kenohiをひらくまでのみちのり②

こんにちは、kenohiのひかるです。
前回のつづきです。(全5回くらいでおわるかな...)

カフェを開くことを、父島で決意して僕は東京に帰ってきた。

目標は2019年夏ごろOPEN。
スプレッドシートに、がーーーっと思考を整理した。
(今思えば浅はかすぎて恥ずかしいですが、公開します。。。かかったざっくり費用~必要なモノ/コトをまとめたスプレッドシートは最終回に公開します。)

このころはまだ、伝えたいメッセージの幅が広くブレブレでした。
人にきっかけを、とか、人と人をつなげる、とか 今のkenohiでは明言していないものも入っています。

とりあえず、すぐに、物件探しを始めた。
様々なテナント紹介サイトに条件を入力して、通知設定をして。
まあ、全然いい物件は見つからなかったのですが...。

で、一番根幹となるコンセプトも考え始めた。

ちょっと、ここからはお店のことと自分のことを分けて書きますね。

自分:10-12月
帰って来てからというもの、3月までは頑張るんだ、これまで育ててもらった恩を返すんだという思いを持っていたものの、

やりたいことが明確になった中で、うまく仕事と向き合うことができず、
そんな自分を嫌悪して、不眠症になりました。

日が変わる前に布団に入っても、夜中2-4時まで寝付けず、
寝付いても2時間ほどで目覚めたり。

結果、仕事に集中できなかったり、寝坊をしてしまったり。
本当に情けなく、関わっていた方々には申し訳なく思っています。

お店について:10-12月
そんな状態だったので、いつまでに何を決めるかを父島で計画立てていたものの、完全にストップしてしまっていました。

それでまた自己嫌悪...。

ようやく落ち着いてお店のことを進めだしたのは年末年始でした。

このころ、お店についてはこのように考えていました。

・人の相談を受けたい!解決したい。
・相談をしたい、そもそも悩みをたくさん持ってるのは20代後半の女性では?
・相談の内容は、結婚(恋愛)/家庭/仕事 が主であると思うが、それらを一番考える人が20代後半~30代前半あたりの女性だと思った。
・普段からカフェを利用しそう

精神状態も相まって、とにかく不安で、母数の大きいところをターゲットに...と考えていたんです。

でも、年末に『起業の科学』という本を読んで方向性を転換しました。(読んで本当に良かった...)

そもそも、これはベンチャー企業を立ち上げる人向けの本であって、
僕はスモールビジネスをやるので参考にならない内容も多かったのですが、
確か会社の同期にお勧めされて読みました。(國延、ありがとう。)

急成長させたいとか、そもそもたくさん儲けたいとかは全くかんがえてないので。
なので、パラパラと流し読み半分で、実家のコタツで読んでいました。

が、鋭く自分に刺さった部分がありました。

本気で自分ごととして捉えられる、向き合える、共感できる、(顧客の)課題を設定しなさい。たとえ、100万人に否定されても10人にとってなくてはならないサービスにしなさい。
(記憶があいまいですが、大枠こんな感じだったかな)

今のお店、なんだか「当てにいっている」ようなコンセプトになっちゃってるな、うわ、、、ダサい、、、。

というか、主婦の痛みとか、結婚前の女性の課題とか、社会人5-10年目くらいの人の悩みとか何にもわかんないし、共感できるかも不明。

そんなよくわかっていないところに、ただ母数が多そうという理由でフォーカスしようとしていました。

ここからコンセプトを練り直して、自分が心から共感できる、たとえお店が生活が傾こうとも向き合いたいと思える、ターゲットの課題に変えました。

・一人暮らし/上京者/20-30代の男女
・スマホ依存気味。
・土日はだらだらするだけ。でも本当は充実させたい。
・生活リズムが崩れている。
・会社/家族/友人以外の居場所がほしい。

まさしく、僕のことです。


※本当に共感できるのであれば、別に自分の経験だけに基づいてコンセプトを考えなくてもいいんですけどね...。

年末年始に、kenohiのコアな部分がようやくまとまりました。(オープン3か月前)

今日はここまで。
次回は、「結局休職、からの準備期間(前半)」について書きます。

早く書かないと記憶が薄れる...ので週1本くらいのペースで書きたいものです。。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


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