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私は鳥になった

※前回までのあらすじ
ある日、私は鳥になっていた。
なぜだかわからないが、
背中に翼を持ち、自由に空を飛んでいた。

そんな私もあの海の向こう側へ行きたくなった。

私は鳥になった①

私は鳥になった②

リレー小説③

鷹男
「それにしても何故鳥になったんだ?」
「とにかく元に戻る方法を見つけたいが、
今は鳥の様に自由に飛んでみよう」

「おいっ!」

鷹男
「空からみると地上って凄く小さいな」

「鷹男、鷹男!」

鷹男
「誰か呼ばれたような・・・」
「気のせいか!さっ、飛ぶぞ」

パシンっ!

鷹男
「痛っっ、誰だ!?」

「気付けよ!ずーと呼んでただろ?」

鷹男
「な、な、なんだぁー!雛鳥が喋った」

パシンっ!

鷹男
「痛てぇぇ、何するんだよ」


ツクネ
「雛鳥って言うな!俺っちはツクネって言う
立派な名前があるんだ」
「第一に、鷹男より何100年も前から生きてる
からな!」

鷹男
「ええ!?これで・・」

パシンっ!

鷹男
「だから痛いって」
「わかったから、叩くのはやめてくれ」

ツクネ
「わかればいいんだ!」

鷹男
「ところでツクネは何してるんだ?」
「何処から来たんだ?」

ツクネ
「よく、聞いてくれた!俺っちは鳥の国から
来た鳥人さ!」

鷹男
「鳥人??鳥の国??」
「まぁそれは置いといて、僕が鳥になったのも
何か関係あるのか?」

ツクネ
「鷹男が鳥になったのは、俺っちがそうしたんだ」

鷹男
「じゃー元に戻す事も出来るのか?」

ツクネ
「それは・・出来ないっ!!」

ズコーっ

鷹男
「出来ないのか!?じゃーどうして鳥にしたんだよーー。。」

ツクネ
「それは・・・」

ツクネは話した。

平和に暮らしていた鳥の国がある日突然壊滅した
それは、機械王率いる機械軍の仕業だった。
機械王は、鳥の国の姫を自らの嫁にするために
姫をさらい鳥の国を侵略した。

鷹男
「なんて奴らだ!許せねー」
「なら、そいつをぶっ飛ばせばいいんだな?」

ツクネ
「鷹男、俺っちと一緒に戦ってくれるか?」

鷹男
「あぁ!どうせこのままじゃダメだし、その鳥の国に行けば元に戻れるんだろ?」

ツクネ
「あぁ。鳥姫さまなら元に戻せるはずだ」

鷹男
「なら、ツクネ鳥の国まで連れてってくれ」

ツクネ
「じゃー俺っちが案内するから西へ向え」

鷹男
「行くぜ!待ってろよ、機械王!ぶっ飛ばしてやるからな」

パシンっ!

鷹男
「痛ぇぇ。ツクネ!何するんだ?」

ツクネ
「そっちは、北だ」

鷹男
「ごめん、ごめんっ!西だな」

僕はツクネと一緒に鳥姫を救い出す為に
鳥の国へ向かった。

ドカーン!

鷹男
「何だ?」


「これは、これは、醜い鳥人の残党ではございませんか?」

ツクネ
「お前は・・鳥姫さまを返せ!」

鷹男
「ツクネ、こいつは?まさか!?」

ツクネ
「鷹男、こいつは機械軍のいや、機械王の右腕の
1番隊隊長だ」

アイボ
「お申し遅れました。ワタクシは機械軍1番隊
隊長のアイボと申します」
「ここから先は、我が王の命により行かせることはできません。だからここで、灰になりなさい」

ピューン、ピュシュン

ツクネ
「危ない!鷹男、かわすんだ」

アイボ
「これを交わすだなんて、なかなかやりますね」
「では、こちらは」

ドカーン

アイボ
「まっ、こんなもんでしょ!」
「ではワタクシはこれで」

鷹男
「まだ、終わっちゃいね」
「ツクネ、離れてろ!こいつは俺がぶっ飛ばす」

アイボ
「あなたは?鳥人でもなさそうですね?」
「少し退屈しのぎにはなりそうで・・」

バーンっ

アイボ
「うわぁぁ」

鷹男
「どうだい!俺のパンチは」

アイボ
「ワタクシの顔を・・・」
「こざかしい虫めっ」

ブサっ!

