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今週のキングダムPART84第724話「四つの大戦」


はじめに

 今週は李牧様が、結構前から言ってた桓騎の弱点についての概要から、彼を貶める方法まで。いよいよ、伏線回収と思いきやの怒涛の展開の始まりと益々、期待大な今回です。
 勿論、アニメの感想もお届け予定ですので、お楽しみに。
 詳しく知りたい方は上記のリンクを御確認下さいませ。

キングダム第724話「四つの大戦」感想戦

第一章「信頼」

 前回で、ようやく、逃げ出すことに成功した飛信隊と楽華隊。その一方、桓騎達の本陣はがら空きになってしまい、趙国軍の精鋭を使わずとも、終わることが出来ると確信。包囲は突破出来ない程の完璧で、最悪なまま。

 壁率いる軍はその攻撃を一番まともに喰らっていますが、彼は諦めず、ここで己のやるべきことを全うするようです。配下からは、李信達のように、包囲を抜けるべきと言いますが、山の民はそんな無責任な真似をするような男ではないと述べ、もし、生きて、帰れなかったら、ブネンに怒られるとボヤキながら、目の前の敵に立ち向かっていきます。

 如何に壁に対する信頼の情があるかが、伺えて、彼の姿勢と人柄も、将軍に必要な素質なんですわな。敵をなぎ倒すだけが、将軍の条件じゃないんですね。どうか、報われて欲しいもんですわ。

第二章「動けない」

 一方、桓騎軍は正面から、危機的状況が見て取れるようなまでに、大ピンチ。摩論も、どうするのかと桓騎に聴きますが、焦る様子もなく、別動隊を動かして、急を凌ぎます。当然、摩論は声を荒げますが、この余裕は何?

 ようやく、李牧のターンとなり、彼の弱点について、語ることになります。それはこれまでの四つの大戦で、彼が証明していました。
 デビュー戦の玄峰の戦い。その時は奇襲により、撃破。次の合従軍戦も、成恢を奇襲で撃破。慶舎も、奇襲で撃破。そして、前回の扈輒の時も、奇襲で勝利と全てに於いて、奇襲で勝利したのでした。

 即ち、彼は奇襲以外で勝ったことが無い。それだけで、ここまで、来てしまったということ。黒羊丘も、隠れて観に行った経緯があり、丘を取れば、確実に勝てたことを捨てた時点で、確信を持てたとのこと。
 夜盗になった経緯や、才能のみで、出世し、蒙驁の側近に成り上がった経緯含め、ちゃんとした正攻法を学んだことが無い、奇策しか知らないからこそ、彼の弱点に至ったとのことでした。

 その為の半年、その為の人海戦術と物量によるゴリ押し戦略。正に打つ手がない程、強力で恐ろしい程に強い最強の一手と言えるでしょう。

第三章「十字」

 桓騎は正攻法を知らない為、このまま、時間を掛ければ、掛ける程、勝利は決定的となり、何も出来ないままに、潰れることだろうというのが、李牧の見立てのようです。
 一方の桓騎軍も、摩論も、大ピンチというのに、慌てない彼に声を荒げます。そして、空を見つめ、桓騎は微笑み、配下達に、伝令を告げます。


 「桓騎軍でそれぞれ頭張ってる全頭達にだ。」

 それから、桓騎軍はようやく、動き始め、その動向を注視する李牧。
 摩論や他の配下も、その伝令を各地に伝え、どんどん、動いていく陣形。
 ようやく、完成が見えてきましたが、摩論達は何も知りません。知っていても、わけが分からない状況。危機的状況だからね
 すると桓騎は敵を十字型になった陣形で、敵を囲い込むという奇天烈な戦略で、戦術を披露し、李牧を戦慄させます。そして、薄気味悪い表情で、微笑む桓騎の姿で終了。
 ここから、桓騎のターンが始まるということなのでしょうか?李牧、話と違うやんけ。

まとめ


 桓騎様は奇策以外知らない。まぁ、これだけ、ヒントがあれば、流石に分かるかもしれませんでしたが、それにしても、それだけで勝てた才能よ。
 武人らしさがない、勝つ為なら、何でもする。例え、卑劣と罵られようが、何と言われようが。それだけで、成り立つ桓騎様の凄さとその脆さ。
 この戦でよく分かるのは、桓騎様を倒す為だけに、李牧が用意した人間の森の用意周到さ。戦の絶対数を誇る物量による攻撃での完勝という原始的ではあるものの、確実に勝つ為の最善策。小技を討たせない為の秘策としての完成度の高さが伺える回となりましたね。
 やはり、桓騎様の人気の高い理由の一つがこの奇策に集約されており、型に嵌らない戦略で、相手を倒し、容赦しない残酷さがウケてたと思ってただけに、今回は何とも。それだけに、今回の展開は、燃えましたね。

