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福岡の現役生活支援員と一緒に考える/障がい分野から見る、あの日から10年

今日3月11日は、東日本大震災がおきて10年目の日。
災害の犠牲になられた方々に心からご冥福をお祈りします。


僕が働く、福岡の「福祉作業所そら」でも、地震が起きた14時46分に利用者、スタッフ全員で黙祷をしました。

https://www.facebook.com/100010620121438/posts/1401203326910325/


10年前のあの日、障がい福祉は何があったのか?私たちは知り、忘れず、教訓にしていかなければと思っています。



東日本大震災では、約2万2000名の方々が犠牲になられ、現在も2500名以上の方々が行方不明です。


障がいを持つ方々の犠牲は特に多く、住民全体の死亡率に比べて、障がいを持つ方々の死亡率は2、5倍に及んでいたそうです。


なぜか?


東日本大震災では地震もでしたが、津波が大きな被害を生みました。

想像してみて下さい。
自分が車いすだったら、すぐに安全な場所に逃げれるでしょうか?聴覚障がいを持っていたら、すぐ異常に気づけるでしょうか?


そして、さらに障がい者を苦しめたのが「避難生活」だったそうです。
避難所の体育館に行っても、知的や発達障がいを持った方々は環境の変化や、集団の生活が難しい方が多い為、なかなか馴染めず、差別や偏見の目で見られる事も多かったそうです。
身体障がいの方も、「トイレができない」などの理由で、半壊した自宅に住んでいた方もいたそうです。


障がいあるなしに関わらず、みんな必死だったんだと思います。誰を責める事なんて、出来るはずがありません。


今の僕に出来る事は、「防災の準備をしっかりする事」「地域の方々と繋がっておくこと」だと思います。

防災グッズは皆さんありますか?
突然くる自然災害に備えておくことは、大切な人や自分を守る為に必要最低限だと思います。僕も今日、防災グッズの見直しや再チェックを行いました。

もう一つは「地域との繋がり。」
僕の働く「福祉作業所そら」は、重度の障がいを持った方々が利用しています。非常時がおこった際に、私たちだけで動くのではなく、地域と協力できる体制を整えておく。

普段からの交流があれば、「○○に避難したらいいよー!」「手伝うよ!」と情報を得る事もできます。

「そら」では、定期的に利用者と清掃活動や、散歩などを通じて、地域の方々と交流を深めています。

「支え、支え合う関係づくり」は、どの業種や職場でも大事ですね。


今日の事を忘れない様に、今出来ることを精一杯行っていきたいと思います。


見て頂き、ありがとうございました。



「福祉作業所 そら」では、利用者のありのままの活動や笑顔、楽しさを発信しています^^

今日の記事はこちらから 

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私たちを知り、障がいを身近なものとして感じてほしいです😊

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