ツクネ
「たーかーおー」

アイボ
「心臓を貫きました。ゴミは素直に散りなさい」

鷹男
「うぅぅ」

ツクネ
「くそぉぉ、鷹男?しっかりするんだ!」

鷹男
「ツ・ク・ネ、悪かったな。。」
「どうやら俺は弱かったようだ・・」

バタンっ

ツクネ
「たーかーおーっ」
「ごめんよ、ごめんよぉぉ」
「俺っちが鳥にしたからぁぁ」

ツクネは泣いた。
本来なら死ななくて良かった人間を鳥にした
ばかりにこうなった事に後悔をした。

ツクネ
「くそぉーアイボ!お前は、俺っちが」

パシンっ

ツクネ
「うわぁー」

アイボ
「何度、来ても同じ事です。ゴミはゴミ箱へ」
「そろそろトドメを刺してあげましょう」


「たかお、たかお」

鷹男
「その声はじっちゃん?」

「そうだ、たかお」

「よく聞きなさい。たかおは選ばれたんだ」

鷹男
「選ばれた?」

「そう、たかおは選ばれたんだ!鳥人として」
「だから、たかおに私からこの力をあげよう」

鷹男
「じっちゃーーん」

ドックン!ドックン!

「だから、たかお!
       鷹知尾になれぇーー!」

ドックン!ドックン!

アイボ
「な、なんだ?」

ツクネ
「あれは??鷹男?」
「生きてたのか?」

鷹男
「ツクネ、待たせたな!こからは俺がやる」
「さー機械野郎!いくぞ」

アイボ
「この死にぞこないがー」

パシンっ

アイボ
「なんだと?」

ドカーン!

ドコ、ドコ、ドカーン

アイボ
「うわぁ、何故だ?人間にこんな力が」

鷹男
「おれは、人間でも鳥でもないっ」
「鳥人、鷹知尾だー」

ツクネ
「まさか!?鷹男が鷹知尾??」
「鳥姫さま、俺っちはやりました」
「俺っちは鳥人鷹知尾を見つけました」

バカーン!!

アイボ
「くそーこのハイスペックなワタクシが
         下級な鳥などにまけるとは」

鷹知尾
「どっちが上とかこの世にはない。
   あるならば悪は上には絶対いけねぇ」

ツクネ
「鷹男」

鷹知尾
「ツクネ、やったな!」
「あれ、眠くなって・・・」

バタン

鷹尾
「あれ?ツクネ、僕は?」
「そうだ、あの機械野郎は?」

ツクネ
「何言ってるんだ、鷹男が倒したんじゃないか」
「まさか、鷹男が鷹知尾だったなんてな」

鷹男
「鷹知尾?僕は鷹男だよ」

ツクネ
「おいっ、覚えてないのか?」

鷹男
「心臓を刺されて、そこから意識が無いんだ」
「でも、夢の中でじっちゃんが言ってたな」

ツクネ
「鷹男?どうかしたか?」

鷹男
「ツクネ、どちらにしても俺は鳥の国に
         行かないといけないようだ」
「行けば、鷹知尾の事もわかる気がするし、
人間に戻る方法も知りたいし、なんせ機械王を
倒して鳥姫も救わないとな」

ツクネ
「鷹男ぉぉ」

鷹男
「早速いくぜっ!鳥の国に」

バチンっ

鷹男
「痛てぇぇ、何するんだよ」

ツクネ
「だから、そっちは北だって!」

鷹男
「あっ、西だったな!ゴメン、ゴメン」

こうして、鷹男とツクネは鳥の国へ向かった。

つづく



あとがき

これは、音声配信アプリスタンドエフエムの
配信者の高知尾さん企画のリレー小説だ。
高知尾さんからじゅんじゅんさんへ繋がり
そして、僕へ

なぜ、僕が続いたか?って

当たり前だろ!?

変人同盟のCEOだぜっ!!

さて、この物語の続きをあなたに書いて欲しい。

内容は無いようだが、繋がればきっと大作に
なると僕は思う。
        おやつちんみのユウのほう


ED〜ツバサ
作詞:YunohouOyathuchinmi
作曲:YunohouOyathuchinmi
歌 :今田美梅(Bibai Imada)

鳥瞰 長官 腸管 朝刊

いつも見上げいた空
上から見た景色は何色だ?
それを描いた時
形にした時
それが鳥瞰パース

逆らえない奴がいたら
それは確実に長官だ

腸管は腸の管
干潮は潮満ちる

出来る事なら毎日読みたい
夕刊だけなら朝刊がいい

鳥瞰 長官 腸管 朝刊

干潮 艦長 官庁 カンチョウ

ツバサを広げて今羽ばたけ
例え辛くても
My Favorite Blue 未来(あした)へ

My Favorite Blue  羽ばたけ

My Favorite Blue ツバサを広げて

鳥瞰 長官 腸管 朝刊


OP〜心のなか

作詞:オヤツチンミノユウノホウ
作曲:オヤツチンミノユウノホウ
歌:ching nu(チングー)

飛ぶ鳥の様に自由な 今
このまま身をまかせて

並んでいた・・・
夢を見させてくれるから
いつも見れなくて・・
でも諦めなかった

でも、扉が開くと何故か走ってしまう

ヨコにあるサンドに想いをいれて
出来ればシワがない方がいい
入れたらボタンを押して
シルバーボール願いを

ハンドル!回して!ポケットにオン

今、世界が・・まわる

飛ぶ鳥の様に自由な 今
このまま身をまかせて

朗読

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