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基本、口数が少ないタイプなもので

2年ほど前の夏(2022年)、うちのお店のGoogleサイトの口コミ覧に苦情とも思える投稿を見つけました。
※メールか何かで、「コメントが入りました」とお知らせされた。

で、なんだろ?と思って見にいったところ、匿名の方から「初めての客には無言の店主。もう行かない」と…。

で、ちょっとショックだったんですが、そのまま返信しないのも(なんか負けたみたいで?)嫌だったし、そのままその情報がネットに晒され続けるのもアレなので、なんか防御をせねば…とも思って、「○○さま、ご満足頂けず、申し訳ありませんでした。基本口数が少ないタイプなもので、大変失礼いたしました…」みたいな文章を打ち、コメント返信しました。

本心を言えば、((いや、俺にそれを求められても…))みたいな気持ちでしたし、もちろん僕としても、無礼な接客をしている自覚もなかった。

それに初回のお客様とだって楽しく会話が弾む場合もあるし、常連のお客さまとも長年ゆる~く会話を楽しめてる。

でも、そのお客様が不快を感じられたことは、事実なんですよね。

それに昔から、「あんた、もっと喋りなさい!!もう、暗いわね…」と散々上司に指摘されたし、自分もその喋れないことにコンプレックスもあった。

だから余計に「無口な店主、もう行かない」に、動揺してしまったんですよね。

ちなみにそのクレーム、返信して、((その後、どうなったんだろ・・))とチェックしに行ったら、クレームごと消去されていました。

まあ、ありますよね。
こんな苦情やクレーム。

もちろん「静かで落ち着く」というご厚意を持ったお声を掛けて頂くこともあります。

接客業なので、その辺は無礼があってはならない所なのですが、でも個人の意見としてみれば、会話は願わくば、対象外にしてもらいたいな~という願いも正直な所、あります。

美容師さんと言えど、基本、人見知りだったり、内向的だったりする人もいるんですよね。

まずいのは、ムリしてお客さまを喋ろうとしたり、前回はすっごく喋ってくれたけど、今回は全然喋ってくれない…などの接客にムラがあること。
また、上から目線の意見やアドバイスもお客さまからは嫌われますよね。

ま、その時は無言で僕は嫌われてしまったのですが、万能ってないのかもな、と長年美容師をやっていて思います。

とは言え、ドキッと、そしてピリッと気も引き締まりました。

長年やってると、いろんなことも起きます。
成長のための良きスパイスの機会と捉え、クリアしていきましょうね。

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