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次男が帰ってきたよ

夏休みということで、次男が帰って来た。

余程一人暮らしが楽しいのか、ゴールデンウイークは一泊二日でしか帰って来なかった。
今回は、10日程帰省するらしく、久しぶりに家族そろってゆっくり話でもして母の手料理でも作ってやろうかとワクワクしていた。

久しぶりに会った次男はかなりデッカクなっていた。
ラグビー部に入部し、体重増量とトレーニングを始めたせいだ。

小さいころからなんでもよく食べ、ぽっちゃり体系だったが、中学生になったころからぐっと身長が伸び、スリム体型になった。
受験期に少し体重が増えた様だったけれど、さすがラガーマンを目指すとなるととにかくでかい!
身長180㎝で体重80㎏超え!腕も脚も逞しくなって本当にびっくりした。

帰省2日目、この酷暑とコロナを乗り切れるように、義理の両親が鰻を食べさせたいと鰻料理店に連れて行ってくれた。
昔から良く通っていた鰻屋さん。普段でなかなかは行けない高級なお店にみんな集合した。

太刀魚のお刺身やボリュームたっぷりのだし巻き卵、炭火焼が香ばしい焼き鳥など…。
おいしいお料理を酒のつまみにしながら、お互いの話しが色々とでき、とっても盛り上がった。
特に新鮮なウニはたまらなかった!海苔で巻いてお醤油をちょこっとつけて…。これが熱燗に最高に会うヤツ。
思い出すだけでたまらんw。

メインディッシュはもちろんうなぎ!
ダブル鰻のうな重、白焼きの定食。鮭といくらの乗った石狩わっぱとのミニうな重セットなど、それぞれ自分の好きなご飯を注文しお腹いっぱいいただきました。(みんな食べる食べる!コロナも吹き飛ばしたなw)

改めて、家族が元気で全員集まれるって本当に幸せだと思った。とっても楽しい時間を過ごすことが出来た。
義父さん、義母さん本当にありがとうございます。

別の日の夕飯では彼女の話なんかをしてくれて…。
以前は聞いてもなかなか話さなかったのに、写真を見せて色々と話をしてくれた。
受験を乗り越え、精神的にも成長したようで、高校生の時には見られなかった明るい表情になっていてうれしく思いった。
近いうちに彼女ちゃんに会えたらいいなぁ。

そう言えば、うちの長男も次男も目立った反抗期ってなかった気がします。
今思うと、口数が少なくなったり、一緒に買い物や外食に行かなくなったりがそれだったのかもしれないけれど。

以前、TVか何かで高校生がこんな事を言っていた。
「今まで(自分に)何にも興味なかったくせに、大学受験になった途端色々いってくる親がウザいんだよ!」

それを聞いたときから色々と子供たちに話しかけるようにしていました。(内容はどうでもいいんです)
時にはウザがられましたけどねw。

部活はどうだった?塾はちゃんと空調聞いてるの?お昼ご飯は何食べた?
最近彼女は?(←当時は一番気になる話題w)
さりげなく聞いて、いつも気にかけてるよアピールをするようにしていた。

そのおかげなのか、面倒ながらも話をちゃんとするし、一つの話題について口論したりもするし、携帯を見ていても一旦止め、こちらを向いて話してくれる。
生まれつきの性格もあるのかもしれないけれど、家族同士で気遣いができていれば、自然と他人に対してもできているんだろうと安心している。

帰省の残り、次男は地元の友人や、高校・塾で共に受験を乗り越えた仲間に会いにいったり、お気に入りのラーメンをたべあるいていて、私も仕事だったこともあり、ほとんど話はできなかった。

最終日、家族みんなでお墓参りをして最寄り駅まで送っていくことに。
次男は「ありがとうございました。」と一言っただけ。
右手でキャリーケースを引き、お気に入りのギターを背負って振り返ることなく帰って行った。

その夜、主人と行きつけの居酒屋へ。
ほろ酔いで今日の次男の後ろ姿を思い出し、思わず本音。
「子育て終わったんだね。なんかあっけなかった。」(もっといろいろしてあげたかった)という言葉をぐっと飲み込んでほろり。

次男は特別生活に困っているわけでもなく、友人もたくさん出来たし、部活もサークルも楽しんでいてアルバイトも始めている。
全て順調で何も心配はいらないのに。私も主人もそうやって親からだんだんと離れ独立し親になったんだけどね…。

「まだおわってないよ!!この093母さん日記を書き終えるまではね!」と主人が一言。
そして、コエド生ビールとローゼスロックでもう一度乾杯をした。

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