見出し画像

「みんなそうだよ」って言わないで。

 私はカウンセラーをさせていただいてます。カウンセリングというものが、もっと身近になったらいいなと願い、活動中です。
 世の中には様々な方が居て、それぞれに自分の感じる辛さを話してくださいます。
同じ出来事をみたとしても 、自分の経験や感覚で色んな見方が出てきます。それは面白い程。あぁそんなふうに見えるんだ、とかそっちに感じたか、とか…。
  でも、世の中には特にカウンセラーに悩みを相談しなければならない決まりはないので、友達や身近な人に相談をした経験のある人は、よく「みんなそんな中で頑張ってるんだから、あなたも頑張って」と言われてしまった…と落ち込んで来る方がいらっしゃいます。
  確かに、悩みのない人っていないでしょうし、どこに行っても合わない人がいたりするとは思うのです。
 ただ、気分が落ちているとか、以前トラウマになるような事があった、とか問題の捉え方が生真面目だ、とかで問題の処理の仕方が複雑になってしまう人もいます。
 「みんな頑張ってる」っていうのは、いいとと思います。ただ、「みんな同じだよ」では無いのだと、私は思うのです。
 私はひとりひとりの心が少しでも楽になったらいいなと願うので、誰でもがカウンセラーとして、親しい人の話や悩みを聴いてあげて欲しいと思います。
  出来れば 、親しい人が悩んでいる姿をあなたに見せた時、そっと肩をさすって 言ってあげてください。

「あなたは本当に 頑張ってる」

 人は、自分自身を人が無条件に認めてくれた時、とても安心します。ここに居ていいんだと。
 時代は多様性を認める時代になってきました。色んな方向や、色んな思いを持っているけれど、人ってそれぞれ一生懸命です!頑張れないという気持ちの時でも、頑張ってきたのを知ってるよ、と言ってくれたら、どれほど嬉しいでしょう!
 どうかお互い認めあって、少しでも心に安らぎがある日々を過ごしましょう。
 花音と共に、願っています。


花音:中平 和寿子




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?