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無駄なプレゼント(140字小説)

古希にICカードが送られてきた。送付したのは国だが、何に使えるカードか説明は皆無。問い合わせてみた。
「今にわかりますから楽しみにしていてくださいね」と優しい声のエンドレス。
ずっとワクワクして待っている。もしかしてワクワク感だけのプレゼント?カード作成にも千円くらいかかるのよね?


古希に国からICカードは届きませんでしたが、市から市内だけ割安で乗れる路線バスの交通カードが送られてきました。来月から使えます。ウフフです。


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