたいな。
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