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今週のキングダムPART83第723話「飛信隊の道」


初めに

 

 今回の話はいよいよ、李信の真価や、彼の道が確立された回だったと思います。これまで、読んできた人なら、感慨深い気持ちになると思いますが、新たに読んできた人は、彼の変わらない姿が、印象的でしたね。
 一方、桓騎様の弱点が明らかになったりと今後の展開に暗雲立ち込めるような内容と目が離せない本作についての情報をお届け致します。
 勿論、アニメの情報もお届けいたしますので、お楽しみに。
 詳しく知りたい方は、上記のリンクを御確認下さいませ。

キングダム第723話「飛信隊の道」感想戦

第一章 「限界」

 前回、李信と羌瘣により、掘り進んだことにより、ようやく、脱出の道が見えて来ました。あんなにイキってた豪座公は瞬殺されました。
 ようやく、限界を迎えた羌瘣。それを抱き抱える李信は労いの言葉を送ります。此処は胸アツでしたね。本当に苦労が報われたというか、満身創痍だっただけに、余計に来るものがありましたね。眼が休んでる2人も良かったです。

 すると次々と現れる仲間達、どんどん進む展開に呼応するように、河了貂も現れ、2人を邪魔します。そりゃそうだ、休んでる場合かだし、苛々するという文言を聴く限り、嫉妬もあるんだろうね。
 淵さんが、負傷兵を集め、何とか、この道を確立しようとしていましたが、李信はまだ終わっていないと告げます。
 それは蒙恬率いる楽華隊の率いる場所でした。

第二章 「脱出」

 一方、愛閃達、楽華隊ですが、楽彰達に、大苦戦。最早、限界かと思われたその時、李信と羌礼達が駆けつけ、彼等を助けます。
 どうして、こんな無駄なことをするのかと愛閃は訴えますが、楽華隊も一緒に脱出しねぇと意味ねぇだろうがの言葉に。これぞ、飛信隊の真骨頂ですね。彼等の誰一人見捨てない生き方が伝わって、心に来る場面でしたね。

 しかし、フーオンと楽彰が2人を飛信隊を妨害しますが、あれだけの傷を受けながらも、何とか、立ち回ります。その甲斐あってか、最終的には愛閃の一打で、楽彰を落馬させ、飛信隊の道に行くぞと楽華隊全体含め、脱出に成功します。
 それは李牧が半年掛けて作った集大成のようなそれを多くの犠牲を払いながらも、李信の本能が覆した場面となりましたね。

第三章 「弱点」

 脱出は見事に成功し、遠くから傍観する李牧も称賛の言葉を贈ります。最早、傑物の域と称賛するだけあって、これまでのことを思えば、ようやく、好敵手とまでは行かずとも、認められる程の実力者になったということでしょうか。
 しかし、この程度では、勝敗に変更は無く、二度と彼等を関わらせないと断言する辺り、まだまだ、余裕の李牧率いる趙国軍。
 今回の目的はあくまで、桓騎ということも分かります。警戒を強める配下達ですが、李牧は何もしてこないと断言します。
 それは桓騎が李信のような普通の将が持つ才覚を持ってないことに由来し、それこそが、桓騎の弱点と語る李牧。果たして、彼の弱点とは?

まとめ

 今回は長きに渡った宜安戦の闇の穴を脱出することに成功した飛信隊の大活躍が描かれていましたね。不可能と思われていたこの戦いに於いて、少しばかりホッとした気持ちになりました。
 それだけに、失った物は甚大で、岳雷の死から、蒙恬の負傷と危機的状況ばかりが、続きましたが、それだけに、ここでの勝利は小さいかもしれませんが、秦国としては、大きいと思います。
 今回はそれぞれが、それぞれの出来ること、最善を尽くし、奇跡を起こすのではなく、必然になる為の一歩を積み重ねていく戦いだったと思います。皆が死力を尽くし、一時は危機的状況かと思われていた最中で、掴んだ道。これまで、飛信隊が、苦労してきた全てを出し切り、掴んだ勝利だと思います。
 一人が欠けていたら、掴めなかった勝利だっただけに、この勝利は大きかったし、巻頭カラーに相応しい内容だったと思います。

