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「若い詩人の肖像」について

 本著作は、戦後の正統派文芸活動を全うした伊藤整の告白的自叙伝である。



 少年が青年となり成人となる道程とその心理的移ろいが、明確な散文体で描かれている。また、青年詩人から大人の作家への転進ぶりも読み取れます。

 伊藤整らの文学的功績は、藤村・朔太郎の時代と昭和から平成に生きる我等に橋渡しをしてるとさえも感じました。(伊藤と藤村とのエピソードも、ある意味その裏づけを感じました。)

伊藤整の場合、異性との関わりが作家としての感性を磨き上げたようですね!


かわせみ💎

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