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2話「俺は偽善者なのか?」ポーランドでの初めての難民支援活動

ポーランドでの初めての難民支援活動(3月6日)

前回の振り返りと補足

本題に入る前にざっくりと前回のnoteの振り返りと補足をします。
3月5日に趣味で始めた「おむすびチャンネル」(生配信サイト)で私達が自宅で難民の方々に無料で食事を提供している。との話をしたところ、視聴者(オムサポ)の方々にその行動を称賛していただきました。また彼らから「私たちが今後もこの活動を継続するならその活動を支援する」と言ってもらいました。その後、その日の配信にて「今日の投げ銭を明日のボランティア活動の資金とする」と視聴者さんに伝えました。また、翌日の3月6日にボランティア活動の様子を生配信で発信し、その投げ銭で視聴者(オムサポ)の方々と一丸となって難民支援活動を継続的に続けていくとの方針を立てました。

私の存在意義

この活動では、私はあくまで支援者の方と難民の方々をつなぐ仲介人のような存在にすぎません。難民の方々を支援しているのは皆様であり、私ではありません。(株式会社に例えると、、、支援者の方は株主、私は雇われ経営者。)このコンセプトのもと、重大な決定を行う際は、視聴者の方とライブ配信で話し合い、決定します。簡易的な報告はtwitter (@0611Daikimm)にて確認できます。

「ワルシャワセントラル駅での活動(本題)」

私の初めての「少し大きな活動」は3月6日、初めての生放送配信を行った翌日です。視聴者の方には「若さを生かしたスピード感が好き」。「思いついたことを行動に移す迅速さ」を評価していただきました。(実は、視聴者の方が良い意見や提案をしてくれるので、その提案をさらにブラッシュアップして実行するといった好循環もあります。オムサポの皆様、Twitterでいつも連絡をくれる皆様、改めてありがとうございます。)
  3月6日、この日は手足もガクガクと震える寒さ。床に座って、寒そうな顔をしている子供の顔を見るだけで悲しい気持ちになります。その反面、自国で何が起こっているかも理解せずに笑顔で楽しそうに「きゃっきゃっ」とはしゃいでいる子供達。彼らを見ると、「私が同情心、悲しみという感情を抱くことが正しいのか?」と自問自答すると同時に、複雑な心境になります。あれこれ、いろいろと考え込んでしまう、私の悪いところです。
 しかし、活動初日といったこともあり、「少しでも多くの難民の方を笑顔にするぞ」と気合は入ってました。
 具体的や活動内容は、まず、支援物資が足りていないボランティア配給拠点にて必要物資の聞き取りを行います。そのリアルタイムでの需要をもとに私がスーパー、薬局にて物資を購入して、拠点に供給することです。(需要のない物品を供給してもゴミになりかねないからです)。供給した物資としては、シャンプー、石鹸、消毒液、デオドラント、歯磨き、歯磨き粉、ハンドクリーム、簡易食品、子供用食品、ジュースなどです。
これが初めての物資供給の映像です。クリックするとTwitterに飛びます。

https://twitter.com/0611Daikimm/status/1500454171467784196

この動画はワルシャワ「セントラル駅」の中にある、難民の方専用の休憩所にて、スーパーで購入した物資の受け渡しをしている映像です。私の活動はこれをひたすら繰り返すことです。(正直、絵映えはしませんし、地味ですが、現段階では私にできる最善策だと思っています)

当日のセントラル駅の状況

当日のワルシャワセントラル駅は歩くと肩と肩がぶつかる程に混雑していました。例えるなら朝の通勤ラッシュ時の電車のようです。そのな中で店頭で購入した商品を持って歩いていると、それを見つけた難民の方が私の持っている袋やカゴに手を突っ込み、欲しい物を掴み取っていきます。その様子からは難民の方々の焦りがヒシヒシと伝わってきました。当時は、それぐらい物資も足りていない緊迫した状況でした。この状況を目の当たりにしたことで、「人任せにはできない。俺がやらなきゃ誰がやる。」と使命感に駆られました。セントラル駅での活動後はそこから1,5kmほど離れた「セントラル西駅」での活動を行いました。活動内容と現地の状況は上記の「セントラル駅」での活動内容と同じなので割愛させていただきます。

当日の感想

正直あんまり何も覚えてないです。というのも、初めてのボランティア、緊張感、責任感、忙しさ、ゆえにあれこれ考える暇がありませんでした。
しかし、鮮明に覚えている当時の感情は「不安・迷い」です。
「本当にこれで良いのか?」「俺のやっていることは正しいのか?」「ただの偽善なのか」「SNSで叩かれるのが怖い」などです。
実際にTwitterのDMでも「偽善者ぶるな。〇ね」と連絡が来たこともありました。正直、めちゃくちゃ悲しかったです。「俺、頑張ってるよね?」「こんなこと言われるならやめた方がいいのか?」とネガティブな考えになることもありました。
 しかし、Twitterのフォロワーさんや、オムサポ(おむすびチャンネルの視聴者)さんは、「自分の信念を貫きなさい」「私達はあなたの決断をサポートするよ」「何かあったらいつでも頼って良いからね」といつも温かい声、応援の言葉をかけてくれます。そんな皆様のおかげで私は今のところなんとか頑張れております。
 そんなこんなで、当日のボランティア活動、配信も終わりました。最後になりましたが、私の活動に共感してくれて投げ銭をしてくれた方、いつも温かい声をかけてくれる方、何かあれば情報提供してくれる方、私のことをサポートしてくれる方、いつも活動を見守ってくれる方、皆様本当にありがとうございます。

私の紹介

海外探検隊の大です。24歳。身長175cm。体重85kg。関西の中心地出身。言葉で性格を表すならば「猪突猛進」。元ラガーマン。渡航前は愛されキャラでぶーちゃんだったのですが、渡航後は炭水化物を主に芋から摂取しているため、痩せました。配信では痩せた影響で「男前」と言われるようになり嬉しです。(横に写っているのは身内の娘です)

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皆様へのお願い

このnoteは、少しでも多くの方に読んで欲しい。そんな思いから全てのnoteを無料で投稿する予定です。そのため、「スキ」「フォロー」「オススメ」をお願いいたします。皆様のお手伝いがウクライナの難民の方への間接的な支援につながります。私の友人のウクライナ人、その友人のウクライナ人、全てのウクライナ人をお助けください。記事をサポートしていただいた方、ありがとうございます。活動資金とさせていただきます。

ありがとうございます。

次回

ポーランドで出会ったウクライナ人の方々の悲劇の物語
(変更の可能性あり)

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