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あえて選択肢をしぼる

子どもたちを観ていると

「暇〜」とか、
「何したら良いのかわからん」

とかいう子が居ます。

それも、
結構多い!

その件について

わたしなりの考察を
書かせて頂きますね♪

小さなすれ違い

今日はカレーを作ろう↑となって、

調理と買い物で
役割分担をするとします。

調理担当者が

例えば
「カレー作るから材料買って来て!」

と、頼まれたとして、

質問者は
いつも一緒に食べているから

何を買ってくれば良いかは
解ってくれるだろうと
思ってサラッとお願いします。

頼まれた方は
広めのスーパーに到着すると
中身の具をイメージします。

じゃがいも、人参、玉ねぎ…

あ、ウチのカレーは
いつも牛肉だな〜と

カレー用と書いてある
角切り肉をカゴに
入れて行きます

でね、
カレー粉のコーナーに来ました!

カレールーを買おうとしたけど、
どれ選んだら良いのだろう?

辛さは色々あるし、
メーカーも沢山あるし、

そもそもカレー粉っていうのも
あったりして。

カレー粉?カレールー?

何を買えば良いのか
買い物する人は解りませんから、

適当に何種類か買って
帰る訳です。

でね、帰ってきたら、

家のカレーは
細切り肉を使っていて
カレールーは中辛でした。

ここで頼み主は
「ありがとう」
で良いはずなのだけど、

フゥ〜とため息をついて
こう言う訳です。

「こんなにいっぱい買ってきて…。」

ってね。

これ、
めちゃくちゃ辛くないですか?

じゃ、頼むなよ↑って
なる訳ですよ。

頼んだ方も、頼まれた方も
とっても辛い思いをしてしまう。

頼まれた方は
相手の期待に応えられなくて
傷ついてしまうし、

頼んだ方も
日頃の自分の料理に
関心が無かったのかと傷つく。

楽しみだった夕ご飯なのに
なんだか…ちっとも美味しくない↓

こんなことが少しずつ
積もって行って
大爆発!って

凄く勿体ないと思いませんか?

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もしも小さな商店だったなら

これがもし、
小さな商店しかない町の出来事なら
どうだったでしょう?

お肉の種類も
それ程沢山ある訳じゃないし、

カレールーも
1種類しか置いて居ない。

辛さの違いがあったとしても
こんなちっぽけなすれ違いは
起こらなかったかもしれません。

確かに!
買い物に関しても
大型スーパーであったとしても

双方のコミュニケーションが
キチンと出来ている

又は

伝達をする方も
聞く方も
確認をしっかりとしていれば

様子は違ったかも知れません!

ま、これは
おとな同士の場合なら
出来る可能性がある訳だけども。

もし、子どもたちだったら?

って考えたら、
もはや…パニックになること
想像出来るのではないでしょうか?

カレールーではなく
カレー粉を買って来ても
責められませんよね?

例えを変えて
絵具セットの絵具で
想像してみて下さい。

混色を未だ
知ることもないのならば

全部混ぜてしまって

それこそ大抵
カレー色の絵具まみれに
なっちゃうんですよね!

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選択肢は不自由なんかじゃない

小さい子どもに

多くのものの中から
一つを選ばせることって

混乱を招くっていうことも
なきにしもあらず!

と、
わたしは考えます。

それは
思春期が来てもそうだし、

婚活であっても
選択肢が
多くなり過ぎているからこそ

全てを投げ出しがちになるから
晩婚化や生涯独身率が
上がっているのかも知れません。

全てが自由だからこその
不自由な部分も実は
多々ある訳です。

良く知られている例として
お洋服選びのことが
挙げられたりします。

例えば
G◯Pとか、UNI◯LOとか、
大抵の主要商品は
5色展開な事が多い。

3色のベーシックカラーと、
1色のトレンドカラー、
そしてキャッチーな1色。

人は
3つ以上選択肢を与えられると
一つ選びたくなる

そんな心理戦略の一つです。

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なので、
多くの心理テストも
3〜7択なことが多い。

逆に、

10個以上の選択肢から選ぶ
アンケートが
100問あったとしたなら…

何かしらのメリットが
あったとしても

正直…面倒臭い↓

と思いませんか?

だからこそ
程よい選択肢の数にすることも
大切なことだと思います。

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特に時間に追われていたなら、
質問攻めなやり取りばかりだと
面倒になるのにも似てる気がする…。

(コレが面倒で
 切れた縁ってありませんか?
 私は正直あります…汗💦)

だから最初から
選択肢を適度に減らすことは
子育てに置いても大切で、

沢山の玩具ではなく、
2〜3種類の中から
順番に選ぶようにして行く。

そうして
適度に選択肢を絞りながら
少しずつ変化を加えると、

同じ玩具やメニューであっても
それぞれに新鮮味を
安定的に加えることが出来、

結果、いつの間にか
それが「快」のインプットへと
繋がって行く気がしてるんです。

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選択肢も程良いが大事

規制とかすると
自由がなくなるんじゃないか?

って思う人も
確かに多いとは思うんだけど、

かといって

枠がないと逆に
選択し辛くなる
側面もあることが

わたしのこの
拙い文章で
伝わりましたでしょうか?

自由を求めて
海原に出たとしても

ある程度
目標や目的が無ければ

何処に向かえば良いか
わからなくなる訳です。

子どもたちに関しては
より
発達の段階と順番があるので

あえて選択肢を絞るという
枠を作ることで

創造性を高められることも
あるとおもうのです。

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枠を外せば良いって訳でも
逆に
ガチガチに
柵に縛られるのでもなく、

程よい枠を
段階的に少しずつ
広げて行くことが大切

なのではないかな?

思います。

月齢に縛られるのではなく、
かといって
より高いものを求め過ぎず

親子関係だと
感情と責任に
囚われ過ぎてしまう部分も

第三者としてなら
発見や見立てもしやすいことも
あると思うので、

是非!積極的に
保育者や支援者に
相談して頂きたい

と思うし、

わたしも

応えられる自分でありたい!

と、
思っています♪

Mahalo nui loa♡

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「日本にクリエイターを増やしたい!!」 ★保育士しながら認定心理士資格取得★ パート→非正規→正規(無認可)→正規(認可) →フリーランス保育士・児童指導員 保育士時代に学んだ心理学を 子育てや保育、描画コンテンツに 生かし実践! 主体的で能動的な日本人を増やし続けてます♪