 愛閃達を助ける為、リスクを負ってでも、助ける姿こそ、飛信隊らしさが詰まってましたね。打算が無かったとは言いませんが、殺戮や略奪が跋扈する戦争に於いて、彼等のような正しく生きることの難しさを知っているからこそのこの場面で、未完と思ってた飛信隊が、完成した印象が強いですね。
 余計な一言ですが、蒙恬無しじゃ、厳しい盤面も大きいというメリットもあるかもしれませんが、それでこその今回だったと思います。

 最後に楽彰を落馬させた愛閃の底力が凄いなに尽きたね。彼の怪力を十全に活かせる場面があったら、どうなっていたことかと思うと残念ですが、すぐにその機会に巡り合うことになると思います。

 李信達は、それまで居た場所に戻ったと思いますが、すぐには復帰は無理そうなので、休養が必要ですが、果たして、そんな機会が与えられるのか?

 今回はそれ以上に気になったのは、李牧の言う桓騎の弱点です。李牧が言うだけに説得力も大きく、王騎将軍を倒した時のような自信があるんでしょうね。

 ここからは、僕自身の感想ですが、桓騎の戦い方は、行ってしまえば、盗賊であることを全面にしたものが、大きく、戦に於ける不意打ちが、特殊で、武人が考えない発想に依存していると思います。
 これまでの戦もそうでしたが、遮蔽物や紛れてという戦いが、基本だったと思います。鄴攻めの時もそうでしたが、それと言った行動が無かった印象がありますね。
 しかし、今回は敵が一杯で、そんな策を弄している間に、味方が多数、死傷するという展開も充分、あり得ます
 指揮や連携は取れてるものの、型にハマらない戦い方が、中心だった彼等だけに、その型が無ければ、何も出来ないに等しく、機能しないということなのでしょうか?
 軍は多くの戦略や、軍略を体に叩きこまれ、その戦略を見破られることはあれど、その時、その時で対処してきたかもしれません。
 逆を言えば、盗賊だけでの彼等にとって、桓騎が何も出来なければ、殺して下さいどうぞと言ってることと同義に近く、前線が崩壊するのも、時間の問題というのが、僕個人の感想です。
 間違ってる可能性が、高いですし、それなりの戦い方が、分からないわけではないだろうと期待しながらも、果たして、李牧の言葉は正しいのでしょうか?
 このままだと、敵の罠に掛かり、あんなにカッコつけただけで、死傷者だけ出してだけのイキり桓騎になってしまう可能性が高いですね。
 流石に、それは酷いので、何かあるかもしれませんが、それにしても、この現状を覆すのは、無理なんじゃないかと思いますが。
 ただ、才覚という言葉なので、これは当てはまらないかもしれませんね。これが意味するところを早く知りたいもんですわ。
 それに、桓騎様のカッコよくて、強い場面を見せて欲しいので、このまま、終わるだけは、本当にやめてよね。


 次回、お楽しみに。

キングダムアニメ第4期第10話「中華の注目」感想戦

 

 
 今回は三日に及ぶ著雍攻略戦最後に向けての準備段階が描かれていましたね。騰さんにとって、若者の成長を願ったりする姿は、王騎将軍に出来なかったことの一部かもしれませんね。
 録嗚未さんが蔑ろにされながらも、やる気を示す場面好き。この人、もっと、報われてもいいんじゃないのかな?

 大将軍への一歩に相応しい戦いと言っても、過言ではない位、各隊の成長が問われる今回。何だかんだ、信も王賁を認めているのが、良かったですね。
 いよいよ、迎えた三日目。果たして、辿り着けるんでしょうか?
 個人的に、次回の見所は、前回はボコボコにされた王賁のリベンジマッチですね。彼は身を切る傾向があると羌瘣が指摘してた通り、父親への反抗期とも取れる思いがあると思います。
 紫伯と王賁、槍と槍を極めんとする2人の猛者による激しい戦い、お楽しみに。
 次回キングダム「修練の日々」お楽しみに

最後に


 今週は、キングダム第65巻が発売されました。今回も、濃密な内容盛り沢山な上に、12話なので、見応え抜群ですので、必読よろです。
 漫画だけじゃ、世界観を上手く理解出来ないので、コミックスは最高ですね。個人的にキレる李信が良かったです。
 そんな盛り上がりが止まらないキングダムをこれからも、宜しくお願いします。
 最後まで、読んでくれた方はスキとコメント宜しくお願いします。
 それでは、皆々様、御武運を!!!!

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