 ここまで、良いとこなしの秦国軍。命からがら、逃げ出せた李信達だけで、状況は最悪のまま。その上、あれだけの戦力差。如何に鬼才・桓騎様と言えど、無理だろうと思ってた矢先の最後の策は、わけがわからないよ。
 李牧の考えの先を往く展開だけに、これが意味する所の答えが欲しいですね。それをした所で、勝てるわけではないだろうけれど、期待したい所が大きいですね。

 そろそろ、回想で蒙驁様出て来て欲しいです。こんな弱点を、彼が知らないわけでは無いだろうし、嬴政にすら、心を開かない彼が、何故に白老には心を開いていたかの理由も知りたいですね。
 それ以上に、桓騎様大好き勢として、僕自身も、この展開は凄く嬉しいし、凄い傷跡を残して欲しいと心底、思ってます。どうか、カッコいい桓騎様が、見たいので、盤上をぶっ壊すような奇策お待ちしてます。

 それに、戦はまだ始まったばかりという言葉通り、彼に勝算があるからこその戦略なんでしょうが、果たして、必ず上手くいくのか?


 次回、お楽しみに。

キングダムアニメ第4期第11話「鍛錬の日々」感想戦

 遂に迎えた著雍攻略戦最終日。泣いても、笑っても、ここで攻めないと終わってしまう秦と魏の戦い。
 今回は満身創痍の王賁と紫伯との一騎打ちが、描かれていました。
 作画が、滅茶苦茶、脂っこい戦いが展開されていて、胃もたれしてしまいました。それだけ、苛烈なまでの突き合いだっただけに、見て居るこちらも、手に汗握るような場面が続きましたね。原作を知っていても、息が詰まりました。

 最初は劣勢と思われていましたが、戦う中で、成長を遂げる王賁。それに限らず、彼の鍛錬の過程が描かれており、父親を憎んでいると言いつつも、短いやり取りとはいえ、槍で繋がれた家族の絆が何ともね。
 王賁が、気付いた違和感の答え。それは、生への執着が無かったということ。彼は守るべき場所を守らない闘い方をすること。それが、型を上手くはめた王賁の槍のテリトリーに掛かれば、大した問題ではないということですね。
 それも、日々の積み重ねあってこそなんですけれども。
 そして、決着の時。最初は、紫伯の槍が王賁の肩を掠り、危ういかと思いきや、カウンターで、彼の心臓を貫いていきます。これは思い出しただけで、頭がトリハダ経って仕方ないですね。
 彼が目指すのは、只の将軍ではなく、大将軍であること。その為なら、どんな犠牲も厭わない、どんなに傷ついても、構わない。彼の生き方が、込められていたと思います。それ位、彼の覚悟と執念が込められた一槍だったと思います。

 一報、紫伯は走馬燈のように、思い出すのは、紫季歌と出会いと別れ。彼にとって、どれだけ、彼女が大きい存在だったか。そして、彼は自分で死ぬ道を選ぶのではなく、誰かに解放されることを願っていたことを象徴しており、ようやく、会えると思っただけで、凄くしんどくなりました。
 彼の人生は正に立ちはだかる敵をその槍術のように、追い払うことが全てでした。どんな敵も、倒しまくり、皆が死んでも、生き残り続けて来た彼だからこそ、最期は誰かに殺されることで、完結するという終わりは、何とも、儚く、常人には図ることも烏滸がましい程の境地だと思います。故に、生まれ変わって、幸せになって欲しいものですね。

 この展開には、無理ゲーだろと思ってた関常さんも、ビックリ。彼もこれから、王賁を時に支え、時に守る欠かせない漢になるので、今は嫌いかもしれませんが、これからに期待していて下さい。
 一応、敵は倒しましたが、まだ終わりではないことを忘れてはならない。

 一方、凱孟と信の戦いは、まさかの信を囮にして、羌瘣が呉鳳明本陣へ向かうという骨を斬って、肉を絶つ作戦に打って出ます。それだけ、凱孟という漢のデカさと荀早の知力の前には、先に進めないという判断あってこそなんでしょうね。

 果たして、三隊同時突破は成功するのでしょうか。そして、信は生きて、この戦いを終わらせることが出来るのでしょうか?
 次回キングダム第4期第12話「傑物達の時代」お楽しみに。

最後に

 今週も最後まで、読んで頂き、ありがとうございました。

 来週は更新できるか、不明ですが、宜しくお願いします。

 最後まで読んでくれた同志はスキとコメントお待ちしてます。

 フォローとキングダム同盟も、お待ちしてます。

 それでは、皆々様、御武運を!!!!






今回の名言
 
「死人の分際でっ!!道を塞ぐな!!貴様っ!!」

王賁


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